展示会のパンフレットを作る3つのコツ! 商材への興味関心を喚起するには?
展示会のパンフレットは、企業と参加者をつなぐ販促物の一つです。商材への興味関心を喚起するデザインや内容にすることで、参加者の印象に残りやすくなるほか、持ち帰ってから後日確認してもらえる可能性も期待できます。
展示会の出展準備を進めている企業担当者のなかには「パンフレットにはどのような種類があるのか」「デザインや内容をどのように工夫すればよいのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、展示会におけるパンフレットの役割や一般的な種類、参加者の興味関心を喚起するポイントについて解説します。
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展示会におけるパンフレットの役割
展示会で配布するパンフレットには、主に2つの役割があります。
▼パンフレットの役割
- 自社ブースへ誘導する
- 展示会後の検討材料にしてもらう
展示会のパンフレットには、参加者が自社ブースを訪れる動機づけをする役割があります。自社ブースの入り口で展示情報をまとめたブースガイドや、ブース内で実施するセミナーのコンテンツ紹介を記載したパンフレットを配布することで、ブース内へと誘導しやすくなります。
また、パンフレットは持ち帰ることが可能なため、参加者やその企業の関係者があとから内容を確認できます。展示会で商談のアポイントメントを取得できなかった場合でも、後日パンフレットを見て検討材料にしてもらうことで、問い合わせや商談へとつながる可能性が期待できます。
展示会で配布するパンフレットの種類
展示会で配布するパンフレットには、主に3つのコンテンツがあります。
▼コンテンツの種類
- 会社案内や基本的な商品・サービスの案内
- 特定の商品・サービスの紹介
- 仕様・内容が変わりやすい商材の紹介
コンテンツによって使用する用紙や仕上がりサイズを選択することが一般的です。
▼主に使用される仕上がり用紙サイズ一覧
A版 |
B版 |
|
4サイズ |
210×297mm |
182×257mm |
5サイズ |
148×210mm |
182×257mm |
会社案内や基本的な商品・サービス案内を目的としたパンフレットは、長く読まれる販促物となり、多くの情報を掲載する必要があります。そのため、A4サイズの8~10ページほどで構成される中綴じ冊子で作られることが一般的です。
特定の商品・サービスを紹介するパンフレットでは、会社案内や基本的な商品・サービス案内よりも情報量が少なくなることから、紙面を2つ折りにして仕上がりサイズをA4やその半分のA5にした簡易的な仕様で作られる場合があります。
また、仕様・内容が変わりやすい商材を紹介するパンフレットは、1枚の紙面を3つ折りや4つ折りに畳んだコンパクトなリーフレットにして配布することもあります。
パンフレットを制作する際は、展示する商材やターゲットが知りたいと思われる情報を記載できるコンテンツを選択することが重要です。
参加者の興味関心を惹くパンフレットを作成するコツ
展示会のパンフレットを作成する際は、自社商品・サービスの特徴や魅力が伝わりやすいコンテンツとデザインに配慮する必要があります。
コツ①簡潔で分かりやすい内容にする
商品・サービスの内容は、簡潔に分かりやすくまとめることがコツです。
参加者のなかには、パンフレットを会社に持ち帰ってから決裁権のある上司に説明をするケースがあります。
実際に展示会に参加していない人でも、パンフレットを見るだけで商品・サービスの特徴や仕組みが直感的に理解できるようにすることが重要です。
▼商品・サービスの内容を分かりやすく伝えるコツ
- テキストだけでなく、画像・図表・イラストを用いる
- 情報の種類ごとにレイアウトのグループを分ける
- 商材の特徴を直感的に理解できるキャッチコピーを記載する
- 重要なワードを目立つように太さや色を装飾する
- 課題の解決につながる構成を意識する(例:課題→解決策→効果)
- 商材によってもたらされる効果や実績などは具体的な数値で記載する
コツ②競合他社との差別化要素を加える
パンフレットのコンテンツやデザインには、競合他社との差別化要素を加えることもコツの一つです。
参加者は展示会で多くの企業からパンフレットを受け取るため、似たようなデザインやほかの商材との違いが分かりにくい内容は、埋もれやすく記憶にも残りにくくなります。
競合他社の商材と比較して、自社の商材にどのような強みや魅力があるのかをパンフレットで分かりやすく訴求することが重要です。
▼競合他社との差別化要素を訴求する例
- 商材のコンセプトや世界観を表現する配色・書体で統一する
- コーポレートカラーや商材のテーマカラーを表紙にする
- 競合他社の類似商材との違いを明確にした比較図や箇条書きリストを記載する
コツ③求める行動を誘導する導線を設ける
パンフレットを見たあとに、Webサイトへのアクセスや電話・メールでの問い合わせなど、参加者に求める行動へと誘導する導線を設けることもコツといえます。
商材の検討段階にいる参加者の場合、すぐに契約に至らないこともあります。参加者の行動を誘導する導線を設けることによって、パンフレットを読んで興味関心が湧いた段階で問い合わせを後押しできるようになります。
▼行動を誘導する導線づくりの例
- 問い合わせフォームのURLやメールアドレスを記載する
- Webサイトにアクセスできる二次元バーコードを掲載する
まとめ
この記事では、展示会のパンフレットについて以下の内容を解説しました。
- 展示会におけるパンフレットの役割
- 展示会で配布するパンフレットの種類
- 参加者の興味関心を惹くパンフレットを作成するコツ
展示会で商材の特徴・魅力を伝えるパンフレットを配布することで、自社ブースへの誘導や展示会後の検討材料にしてもらう役割が期待できます。
パンフレットを通して参加者の興味関心を惹くためには、簡潔で分かりやすい内容にするとともに、競合他社との差別化要素を加えたり、自社が求める行動に誘導する動線を設けたりすることがコツです。
『ビークス』では、パンフレットの制作をはじめ、展示会で使用するコンテンツの制作、ブースのデザイン設計、当日の運営などをトータルサポートしております。
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