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ロボット展示会に出展したい! 特徴や基本情報、出展のポイントまとめ

近年、デジタル技術は急速に進化しており、企業活動や国民生活の利益につながるものとして活用が期待されています。なかでもロボティクスの分野は市場が世界的に成長しており、製造業・物流業・農業・社会インフラ・医療・介護福祉などの多種多様な領域で実用化が進んでいます。

ロボット業界の営業部門やマーケティング部門の担当者のなかには「展示会に出展してロボット関連企業やユーザー企業とのビジネス機会を創出したい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ロボット分野における展示会(以下、ロボット展示会)の特徴や国内で開催される主な展示会、出展する際のポイントについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.ロボット展示会の特徴
  2. 2.【国内開催】主なロボット展示会
    1. 2.1.➀JIMTOF(日本国際工作機械見本市)
    2. 2.2.②国際ロボット展
    3. 2.3.③Japan Robot Week
    4. 2.4.④ロボットテクノロジージャパン
    5. 2.5.⑤Factory Innovation Week
  3. 3.ロボット展示会に出展する際のポイント
  4. 4.ビークスがサポートしたロボット展示会の事例
  5. 5.まとめ


ロボット展示会の特徴

ロボット展示会は、国内外から数万~数十万人の来場者が訪れる大規模な展示会として開催されています。

ロボットメーカーや各業界サービス関係企業、官公省庁、大学・研究機関などのさまざまな関係者に、自社の技術・サービスをアピールできる機会となります。


▼特徴

  • 特定のテーマがあり、出展対象の分野が定められている
  • 実機の展示やデモンストレーションが行われる
  • 工事が必要なため、3日程度の設営期間が設けられている


ロボット展示会の出展対象となる技術・サービスには、主に産業用ロボットとサービス用ロボットの2つがあり、活用分野によって区分化されています。また、ブースでは実機の展示やデモンストレーションを行うため、設営期間が長めに設定されていることが一般的です。



【国内開催】主なロボット展示会

ここからは、国内で開催されている主なロボット展示会を紹介します。


➀JIMTOF(日本国際工作機械見本市)

JIMTOFは、産業用ロボットを含む工作機械や関連機器が集結する世界最大級の国際技術ショーです。国内外における製造業関係者・バイヤーが多数来場しており、高関心層との商談やグローバル展開の機会を得られることが期待されます。

また、業界トップによる講演会やセミナーなどの併催企画も充実しており、専門性の高い情報交換が活発となっています。


▼JIMTOFの概要(2022年度)

来場者数
11万4,158人
出展者数
1,087社
開催場所
東京ビッグサイト
出展費用
37~51万円程度


※1小間当たりの費用


②国際ロボット展

国際ロボット展は、1974年から2年に1回のペースで開催されている世界最大規模のロボット専門展です。国内外のロボットメーカーや関連企業の最新技術・製品が一堂に展示され、ビジネス機会の創出を図れます。

製造現場で用いるロボットやシステムのほか、農業、食品産業、インフラ・災害対応、医療・介護福祉などの多岐にわたる製品・サービスが対象となっています。


▼国際ロボット展の概要(2023年度)

来場者数
14万8,125人
出展者数
654社・団体
開催場所
東京ビッグサイト
出展費用
33~44万円程度


※オフライン展示会における1小間当たりの費用


③Japan Robot Week

Japan Robot Weekは、世界最大級のロボット専門展となる『国際ロボット展』の翌年に開催される展示会です。

産業用・サービス用ロボットのほか、協働ロボットやシステムインテグレータなど業界内外の広域なニーズに応えられるように、より活発的な商談を行える場として活用が期待されます。


▼Japan Robot Weekの概要(2022年度)

来場者数
3万6,852人
出展者数
174社・団体
開催場所
東京ビッグサイト
出展費用
33~35万円程度


※2022年度における1小間当たりの出展費用


④ロボットテクノロジージャパン

ロボットテクノロジージャパンは、産業用ロボットやAGV・AMRなどの無人搬送の自動化システムに特化した展示会です。

出展対象が産業用ロボットに絞られており、製造現場や物流拠点の自動化・省人化などに課題を持つ企業とのマッチングが期待できます。


▼ロボットテクノロジージャパンの概要(2024年度)

来場者数
4万6,405人
出展者数
244社・団体
開催場所
Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
出展費用
28~37万円程度


※1小間当たりの費用


⑤Factory Innovation Week

Factory Innovation Weekは、製造業におけるDXや自動化、脱炭素などを実現する最新技術が集結する展示会です。

年に4回にわたり東京・名古屋で開催されており、2025年度からは関西も追加されます。各エリアによってテーマや出展対象が異なる仕組みとなっています。


▼Factory Innovation Weekの概要(2023年度)


東京展(9月)
名古屋展(10月)
来場者数
2万5,161人
2万6,606人
出展者数
208社
628社
開催場所
幕張メッセ
ポートメッセなごや
出展費用
114~120万円程度


※1小間当たりの費用。小間料金に加えてExpoMasterの利用料がかかります。



ロボット展示会に出展する際のポイント

ロボット展示会に出展する際のポイントには、以下が挙げられます。


▼ポイント

  • トレンドのテーマを入れたコンセプトを策定する
  • 実機の展示に関する規定を確認しておく


ロボティクスの分野は、生産性の向上や人手不足への対応、新たな産業創出などのニーズに伴って常に新たな技術・ソリューションが生まれています。

訴求力を高めるには、トレンドのテーマを取り入れたコンセプトを策定して、「自社の技術・ソリューションでどのような課題を解決できるか」を明らかにすることが重要です。

また、床の補強や油の補給・廃棄、防災の手配などの規定を確認して、事前に設営の作業工程を設計しておくことも欠かせません。作業工程を設計していないと、「大型の機械を搬入するクレーンが入らない」「実演ができない」などのトラブルにつながる可能性があります。

スムーズに搬入作業やブースの施工を行うには、展示会の専門会社にサポートを依頼することも一つの方法です。



ビークスがサポートしたロボット展示会の事例

ビークスでは、工作機械と関連機器などが集結するものづくりの展示会『JIMTOF』においてさまざまな規模のブース設計・施工を手掛けました。


▼100〜200小間を超える巨大ブース


こちらは工作機械メーカーとして業界をリードする企業さまのブースです。大小を合わせて200小間以上を同時に施工しており、意匠を踏まえたトータルコーディネートにより、コンセプトが伝わるブースを実現しています。


▼存在感を放つデザイン


レアメタル製品やダイヤモンド精密工具の製造・販売を行う企業さまのブースです。上部のサインに重点を置いたインパクトのあるデザインにより、広大な会場内でも高い視認性を発揮できるようにしました。


▼ロゴビジュアルのモチーフを表現


産業用ロボットや周辺機器のシミュレーションを行うソフトウェアを展示したブースです。ソフトウェアのロゴとなるタコをモチーフとした流線的な光のラインによって、製品の印象が残るデザインに仕上げています。



まとめ

この記事では、ロボット展示会について以下の内容を解説しました。


  • ロボット展示会の特徴
  • 国内で開催される主なロボット展示会
  • ロボット展示会に出展する際のポイント
  • ビークスがサポートした事例


ロボット展示会は、産業や社会の課題解決につながる先進技術を展示して、国内外の業界関係者とのビジネスを拡大させるチャンスとなります。展示会によってテーマや出展対象が異なるため、出展目的とターゲット層を踏まえて選定することが重要です。

なお、コンセプトの策定やブースの設営などをスムーズに進めるには、専門会社にサポートを依頼することも一つの方法といえます。

ビークス』では、展示会の企画からブースの設計、運営までをトータルサポートしています。ロボット関連の展示会にも実績があり、貴社の技術・ソリューションを最大限にアピールできるブースをご提案いたします。

詳しくは、こちらの資料をご確認ください。


沖田
沖田
ビークスのディレクターです。オンライン・オフラインの展示会業務に関わる方に向けて最適な情報をお届けします。 ビークスは展示会サポート歴20年。イベント企画・デザイン・運営などのノウハウを活かして、展示会の開催・出展をトータルでサポートいたします。
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