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展示会の動線設計で集客アップ! スムーズに来場者を誘導する4つのポイント

展示会では、自社ブースまで足を運んでもらい、スムーズに展示商品を見て回れるような動線設計が重要です。

来場者が移動しやすいことはもちろん、「ブース内を見て回りたい」と思わせる工夫が必要です。動線設計によって、自社商品・サービスへの理解が深まる道順で案内でき、滞在時間が延びたりして、自然と商談やセミナーなどにつながりやすくなることが期待できます。

これから展示会に出展を検討している企業では、「来場者を引き留める動線をどのように設計すればよいか」「商品の魅力をブース内でどのように伝えればよいか」などと悩まれている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、展示会における動線と導線の違いを踏まえつつ、動線設計でスムーズに来場者を誘導するポイントについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.展示会における動線と導線の違い
  2. 2.展示会の動線設計で重要なこと
  3. 3.スムーズな導線を意識した動線設計のポイント
    1. 3.1.①分かりやすい入り口を設ける
    2. 3.2.②回遊しやすいレイアウトにする
    3. 3.3.③AIDMAの法則を意識したストーリーを考える
    4. 3.4.④ディスプレイで視線を誘導する
  4. 4.まとめ


展示会における動線と導線の違い

展示会の動線設計を考える際、混同しやすいものに“導線”があります。動線と導線は異なる意味があるため、展示会の動線設計を行う際は違いを理解しておくことが重要です。

動線とは、人や物が通るルートまたは軌跡そのものを指します。これに対して導線は、本来電流を流すときの導体を指しており、金属線や電線などが該当します。展示会を含むマーケティングの分野においては、来場者を想定どおりの順路へ導くために設計された誘導ルートを意味します。


▼動線と導線の違い


動線

導線

本来の意味

  • 人や物が通るルート
  • 軌跡そのもの
  • 電流を流すときの導体
  • 金属や電線などのこと

展示会での意味

来場者がどのように動いたか

来場者を想定どおりの順路へ導く誘導ルート


展示会で動線設計を行う際は、来場者を誘導するための導線も併せて考えることが重要です。



展示会の動線設計で重要なこと

展示会の動線および導線を考えるときに重要なことに、次の3つが挙げられます。


▼動線設計で重要なこと

  • ブース内に入りやすい
  • 人の流れを妨害しない
  • 展示内容を理解しやすい


入り口・正面が分かりにくいブースや、何を展示しているか一目で理解しにくいブースは、来場者が入りづらさを感じてしまったり、興味をひかれなかったりする可能性があります。通路が狭かったり、人の流れがばらばらで混雑したりする動線は、回遊の妨げとなってしまい、離脱につながりやすくなります。

また、展示商品をブース内に並べるだけでは、どこを重点的に見ればよいのか訴求ポイントが分からず、来場者の印象に残りにくくなることも考えられます。

展示会の動線を考える際は、来場者がブース内に自然と入りやすく、スムーズに回遊できる通路・レイアウトにする必要があります。さらに、入り口から出口までに見てほしいポイントを考慮して、動線に合わせた適切な情報を提供することが重要です。


なお、展示会(オフライン・オンライン)の効果的な見せ方については、こちらの記事で解説しています。

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スムーズな導線を意識した動線設計のポイント

展示会で来場者をスムーズに誘導するためには、導線を意識した動線設計を考えることがポイントです。押さえておくポイントには、以下の4つが挙げられます。


①分かりやすい入り口を設ける

自社ブースに視線を集めて来場者を誘導するためには、入り口を分かりやすく、かつ開放的にすることがポイントです。

「どこからブースに入るのか」「どのような商品が展示されているのか」を一目で分かる動線は、気軽に訪問してもらいやすくなります。 


▼入り口を分かりやすくする工夫例

  • 通路側の間口を広くとる
  • 会社名や展示商品が分かるアイキャッチやパネルを設置する
  • ブース内が見えるように壁や仕切りを少なくする


②回遊しやすいレイアウトにする

ブース内での人の流れを妨げないように、また、商品をスムーズに見てもらえるように、回遊しやすいレイアウトにすることもポイントです。

通路幅が狭い場合、回遊しにくく商材をじっくり見てもらえなかったり、圧迫感やストレスを感じられたりする可能性があります。

商品をゆっくり見てもらえるようにするには、大人が両手を広げられる程度となる180cm以上の通路幅を設けることがポイントです。

オンライン展示会の場合は、サイト上をスムーズに回遊しやすく、商品展示ページや商談予約ページなどに直感的にたどり着きやすい設計を考慮する必要があります。


③AIDMAの法則を意識したストーリーを考える

ブース内でスムーズに来場者を誘導して、興味関心を喚起するためには、どのような流れで商材をアピールしていくかが重要となります。

そのためには、AIDMAの法則に則って、ストーリー性のある動線を考えることがポイントです。AIDMAの法則とは、消費者が商材を認知してから購入に至るまでの心理プロセスのことです。

AIDMAの法則に基づいた動線設計を行うことで、来場者を順序どおりに誘導しやすくなります。人の流れをスムーズにできるほか、商品を印象づけられるため、商談やセミナーへとつながりやすくなることが期待できます。


▼AIDMAの法則に基づいた動線設計

プロセス

内容

Attention(注意)

ブースの入り口にアイキャッチパネルやメインの展示品を配置して、来場者の注意を引き、ブース内に引き込む

Interest(関心)

商品のコンセプトが伝わるブースデザインや、魅力を訴求する展示パネルを用いて、展示品に興味関心を持ってもらう

Desire(欲求)

従業員による説明や展示パネルによる訴求で、商品の魅力を深く知ってもらい、購買意欲を高める

Memory(記憶)

実体験ができる展示やデモンストレーションを実施して、来場者に印象づけを行う

Action(行動)

  • 出口付近に商談ブースやセミナーブースを設置して誘導する
  • その場で後日のアポイントメント獲得や資料送付につなげて、次回のアクションにつなげる


④ディスプレイで視線を誘導する

来場者の興味関心を惹く動線を設計するために、商品のディスプレイ方法を工夫して、訴求したいポイントに視線を誘導することが重要です。

自然と視線を誘導できる動線をつくることで、商品への理解が深まり、商談やセミナー、名刺交換へとスムーズに移行しやすくなることが期待できます。また、特にアピールしたい情報については、来場者が見やすい場所に配置することがポイントです。


▼ディスプレイで視線を誘導する工夫例

  • メインとなる商品を中心に配置して装飾で際立たせる
  • 展示パネルに番号やリリース年月を記載して、順序どおりに読んでもらう
  • 商品のコンセプト別や価格帯順に並べる


なお、展示会のディスプレイで訴求力を高めるポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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まとめ

この記事では、展示会の動線設計について以下の内容を解説しました。


  • 展示会における動線と導線の違い
  • 展示会の動線設計で重要なこと
  • スムーズな導線を意識した動線設計のポイント


展示会で動線設計を行う際には、来場者を誘導するための導線も併せて考える必要があります。ブースに足を運んでもらい、滞在時間を伸ばすためには、ブース内への入りやすさや回遊のしやすさに配慮することが重要です。

また、来場者の興味関心を喚起するには、AIDMAの法則に則ってストーリー性のある動線を考えたり、訴求したいポイントに視線を誘導したりすることも有効です。

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沖田
沖田
ビークスのディレクターです。オンライン・オフラインの展示会業務に関わる方に向けて最適な情報をお届けします。 ビークスは展示会サポート歴20年。イベント企画・デザイン・運営などのノウハウを活かして、展示会の開催・出展をトータルでサポートいたします。
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