オンラインセミナー(ウェビナー)配信のメリットと注意点
コロナ禍において、ビジネス活動のオンライン化が進みました。コロナ禍の影響が徐々に薄れてきた現在も、オフラインとは異なるメリットがあることから、オンライン展示会やオンラインセミナーが選択肢の一つとして定着しつつあります。
オンラインセミナーは“Webセミナー”や“ウェビナー”とも呼ばれ、営業プロセスでの初期の関心喚起や温度感の高い顧客の選別などに向いているといわれています。
オフラインセミナーとは実施環境が異なるため、配信方法やWebならではのメリット、注意点について知っておくことが重要です。
この記事では、オンラインセミナーの配信方法をはじめ、メリットや注意点について解説します。
目次[非表示]
- 1.オンラインセミナーの2つの種類
- 2.オンラインセミナーを配信するメリット
- 2.1.①開催コストを抑えられる可能性がある
- 2.2.②集客の間口が広がる
- 2.3.③参加者データを活用できる
- 3.オンラインセミナーを配信する際の注意点
- 4.まとめ
オンラインセミナーの2つの種類
オンラインセミナーには、ライブ配信と録画配信の2種類あります。
①ライブ配信
ライブ配信は、リアルタイムでセミナーを配信する方法です。参加者は、指定の日時にセミナーツールにアクセスして、セミナーに参加する必要があります。
映像・音声・テキストなどを双方向でやり取りできるツールを活用することで、セミナー中に質疑応答や相談などを行えます。
参加者の反応をリアルタイムで把握できるため、ニーズに応じて臨機応変に対応できることが特徴です。また、よりリアルに近い状態でセミナーを実施できることから、臨場感の演出や、コミュニケーションを重要とするテーマに適しているといえます。
②録画配信
録画配信は、事前に録画したセミナー動画を配信する方法です。録画配信には、指定の時間にセミナー動画を配信する方法と、一定期間にわたって配信する方法があります。
一定期間にわたって配信する方法は“オンデマンド配信”とも呼ばれ、参加者が好きな時間に視聴できることが特徴です。
リアルタイムなコミュニケーションは取れませんが、事前にイラストや字幕などをつけられるため、コンテンツをつくり込むことが可能です。また、繰り返し視聴してもらえるため、より理解を深めてほしいテーマに適しています。
オンラインセミナーを配信するメリット
オンラインセミナーを配信するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
①開催コストを抑えられる可能性がある
オンラインセミナーは、オフラインセミナーと比べて開催コストの一部を抑えやすいことがメリットです。
オンラインセミナーを開催する場合、Webツールを利用して配信を行うため、会場の使用料や設営・装飾費、配布資料の印刷費などのコストがかかりません。
また、当日の受付や設営、現場案内などに人員を投入する必要がないため、人件費の削減にもつながります。
ただし、制作するコンテンツの内容によっては、オフラインセミナーと同等、もしくはそれ以上のコストが発生する場合もあります。
②集客の間口が広がる
Web上で完結するオンラインセミナーは、幅広いターゲットの集客を促せるといったメリットもあります。
参加者は、インターネット環境とスマートフォンやパソコンなどがあれば、場所の制約がなくどこからでもセミナーを視聴することが可能です。
また、一定期間視聴できるオンデマンド配信であれば、期間内はいつでも視聴できます。
このように、オンラインセミナーは遠方や海外にいる顧客にも参加してもらいやすくなるため、セミナー参加のハードルが下がり、集客力の向上が期待できます。
また、Web配信には、会議の規模・開催頻度に制限がなく、目的に合わせてフレキシブルにセミナー配信がしやすいといったメリットもあります。
③参加者データを活用できる
オンラインセミナーを通じて、参加者データを活用できることもメリットの一つです。オンラインセミナーの視聴後にアンケートを実施することで、商品に対する感想や参加者のニーズなどを把握できます。
温度感の高い参加者を選別できるため、セミナー配信後のフォローにつなげられます。その結果、商談発生率・成約率向上が期待できます。
なお、取得したデータを蓄積・分析することで、次回のセミナーに向けて改善策を講じることが可能です。
オンラインセミナーを配信する際の注意点
オンラインセミナーを配信する際は、通信トラブルや途中離脱に注意が必要です。
通信環境を整備する
オンラインセミナーは、インターネットの接続環境の影響を受けるため、通信トラブルが発生する可能性があります。セミナーを配信する際は、大容量かつ安定したデータ通信ができるインターネットの接続環境を整備することが重要です。
特にライブ配信の場合、通信に不具合が生じることで、配信停止や離脱につながる恐れがあります。また、映像が暗い、音声が聞こえにくいなどの問題がないように、参加者側の視聴のしやすさにも配慮します。
通信トラブルを防ぐためには、事前のテスト稼働や中継リハーサルを実施することが大切です。
途中離脱を防止する
オンラインセミナーは、Web上で手軽に参加できる反面、離脱されやすいといった注意点があります。
参加者の途中離脱を防ぐには、興味を引くコンテンツの作成や、ライブ配信による臨場感の演出など、飽きさせない工夫が欠かせません。
また、双方向のコミュニケーションが取れる仕組みを設けて、参加者の反応に応じてきめ細かな対応を取ることも重要です。
まとめ
この記事では、オンラインセミナーについて以下の内容を解説しました。
- オンラインセミナーの配信方法
- 企業側のメリット
- セミナー配信時の注意点
オンラインセミナーは、会場の準備や物理的な制約がなくなるため、開催コストの一部削減、集客間口の拡大などのメリットが期待できます。
また、配信後にアンケートやデータを分析することで、温度感の高い参加者を選別して、その後のフォローにつなげることも可能です。
コロナ禍での代替手段としてだけでなく、より効率的にリードを獲得するために、オンラインセミナーを開催されてはいかがでしょうか。
なお、セミナーの活用戦略として、オンライン展示会にセミナー配信のコンテンツを盛り込むといった方法もあります。
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