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展示会で差をつける動画を制作するには? 興味関心を高める3つのポイント

※2024年11月13日更新

展示会への出展を通して、新規リードの獲得や商談機会の創出につなげるためには、いかに商材の魅力を伝えて参加者の興味関心を惹きつけられるかが重要です。

ブースへの集客や展示商品のアピールのために活用されるコンテンツの一つに、動き・音で魅力を表現できる“動画”が挙げられます。

展示会に活用する動画制作の準備を進めている企業の担当者のなかには、「参加者の興味関心を惹くためにどのような工夫が必要なのか」「外注した場合にどれくらいの費用がかかるのか」などと疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

この記事では、展示会向け動画の活用シーンを踏まえつつ、活用するメリットや制作のポイント、費用相場について解説します。


目次[非表示]

  1. 1.展示会における動画の活用シーン
  2. 2.展示会に動画を活用するメリット
    1. 2.1.伝えられる情報量が多い
    2. 2.2.参加者の興味を引きやすい
    3. 2.3.展示会以外の施策にも流用できる
  3. 3.参加者の興味関心を惹く!動画制作の3つのポイント
    1. 3.1.ポイント1|オフライン展示会では動画の尺を短くする
    2. 3.2.ポイント2|アニメーションや音を取り入れる
    3. 3.3.ポイント3|テロップ・ナレーションを活用する
  4. 4.展示会用の動画を外注で制作する流れ
    1. 4.1.①制作に関する打ち合わせ
    2. 4.2.②シナリオ・絵コンテの作成
    3. 4.3.③撮影・制作
    4. 4.4.④編集
    5. 4.5.⑤納品および公開
  5. 5.動画制作を外注する際の費用相場
  6. 6.まとめ


展示会における動画の活用シーン

展示会のコンテンツとして用いられる動画にはいくつか種類があります。主な種類と目的は、以下のとおりです。


▼動画の種類と目的

種類

目的

商品・サービス紹介動画

商材のコンセプトや利用シーン、スペック、特徴などを伝えて、商材への理解を深めてもらう

企業紹介動画

自社の事業内容・理念・文化などを伝えて、ブランディングや信頼醸成につなげる

ティザー動画

商品やサービスの情報をまとめて参加者の興味を惹いたり、ブース前での集客動画やステージ演出用の動画として活用したりする​​​​

セミナー動画

担当者がプレゼンやセミナーを実施している様子を配信して、企業と商品について理解を深めてもらう


また、上記の動画コンテンツは次のようなシーンで活用できます。


▼動画コンテンツの活用例

活用シーン

用いられる動画の種類

展示ブース内

商品・サービス紹介動画、企業紹介動画

自社ブースの入り口

ティザー動画

セミナーブース

セミナー動画


展示会の動画を制作する際には、ブース内でどのように活用するのかを考慮したうえで、制作する動画の種類を策定する必要があります。

なお、展示会に用いられる動画コンテンツの種類については、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  オンライン展示会を盛り上げる動画コンテンツの種類と制作の注意点 オンライン展示会に向けて動画制作を検討しているものの、「どのような動画を制作するか悩んでいる」「制作にあたって注意点が知りたい」という担当者の方もいるのではないでしょうか。本記事では、オンライン展示会で動画を活用する理由や動画コンテンツの種類、制作時の注意点について解説します。 株式会社ビークス【サービスサイト】



展示会に動画を活用するメリット

展示会に動画を活用すると、参加者の目を惹いて特徴や魅力を伝えやすくなります。また、制作した動画は展示会以外の施策にも活用できます。


伝えられる情報量が多い

動画を活用すると、映像と音楽という視覚・聴覚での訴求によって、短時間で多くの情報を伝えられます。動画は、文字と写真だけの場合と比べて、5000倍の情報量を持つといわれるほどです。そのため、商材や企業への直感的な理解につながりやすくなると期待できます。

また、文章・口頭説明では伝わりにくい内容や、実際に手に取って見られない無形商材の情報についても、動画で分かりやすく訴求することが可能です。


参加者の興味を引きやすい

動きや音のある動画は、静止画のコンテンツと比べて参加者の興味を引きやすいと考えられます。

展示会においては、参加者がブースの前をとおり過ぎるまでの間に興味を持ってもらうことが重要です。動画で興味を引いて足を止めてもらうことで、自社ブースへ誘導したり、滞在時間を伸ばしたりする効果が期待できます。


展示会以外の施策にも流用できる

展示会で動画を利用するメリットの一つとして、一度制作した動画をWebサイトへの掲載や営業ツールなどに流用できることが挙げられます。


▼展示会動画を流用できる施策の例

  • Web上で配信して広告施策に活用する
  • 商談の際に自社商材の説明を行うために利用する
  • 会社説明会の際に自社を紹介するコンテンツとして放映する など


営業やマーケティング、採用シーンなどさまざまな場面で動画が活用できます。



参加者の興味関心を惹く!動画制作の3つのポイント

自社商材の興味関心を引く動画を制作するためには、参加者が視聴しやすく内容を直感的に理解できるような工夫が必要です。


ポイント1|オフライン展示会では動画の尺を短くする

オフライン展示会の来場者は短時間で効率的にブースを回りたいと考えるため、動画の尺が長くなると立ち止まって見てもらいにくくなります。

来場者に足をとめてもらい、動画を最後まで見てもらうには、尺を短くして繰り返し再生することがポイントです。


▼目安となる動画の長さ

種類

長さ

商品・サービス紹介動画

1~2分ほど

企業紹介動画

1~2分ほど

ティザー動画

15~30秒ほど


ポイント2|アニメーションや音を取り入れる

動画で商材の特徴・魅力を分かりやすく訴求するには、アニメーションや音を取り入れることが有効です。

動画内でのテキスト説明を最小限に抑えて、商材のイメージや情報に合わせてアニメーション・音で演出することで、テンポよく視聴しやすくなります。

また、視覚・聴覚で参加者に訴えることで、感情を想起させて興味関心を引き出したり、インパクトを与えたりする効果も期待できます。


▼アニメーション・音の取り入れ方

  • 商材の使用シーンや課題解決のストーリーを2Dまたは3Dイラストのアニメーションにする
  • 動画内の重要なタイトル(文字)に動きをつけて目を惹く
  • 動画の展開に合わせてBGMの曲調を変える
  • 商材の世界観とマッチした音楽を選択する
  • 注意を引きたいところで効果音を入れる


ポイント3|テロップ・ナレーションを活用する

動画の内容に合わせたテロップやナレーションを取り入れると、より直感的に内容を理解しやすくなります。

展示会で動画を配信する際、周辺のブースや参加者同士の会話などによって音声が聞こえにくくなることが考えられます。

音声が聞こえにくい状況でも動画の内容を理解できるように、テキストに合わせてナレーションをつけたり、重要なポイントにテロップをつけたりすることが有効です。



展示会用の動画を外注で制作する流れ

展示会用の動画を外注で制作する際は、以下の流れで進行します。


▼展示会用の動画を外注で制作する流れ

​​​​​​​流れ

概要

1.制作に関する打ち合わせ

情報共有を行って動画の方向性を決める

2.シナリオ・絵コンテの作成

打ち合わせを基に企画を策定して、シナリオ・絵コンテの形にする

3.撮影・制作

撮影やアニメーション・CGの制作などを行う

4.編集

撮影・制作した映像を編集して動画を仕上げる

5.納品および公開

納品された動画をチェックして展示会で公開する


①制作に関する打ち合わせ

自社と制作会社との間で打ち合わせを行います。打ち合わせにおいては、以下について共有しておくことが必要です。


▼打ち合わにおける共有内容の例

  • 予算
  • 納期
  • 動画の目的・活用シーン
  • 表現の方向性 など


打ち合わせをしっかりと行っておくことで、自社に合った動画を制作してもらいやすくなると期待できます。


②シナリオ・絵コンテの作成

打ち合わせを基に企画が策定され、企画内容に沿ってシナリオ・絵コンテの作成を行います。

シナリオの作成においては、動画におけるストーリーの流れを固めていきます。この際、再度打ち合わせを重ねる場合もあります。

シナリオができたら絵コンテの作成を行って、シナリオ内容を詳細に可視化します。この際、動画に必要なシーンや内容が明確になるため、撮影・制作に向けた準備も並行して行うことが有効です。


③撮影・制作

シナリオ・絵コンテを基に撮影やアニメーション・CGの制作などを行います。

展示会動画の撮影においては、自社の作業所で撮影を行ったり、従業員をキャスティングしたりするケースも考えられます。準備やスケジュールについてあらかじめ策定して制作会社とすり合わせておく必要があります。


④編集

撮影・制作した映像の編集を行ってひとつの動画にまとめます。

編集の際は、不要な部分をカットするほか、ナレーションや音楽、効果音などの挿入も行ってより魅力的な動画に仕上げます。

編集は動画の質に影響する重要なポイントのため、依頼者側でも繰り返し確認してフィードバックを行いながら、より理想に近づけていくことが重要です。


⑤納品および公開

外注先から納品された動画を確認して、問題がなければ展示会で公開します。

展示会動画は、展示ブースに設置した液晶モニターやデジタルサイネージなどで再生します。また、オンライン展示会におけるコンテンツとしても利用可能です。

そのほか、展示会に先駆けてWeb上で動画を配信することで集客に活用する方法も考えられます。



動画制作を外注する際の費用相場

動画制作を外注する場合、動画の種類や長さ、アニメーションの有無などによって費用は変動します。安いものは10〜30万円ほどで作れますが、本格的な動画の場合には200~300万円を超え、高いものは1000万円にも届くことがあります。

自社で動画制作が難しい場合には、複数の会社で見積もりを依頼して、比較検討したうえで予算に含めておくことが重要です。

なお、展示会後にWebサイトで配信したり、営業ツールとして利用したりする場合には、制作費用を別予算で考えるケースもあります。



まとめ

この記事では、展示会の動画制作について以下の内容を解説しました。


  • 展示会における動画の活用シーン
  • 展示会に動画を活用するメリット
  • 参加者の興味関心を惹く動画制作のポイント
  • 展示会用の動画を外注で制作する流れ
  • 動画制作を外注する際の費用相場


展示会では、商品・サービス紹介動画や企業紹介動画、ティザー動画、セミナー動画などが活用されています。映像や音楽を用いて視覚・聴覚に訴えかけられるため、参加者の目を惹いたり、商材の魅力を分かりやすく伝えたりできます。

参加者の興味関心を高めるためには、動画の尺を短くしたり、アニメーションやロップ・ナレーションを活用したりして、視聴しやすくする工夫が必要です。

また、自社での動画制作が難しい場合には、費用の見積もりを依頼したうえで、外部の制作会社に依頼することも一つの方法です。

ビークス』では、展示会の企画立案からブース制作、当日の運営まで一貫してサポートしております。展示会を成功に導く動画制作についても、お気軽にお問い合わせください。

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沖田
沖田
ビークスのディレクターです。オンライン・オフラインの展示会業務に関わる方に向けて最適な情報をお届けします。 ビークスは展示会サポート歴20年。イベント企画・デザイン・運営などのノウハウを活かして、展示会の開催・出展をトータルでサポートいたします。
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