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化粧品に関する展示会。出展で商談につなげるには

日本は、化粧品産業において世界で大きなシェアを獲得している一方で、アジア圏によるメーカーの台頭によってグローバル競争は激化しつつあります。

化粧品・美容業界に携わる企業が持続的な成長を目指すには、さまざまな業界関係者との協働や新たな販路拡大に取り組むことが重要となります。

そうしたなか、業界関係者とのマッチングによって新たなビジネスにつなげる場として、展示会の活用が期待されています。

化粧品・美容業界に携わる営業部門やマーケティング部門の担当者のなかには「化粧品に関する展示会はどのようなものなのか」「商談につなげるポイントはあるか」など気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、化粧品に関する展示会の特徴や国内における主な展示会、商談につなげるポイントについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.化粧品に関する展示会の特徴
  2. 2.【国内開催】化粧品関連の主な展示会
    1. 2.1.①ビューティーワールドジャパン
    2. 2.2.②COSME Week
    3. 2.3.③化粧品産業技術展(CITE JAPAN)
  3. 3.化粧品の展示会で商談につなげるポイント
  4. 4.ビークスがサポートした化粧品関連の展示会
  5. 5.まとめ


化粧品に関する展示会の特徴

化粧品に関する展示会は、BtoB向けに開催されることが一般的です。


▼特徴

  • 国内だけでなく海外の企業も多数出展・来場する
  • 来場者の属性がさまざま


化粧品の原料やOEMなどを手掛ける国内外のメーカーが出展しており、開発技術の相談、仕入れ交渉などが活発に行われます。数百社が出展する主要な展示会では海外からの来場者も多く、グローバル企業との交流も期待できます。

また、来場者の属性も多様となっており、研究者・バイヤー・美容サロンの経営者・メーカー・販売営業担当者などと効率的に出会うことが可能です。

なお、なかには人気ブランドの新作や日本未上陸のコスメなどが集結した一般消費者向けの展示会もあります。



【国内開催】化粧品関連の主な展示会

化粧品関連の展示会では、スキンケア用品やメイク用品、ヘアケア用品、フレグランス、美容機器などに関するさまざまな分野の製品・材料・技術が展示されます。展示会によってテーマや出展対象が異なるため、自社の目的に合わせて選ぶことが重要です。


①ビューティーワールドジャパン

ビューティーワールドジャパンは、化粧品や美容に関する最新の製品・サービス・技術が一堂に集結する総合見本市です。

国内外のサロン関係者やバイヤーなどにトレンドを発信できる場となるため、認知拡大・販路開拓に役立ちます。東京・名古屋・大阪・福岡の4箇所で開催されています。


▼ビューティーワールドジャパンの概要(2024年度)

開催エリア
東京
名古屋
大阪
福岡
来場者数
7万7,282人
1万4,313人
3万5,500人※2
1万404人
出展者数
820社
247社
540社※2
202社
開催場所
東京ビッグサイト
ポートメッセなごや
インテックス大阪
マリンメッセ福岡
出展費用※1
51~70万円程度
36万円程度
57万円程度
35万円程度


※1…普通小間の費用

※2…見込み


②COSME Week

COSME Weekは、化粧品の原料やOEM、パッケージ、製品までが一堂に集結した総合展示会です。国内外の化粧品バイヤーや美容クリニックなどと商談を行えるため、スピード感のあるビジネスマッチングが期待できます。

テーマ・出展対象が異なる複数の専門展で構成されており、スキンケアやボディケアに加えて、ヘアケア、メイクアップ、香水、ネイル、美容雑貨など幅広くなっています。


▼COSME Weekの概要

開催エリア
東京
大阪
来場者数
3万3,970人(2024年度)
1万2,673人(2023年度)
出展者数
-
-
開催場所
東京ビッグサイト
インテックス大阪
出展費用
110万円程度(2025年度)
110万円程度(2024年度)


※1小間当たりの費用


③化粧品産業技術展(CITE JAPAN)

化粧品産業技術展は、化粧品産業における最新の素材・技術・サービスの展示や発表を行える展示会です。

化粧品の研究開発や受託製造、製造機器、容器・包材などの分野に関わる業界関係者が来場しており、販路開拓の場として活用が期待されます。


▼化粧品産業技術展の概要(2023年度)

来場者数
1万8,091人
出展者数
362社・団体
開催場所
パシフィコ横浜
出展費用
24~30万円程度


※1小間単位における費用



化粧品の展示会で商談につなげるポイント

化粧品の展示会に出展する際のポイントには、以下が挙げられます。


▼ポイント

  • コンセプトを策定する
  • 体験コーナー・デモンストレーションスペースを設ける
  • ブースのデザインで世界観を表現する など


化粧品の展示会では、ほかの出展企業と差別化して自社製品・ブランドの魅力や世界観を伝える必要があります。商材の特徴を反映したコンセプトを策定することで、グラフィックやキャッチコピーに一貫性を持たせられます。

また、化粧品の使用感・特徴を伝えるために、実物の展示だけでなく体験コーナーやデモンストレーションスペースを設けることもポイントの一つです。スタッフが付き添って補足説明を行うことで、理解を深めてもらえます。

さらに、ブランドカラーやコンセプトに合わせてブースのデザインを設計すると、商材をより魅力的に見せることができ、来場者の感性に訴えかけられます。



ビークスがサポートした化粧品関連の展示会

ビークスでは、化粧品・美容業界の展示会においてブースの設計・施工をサポートしております。


▼パッケージを通した価値の訴求


COSME Weekで開催される専門展『化粧品開発展』に出展した、化粧品・医薬品のパッケージ印刷・制作を手掛ける企業さまのブースです。通路側にあるシンプルな展示台に、カテゴリ別の多種多様な化粧品を展示しており、パッケージのデザインを際立たせています。


▼来場者が化粧品原料をイメージしやすい店舗をモチーフにして訴求


『化粧品産業技術展』に出展した、化粧品原料の開発・製造を手掛ける企業さまのブースです。イラストとグラフを用いて配合された成分・効能などを説明したパネルを設置しており、独自の強みを最大限にアピールしています。


▼ブランドカラーを基調とした存在感のあるブース


一般消費者向けの展示会『Mega Cosme Land』に出展した、基礎化粧品やスキンケア用品を手掛ける企業さまのブースです。製品のブランドカラーに用いられている健康的なグリーン色を基調としたデザインと、大きく印字した数字の誘導サインにより、インパクトを与えています。



まとめ

この記事では、化粧品関連の展示会について以下の内容を解説しました。


  • 化粧品に関する展示会の特徴
  • 国内で開催される化粧品関連の展示会
  • 化粧品の展示会で商談につなげるポイント


化粧品関連の展示会では、化粧品の販売や開発、原料の提供、パッケージの制作などを手掛ける企業が多数出展しており、国内外のバイヤーと商談の機会を得られるチャンスとなります。展示会によってテーマや出展対象が異なるため、自社の目的に合わせて選定することが重要です。

また、数ある出展企業がいるなかで自社に興味関心を持ってもらうには、コンセプトの設定と世界観が伝わるブースづくりがポイントとなります。

ビークス』では、展示会の企画からブースの設計、運営までをトータルサポートしています。化粧品関連の展示会にも実績があり、貴社の魅力を最大限にアピールできるブースをご提案いたします。

詳しくは、こちらの資料をご確認ください。


沖田
沖田
ビークスのディレクターです。オンライン・オフラインの展示会業務に関わる方に向けて最適な情報をお届けします。 ビークスは展示会サポート歴20年。イベント企画・デザイン・運営などのノウハウを活かして、展示会の開催・出展をトータルでサポートいたします。
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