物流業向けの展示会に出展するメリット! トレンドのテーマや出展のポイントとは
物流業界では、EC市場の拡大による宅配需要の増加やトラックドライバーの担い手不足、カーボンニュートラルへの対応などのさまざまな課題に直面しています。
そうしたなか、物流業界が抱える課題を解決するさまざまな最新技術を用いた製品やシステムなどを出展する展示会が開催されています。
業界関係者との新たな接点を創出してビジネスの拡大を図るために、物流業向けの展示会へ出展を検討されている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、物流業向けの展示会に出展するメリットや代表的な展示会、トレンドのテーマ、出展のポイントなどについて解説します。
なお、展示会の出展がもたらすメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
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物流業向けの展示会に出展するメリット
物流業向けの展示会に出展すると、運輸や製造、倉庫などの幅広い分野の業界関係者に自社の製品・システムをアピールすることが可能です。
▼メリット
- 業界関係者との接点創出を図れる
- 宣伝による認知度の向上が期待できる
- ほかの出展社の技術やサービスについて情報収集を行える など
物流業向けの総合展示会では、IoTやAI、クラウドシステム、ロボット、物流機器などの最新技術が出展されます。物流の自動化・省人化やスマート物流などの課題を持つ幅広い業界関係者が訪れるため、自社を知らない参加者との接点を創出することが可能です。
また、大規模な総合展示会は国内外の業界関係者から注目されることから、出展による宣伝効果によって認知度の向上を図れます。物流業界に新規参入して間もないスタートアップ企業においても、事業の成長につながる新たなビジネスチャンスの獲得が期待できます。
さらに、ほかの出展社の最新技術やサービスについて情報収集を行えることもメリットの一つです。出展社同士の交流を通して情報交換や技術相談が活発化すると、将来のビジネスパートナーとなる可能性もあります。
代表的な物流業界の展示会
日本国内では、最新のシステムや物流機器などが一堂に出展する大規模な展示会が開催されています。
▼代表的な物流業界の展示会
展示会 |
概要 |
国際物流総合展 |
最新の物流機器やシステムが集結して、業界の交易振興・技術の向上・情報の提供・人的交流を図る国内最大級の展示会 |
スマート物流EXPO |
スマート物流を実現する最新のデジタル技術を扱う出展社と物流業・製造業との商談の場を創出する展示会 |
関西物流展 |
西日本を拠点とする物流業界関係者が集結して、商談・課題解決を目指すことを目的とした展示会 |
物流業向けの総合展示会では、特定分野の技術を出展する専門展が同時開催されたり、出展社によるセミナーを実施したりするプログラムがあることが特徴です。
物流業向けの展示会に出展する際のポイント
物流業向けの展示会に出展する際には、自社のターゲット層を踏まえてコンセプトを設計することがポイントです。
物流業界の総合展示会では、さまざまな属性の出展社が各エリアに出展します。
▼出展社の主な属性
- 物流事業者
- 物流拠点の不動産ベンダー
- 物流用の機械や車体のベンダー
- 物流や在庫に関する管理システムのベンダー
- 物流DXのスタートアップ など
物流業界のなかにもポジションが異なる出展社がいることから、参加する業界関係者の属性も異なると考えられます。
自社のターゲット層と効率よく接触するには、「誰に向けてアピールするのか」を考えて訴求するコンセプトを設計することが必要です。展示会のコンセプトを定めることで、訴求内容や手段、ブースのデザインなどの方向性が定まり、ターゲット層への効果的なアプローチを行えます。
なお、展示会のコンセプトを策定するポイントについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
物流業界の2024年問題と関連づけたアピールも有効
物流業向けの展示会でコンセプトを策定する際は、タイムリーな社会課題と関連づけてトレンドを取り入れることも効果的です。なかでも近年の物流業界で大きな課題となっている“2024年問題”は、展示会のテーマに取り上げられることがあります。
2024年問題とは、トラック事業において時間外労働の上限規制が2024年4月から適用されることによって、物流の停滞や売上の減少、ドライバーの不足などを招く問題のことです。
自社の物流製品やシステムをアピールする際に、2024年問題と絡めて課題の提起と解決策の提案を行うことで、参加者に興味を持ってもらえる可能性があります。
▼2024年問題と関連づけたコンセプトの例
- ドライバーの労働時間規制に対応!配送ルートを最適化するAIシステム
- 2024年問題による労働力不足を解決!入出庫予約システムでドライバーの待機時間を大幅削減 など
出典:国土交通省『物流の2024年問題について』
ビークスがサポートした物流業向け展示会の出展事例
『ビークス』では、関西を拠点する物流事業者が集結する関西物流展において、参加者の視線を惹きつけるブースの構築を手掛けました。
▼展示ブース
物流のネットワークを3Ⅾ化して、ファサード・アイキャッチ・説明機能を1点に集約しました。参加者とのファーストコンタクトを最大限にシンプル化することで、価値が直感的に伝わるようにしています。
詳しくは、こちらのページをご確認ください。
まとめ
この記事では、物流業界の展示会について以下の内容を解説しました。
- 物流業向けの展示会に出展するメリット
- 代表的な物流業界の展示会
- 物流業向けの展示会に出展する際のポイント
- ビークスがサポートした物流業向け展示会の出展事例
物流業向けの展示会に出展すると、業界関係者との新たな接点の創出や認知度の向上が期待できるほか、出展社同士の情報収集、交流などにつながるメリットがあります。
幅広い属性の参加者が訪れるなかで、自社のターゲット層へ効率的に接触するには、「誰に何をアプローチするか」といったコンセプトを策定することがポイントです。なかでも2024年問題は物流業界におけるトレンドのテーマとされるため、関連づけたアピールも有効といえます。
展示会のコンセプト策定やブースの設計などに不安を持つ方は、外部の専門会社に出展のサポートを依頼することも一つの方法です。
『ビークス』では、展示会の企画からブースの設計、施工、当日の運営まで一貫したサポートを実施しています。20年にわたってイベントをプロデュースしてきた実績とノウハウにより、展示会を成功へと導きます。
詳しくは、こちらの資料をご確認ください。