展示会のDMで参加意欲を高めるには? 来場してもらうための作り方とデザインのポイント
展示会の出展にあたって、より多くの人に参加してもらうための集客ツールとして欠かせないのがDM(ダイレクトメール)です。既存顧客や過去に資料請求・問い合わせがあった企業などにDMを送付することで、展示会の開催情報を知ってもらい参加を促す目的があります。
DMを作る際は、手に取った人が「参加してみたい」「詳しく聞いて・見てみたい」と興味関心を喚起できるような魅力的なデザインにすることが重要です。
これから展示会の出展を控えている企業では「DMをどのように作ればよいか」「参加意欲を高めるデザインにするにはどうすればよいか」などと悩まれている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、展示会の集客のために送付するDMの作り方と、デザインのポイントについて解説します。
目次[非表示]
- 1.展示会の集客に活用するDMの作り方
- 2.展示会への参加意欲を喚起するDMデザインのポイント
- 2.1.①キャッチフレーズを表面に記載する
- 2.2.②イメージに合わせたメインビジュアルを掲載する
- 2.3.③情報を整理してレイアウトする
- 2.4.④文字の読みやすさを保つ
- 3.まとめ
展示会の集客に活用するDMの作り方
展示会に活用するDMを作るには、自社でデザインして印刷会社に印刷してもらう方法と、デザイン・印刷ともに外部に依頼する方法があります。
ここからは、一般的なDMのサイズと掲載する情報について解説します。
DMのサイズ
展示会への集客を目的として送付するDMのサイズは、148mm×100mmのはがきやポストカードが選ばれることが一般的です。
より多くの情報を記載したい場合、または写真をより鮮明に見せたい場合には、大判はがき(235mm×120mm)や、A4はがき(297mm×210mm)で制作することも可能です。また、横向き・縦向きのどちらも展示会用のDMで使われています。
▼よく使われるDMのサイズ
サイズ |
備考 |
148mm×100mm(通常はがき) |
一般的に使われるサイズ |
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DMのサイズによって、手に取ったときのインパクトや郵送費が変わるため、掲載したい内容と予算を踏まえて選択することが重要です。
掲載する情報
展示会用のDMには、基本の開催情報に加えて、どのような展示会なのかを直感的に理解できるように写真やタイトルを掲載することが重要です。
DMに記載する情報には、以下が挙げられます。
▼DMに掲載する情報
- 展示会のタイトル
- 開催日・開催時間
- 会場名・住所・案内図(オンラインの場合は参加方法)
- 展示会のメイン写真、展示する商品・サービス写真
- 企業情報(企業名、プロフィール、Webサイト)
- 当日のイベント情報(セミナー、デモンストレーション、商談など)
- 問い合わせ先
展示会への参加意欲を喚起するDMデザインのポイント
DMを送付して展示会への集客向上を図るためには、参加したいと思わせるデザインに工夫する必要があります。ここでは、展示会への参加意欲を喚起するDMデザインのポイントを4つ解説します。
①キャッチフレーズを表面に記載する
DMの表面には、展示会のタイトルとは別に、ターゲットの興味関心を惹くキャッチフレーズを記載することがポイントです。
展示会のタイトルだけでは分からない情報を短い文章で端的に伝えることで、展示会のイメージが湧き、興味を惹きやすくなります。
▼キャッチフレーズの例
内容 |
具体例 |
展示商品の特徴を伝える |
|
参加メリットを伝える |
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ターゲットに自分のことだと思わせる |
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②イメージに合わせたメインビジュアルを掲載する
展示会のテーマや展示商品のイメージに合わせた写真・画像を、DMのメインビジュアルとして掲載することもポイントの一つです。
メインビジュアルは、DMを手に取ったときに最初に目にとまる部分となるため、直感的にどのような展示会なのかを思い描ける写真・画像を選ぶことが重要です。
また、DMの表面には、複数の写真・画像を詰め込み過ぎないようにする必要があります。表面に一枚の写真・画像を背景として使用したり、余白を設けつつ大きく配置したりするデザインがおすすめです。
▼メインビジュアルの例
- メインとなる展示商品の画像
- 展示商品の使用シーンをイメージした画像
- 展示ブース全体を撮影した写真
- 展示会のテーマに合わせたイメージ画像・イラスト
③情報を整理してレイアウトする
DMのデザインを考える際は、掲載する情報の配置場所を調整して、見たときにひと目で内容を整理しやすいレイアウトにすることがポイントです。
情報を一定のルールに沿って配置することで、整列されたまとまった印象を与えられます。また、訴求したいポイントについては、大きく目立たせるようにすることも重要です。
▼見やすいレイアウトの例
- 写真・画像・文章ブロックの高さを揃える
- 上下・左右対称の形でコンテンツを配置する
- 関連する情報はグループ化して近くにまとめる
- 展示会のタイトル・開催日時・キャッチフレーズ、メインビジュアルを大きく配置する
- 展示会の詳細情報(イベント内容・住所・地図など)は、DMの下部または裏面に記載する
- コンテンツ間に余白を設ける
④文字の読みやすさを保つ
色や情報のまとまりといった見た目のバランスだけでなく、フォントの種類・太さ・行間を意識して読みやすさを保つ必要があります。
DMに使用するフォントによって相手に与える印象が変わるため、展示会のテーマや展示商品のイメージに合った種類を選ぶことが重要です。
ポップ体や手書きフォントなどのデザイン書体は、小さくすると読みにくくなる可能性があるため、デザイン面を重視したい箇所で使用することがおすすめです。また、使用するフォントは、雑多な印象を与えないように3種類までに抑えることがポイントです。
フォントの種類によって与える印象は、以下のとおりです。
▼フォントの種類によって与える印象
フォント |
与える印象 |
明朝体 |
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ゴシック体 |
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丸ゴシック体 |
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楷書体 |
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手書きフォント |
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まとめ
この記事では、展示会のDMについて以下の内容を解説しました。
- 展示会の集客に活用するDMの作り方
- 展示会への参加意欲を喚起するDMデザインのポイント
展示会の集客施策に活用するDMには、情報を端的に伝えるキャッチフレーズやメインビジュアルを取り入れるほか、見やすいレイアウトにする、商材のイメージに合わせたフォントを選ぶことがポイントです。
また、DMの制作には、自社でデザインしてから印刷会社で印刷してもらう方法と、デザイン・印刷ともに外部に依頼する方法があります。
『ビークス』は、展示会の企画から運営までをトータルコーディネートする会社です。集客につなげるためのDMの制作についてもサポートしております。
サービスについて、詳しくはこちらからお問い合わせください。
なお、展示会の集客には案内メールの送信も有効です。案内メールの書き方については、こちらをご覧ください。