ケーススタディ

展示会場という限定された空間で、感動すら覚える最高品質をどう伝えるのか?

1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、40年以上の歴史を持ち、アメリカのSEMAショー、ドイツのエッセンモーターショーと並んで世界3大カスタムカーショーの1つとも言われる「東京オートサロン」へのご出展サポートを行いました。
ガラス系コーティング被膜に高レベルの撥水性能を付与された、硬質ガラス状被膜による超耐久性と驚異的な撥水性を発揮するガラス系コーティング剤「G'ZOX」のブランディングブースです。最高品質の撥水性により、愛車本来の輝きを引き出す製品の訴求をしたいというご依頼でした。展示会場という限定された空間で、「車の輝き」をどう魅せるか?が鍵となりました。

情景が思い浮かぶことで体験が自分ごととして
フィードバックされる

「コーティング剤によって輝くボディ」の魅力の表現は、端的に言えば照明を当てて目立たせる、他の製品と撥水性の違いを実験するなどの方法が思い浮かびますが、普段の生活の中に車がしっかりと落とし込まれていて、コアでハイエンドな需要を持った来場者が多く訪れる「カスタムカーショー」である東京オートサロンでの発信としては弱いと考えました。生活の中に愛車があり、より魅力的に愛車を魅せたい来場者への訴求には「この製品によって自身の愛車がどれだけ魅力的にパワーアップするか」というリアリティが必要ではないか?

来場者の愛車との生活がどう変化するか、その情景が脳裏に鮮明に想い浮かぶこと、ブースでの体験がリアリティをもってフィードバックされることを目指してコンセプト設計を行います。

ターゲット設定の明確さが
デザインの説得力を増していく

ブースデザインの構築にあたり、どのような情景を表現するのかを考えるには「ターゲット」の属性が明確になっている必要があります。
今回は車の輝き、その傍にいるオーナー(ユーザー自身)、そしてその車を見る不特定多数の存在、プレミアムな空気感を纏いながらドラマチックな街並みや街灯が、情景の写り込みがさらに車体の輝きを深く魅せていく。ラグジュアリーな車を所有し、夜の都心を駆け抜ける存在感を表現する。方向性で目指すべき世界観の属性をターゲットとして設定しました。

コントラストを抑える事で浮かび上がる存在感

製品展示において、製品が白いから背景を黒くするなど、製品とブース全体の色を対比させる事で製品にフォーカスしたブースにするという考え方は一般的ですが、今回は「情景」「街並みの中」での存在感をどう表現するかがポイントでした。
そのため、あえて、ブースも黒、車体も黒とすることで、ブース内のでの映像や照明、対面のブースなどが車体に「反射しやすくする」事で、車体は黒いのに「製品によって生まれる輝き」が強調されるブース構成をご提案しました。

色とりどりのブースが存在する展示会場において、漆黒のブースデザインと動きのある映像や照明、それが反射する車体の異質さが目を惹き、多くの来場者の誘引に繋げることができました。



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