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学会で展示ブースを設置する目的。設計時のポイントとは

学会では、展示ブースが設置されるケースもあります。学会に設置された展示ブースでは、論文発表・研究発表を行う研究者や、それを聴講する人がターゲットとなります。

学会での展示ブース設置を検討している企業のマーケティング担当者のなかには、「学会の展示ブースを設計する際のポイントを知りたい」「学会で展示ブースを設置するときに気をつけることはあるか」などとお考えの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、学会における展示ブースの設置について、目的やポイント、注意点を解説します。


目次[非表示]

  1. 1.学会で展示ブースを設置する目的
  2. 2.学会の展示ブースを設計する際のポイント
    1. 2.1.①ブースのコンセプトを設計する
    2. 2.2.②分かりやすいメッセージを掲載する
    3. 2.3.③講演エリアと展示ブースの動線を確保する
  3. 3.学会で展示ブースを設置する際の注意点
    1. 3.1.運営計画を進行スケジュールに合わせる
    2. 3.2.会場の施工条件に注意する
  4. 4.まとめ


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学会で展示ブースを設置する目的

学会で展示ブースを設置する目的としては、以下が挙げられます。


▼学会で展示ブースを設置する目的

  • 製品に対する理解を促進する
  • 実機を搬入できない場合に製品の使用感をイメージしてもらう
  • 講演前後で参加者と対面でやり取りする機会をつくる など


学会で展示ブースを設置すると、ターゲットとなる研究者や聴講者に対して自社製品への理解を促進できます。展示ブースに実機を搬入できないような大型の研究機器であっても、パネルやブースの装飾を活用することで使用感をイメージしてもらうことが可能です。

また、ブースを設置することで、講演の合間に参加者と対面でやり取りする機会を創出できます。



学会の展示ブースを設計する際のポイント

学会の展示ブースを設計する際は、ブースのコンセプトや伝えたいメッセージを明確にする必要があるほか、講演エリアと展示ブースの動線を確保することも重要です。


①ブースのコンセプトを設計する

学会のブースではターゲットの興味分野が極端に絞られるケースも多いため、ブースのコンセプトを設計して、「どの層に向けて何を訴求するのか」を明確にする必要があります。

コンセプトを設計することで、よりターゲットとマッチしやすいブースの設置につながり、効率よくコミュニケーションを図れるようになると期待できます。

なお、展示会ブースのコンセプトについてはこちらの記事で解説しています。併せてご確認ください。

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②分かりやすいメッセージを掲載する

学会では、講演やセミナー、コミュニケーションなど参加者の目的もさまざまなため、展示ブースを回遊する優先度が低い場合もあります。限られた接触タイミングでブースに足を運んでもらうには、分かりやすいメッセージを掲載しておくことが重要です。

製品の訴求を目的としたブースの場合には、メッセージを掲載することで自社製品のアピールが行えるほか、ブースがどの層に向けたものなのかが学会の参加者に伝わりやすくなります。


③講演エリアと展示ブースの動線を確保する

展示ブースを設計する際は、会場の動線を考慮したブースレイアウトが重要です。

学会では複数のセミナー会場やポスターセッション、交流ラウンジなどによって会場の動線が複雑になります。また、時間帯によって人の流れが変わる場合もあります。

学会の会場全体を考慮したブース設計を行うことで、講演やセミナーの合間に参加者が訪れやすくなると期待できます。

なお、展示会の動線設計についてはこちらの記事で解説しています。併せてご確認ください。

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学会で展示ブースを設置する際の注意点

学会で展示ブースを設置する際は、学会の進行スケジュールや会場ごとの施工条件に注意が必要です。


運営計画を進行スケジュールに合わせる

学会で展示ブースを設置する際は、学会の進行スケジュールに注意する必要があります。

学会においては講演やセミナーがメインとなるため、特に有名な先生が研究発表をしている時間帯ではブースに誰も訪れないような状況が発生しやすいと考えられます。一日の進行スケジュールを把握したうえで、休憩時間や説明員の人数などの運営計画を立てることが重要です。

また、ランチョンセミナーと呼ばれる、参加者と共に昼食をとりながら自社製品の紹介をセミナー形式で行う手法もあります。ランチョンセミナーに協賛すると、研究者による講演やセミナーがない昼食時間帯を有効に活用できます。


会場の施工条件に注意する

ホテルや地方会場など学会の会場によっては、一般的な展示会で使用される会場とはブースの施工条件が異なる場合があります。


▼会場によって異なる施工条件の例

  • 車両搬入の規定
  • 搬入口からブースまでの動線の規定
  • 搬入用エレベーターの使用条件
  • 電源利用やネットワーク回線利用の制約
  • 利用できる運送会社の種類 など


トラブルを防止して事前の計画どおりに施工を行うには、会場ごとのルールを確認しておくことが欠かせません。



まとめ

この記事では、学会の展示ブースについて以下の内容を解説しました。


  • 学会で展示ブースを設置する目的
  • 学会の展示ブースを設計する際のポイント
  • 学会で展示ブースを設置する際の注意点


学会で展示ブースを設置することで、参加者に製品への理解を促進できるほか、対面でのコミュニケーションの機会の創出も期待できます。

学会の展示ブースにおいては、コンセプトやメッセージ、動線がポイントとなります。また、一日のスケジュールに合わせた運営計画を立てたり、会場ごとの施工条件を確認したりすることも重要です。

ビークス』は、20年にわたって幅広い業界・業種における展示ブースをサポートしてきた実績があります。企画立案からブースの設計、設営、当日の運営に至るまでトータルプロデュースしているため、初めて出展する方も安心してお任せいただけます。

詳しくは、こちらの資料をご確認ください。


沖田
沖田
ビークスのディレクターです。オンライン・オフラインの展示会業務に関わる方に向けて最適な情報をお届けします。 ビークスは展示会サポート歴20年。イベント企画・デザイン・運営などのノウハウを活かして、展示会の開催・出展をトータルでサポートいたします。
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