オンライン展示会とは? オフライン展示会との違いや注目される理由を解説
顧客との新たな接点をつくる場として、オンライン展示会が注目されています。
開催を検討しているものの、「オフライン展示会と何が違うのか」といった疑問を持つ担当者の方もいるのではないでしょうか。
オンライン展示会は、Web上で完結できるため、オフライン展示会とはコミュニケーション方法や集客の仕方などに違いがあります。
この記事では、オンライン展示会の概要をはじめ、オフライン展示会との違いや注目される理由について解説します。
目次[非表示]
- 1.オンライン展示会とは
- 2.オフライン展示会との違い
- 2.1.①時間・場所の制限
- 2.2.②コミュニケーション方法
- 2.3.③開催コスト
- 2.4.④取得できるリード情報
- 3.オンライン展示会が注目される理由
- 4.まとめ
オンライン展示会とは
オンライン展示会とは、Web上で開催する展示会のことです。バーチャル展示会やWeb展示会などとも呼ばれています。
オフライン展示会では、来場客に対面で営業アプローチや商談を行うことが基本です。一方、オンライン展示会では、Web上に展開されたプラットフォーム、または特設サイトにアクセスしてコンテンツを閲覧してもらいます。
オフライン展示会のように現物を見たり、触れたりするような体験はできませんが、動画や3Dなどを活用してリアルな顧客体験を提供することが可能です。提供するコンテンツには、製品展示やセミナー動画、プロモーション動画などが挙げられます。
また、オンライン展示会は、複数企業で参加する合同型と自社で開催する単独型に分けられます。
合同型と単独型それぞれのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
▼合同型と単独型のメリット・デメリット
メリット |
デメリット |
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合同型 |
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自社開催型 |
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オンライン展示会のコンテンツについては、こちらの記事で紹介しています。併せてご確認ください。
オフライン展示会との違い
オンライン展示会は、オフライン展示会と比べて、時間・場所の制限やコミュニケーション方法、開催コスト、取得できるリード情報などに違いがあります。
▼オンライン展示会とオフライン展示会の違い
オンライン展示会 |
オフライン展示会 |
|
時間・場所の制限 |
なし |
あり |
コミュニケーション方法 |
|
対面 |
開催コスト |
低い |
高い |
リード情報の取得方法 |
参加者へのアンケートやWeb上の行動、資料ダウンロードなどによるデータ取得 |
参加者へのアンケートや名刺による取得 |
項目ごとの違いについて、以下で詳しく解説します。
①時間・場所の制限
オンライン展示会とオフライン展示会では、時間・場所の制限に違いがあります。
▼オンライン展示会・オフライン展示会の時間・場所の制限
オンライン展示会 |
オフライン展示会 |
|
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オフライン展示会の場合、開催日時に来場してもらう必要があるほか、悪天候によって中止となったり、集客に影響したりする可能性があります。
一方オンライン展示会では、インターネット環境があればどこからでも参加できるため、仕事終わりやすきま時間、遠方の顧客にも参加してもらうことが可能です。また、天候の影響を受けないため、自然災害による開催の自粛・中止などのリスクもありません。
このように、時間と場所の制約がなくなることで、参加しやすい環境をつくることができます。
オンライン展示会でのリードの獲得方法については、こちらをご確認ください。
②コミュニケーション方法
顧客とのコミュニケーション方法が対面か非対面かといった違いもあります。
▼オンライン展示会・オフライン展示会のコミュニケーション方法
オンライン展示会 |
オフライン展示会 |
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オフライン展示会では、参加者に対してブースへの呼び込みを行ったり、その場で商品・サービスについて詳しく説明したりできるため、商談に移行しやすいことが特徴です。
一方オンライン展示会では、対面営業ができないほか、リアルな顧客体験を提供できません。参加が容易なため、顧客の自社への関心度が低いことも考えられます。そのため、オフライン展示会と比較すると、商談につながりにくいことが課題です。
オンライン展示会で効果的にアプローチを行うには、画像・映像・VR・ライブ配信などを用いて、オフラインのようにリアルな顧客体験や臨場感を補完する工夫が必要です。双方向のコミュニケーションが取れるチャットや、オンライン商談を用いることも有効といえます。
③開催コスト
オンライン展示会は、低コストでの開催が期待できます。理由は、オフライン展示会に比べて、出展費や人件費、交通費などのコストを抑えられるからです。
▼オンライン展示会・オフライン展示会の開催コスト
オンライン展示会 |
オフライン展示会 |
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ただし、オンライン展示会でも、コンテンツ制作費や利用するプラットフォーム・システム費が異なるため、コストがかかってしまう場合もあります。
④取得できるリード情報
オンライン展示会では参加者の行動データをWeb上で取得できることも相違点の一つです。
▼オンライン展示会・オフライン展示会で取得できるリード情報
オンライン展示会 |
オフライン展示会 |
|
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オフライン展示会では、名刺や参加者へのアンケートによってリード情報を取得することが一般的です。
一方、オンライン展示会では、アンケートのほかにもWebページの滞在時間や資料ダウンロード、離脱状況などの詳細なデータを取得・分析できます。取得したデータは、今後のマーケティング活動やリードを選定する際に役立てられます。
このように、オンライン展示会は、オフライン展示会と比べて参加しやすい環境をつくれるほか、低コストで実施しやすいといった利点があります。
ただし、温度感が低い参加者もいる、対面アプローチができないといった課題もあります。こうした課題を解消するためには、魅力や特長を伝えるコンテンツ制作をはじめ、リード情報の分析、展示会後のフォローが重要です。
なお、オンライン展示会でリード情報を取得するためのアンケートについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
オンライン展示会が注目される理由
オンライン展示会が注目される理由として、コロナ禍での対面営業や密を避けるといったビジネス活動の変化が挙げられます。
新型コロナウイルス感染症の流行によって、オフライン展示会の中止を余儀なくされたケースもありました。そうしたなか、顧客との新たな接点をつくる場として、オンライン展示会が注目されるようになりました。
また、オンライン展示会は、オフライン展示会と異なり、参加者の正確なデータを効率的に収集して分析できることが利点です。データを活用して、マーケティングや営業活動の精度向上・効率化につなげられることも、オンライン展示会が注目される理由の一つです。
実際に、さまざまな企業が映像やVRなどの技術を活用したオンライン展示会を行っています。
まとめ
この記事では、オンライン展示会について以下の項目を解説しました。
- オンライン展示会とは何か
- オフライン展示会との違い
- オンライン展示会が注目される理由
オンライン展示会は開催する場所・時間に制約がないため、オフライン展示会と比べて参加しやすいほか、開催コストも抑えやすいことが利点です。
ただし、対面営業やその場での呼びかけができないため、展示会実施中に商談への移行が容易ではないといった課題もあります。
オンライン展示会を開催する際は、オフラインのような顧客体験や臨場感を与えるコンテンツ制作を作成するとともに、リード情報の分析、実施後のフォローアップが重要です。
『ビークス』では、オンライン展示会の企画から当日の運営、開催後の振り返りまでを一括サポートしております。開催コストや人材リソース、コンテンツ制作に課題をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
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