
展示会を成功させる14のノウハウ! 具体例やポイントとともに解説
※2025年8月8日更新
展示会は、新たなビジネス機会の創出が期待できるイベントです。新規見込み顧客の獲得や商談へとつなげるには、事前の準備から当日の運営、出展後のフォローアップまでさまざまなアプローチが必要になります。
「より多くのターゲット層に参加してほしい」「商材の魅力を知ってもらい、興味関心を高めたい」という企業担当者のなかには、展示会の出展に向けて何をすればよいか悩まれている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、展示会を成功に導くための14のノウハウについて解説します。
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目次[非表示]
- 1.事前準備のノウハウ
- 1.1.①スケジュールに余裕を持たせる
- 1.2.②目的と目標を設定する
- 1.3.③展示会のテーマを決める
- 1.4.④幅広い媒体で宣伝・告知をする
- 1.5.⑤会期中の集客施策を策定する
- 1.6.⑥商材のイメージを反映したブースをつくる
- 1.7.⑦自社にあった施工事業者を選定する
- 2.当日の運営に関するノウハウ
- 2.1.⑧必要な道具を会場に持ち込む
- 2.2.⑨スタッフのオペレーションを決める
- 2.3.⑩ターゲットの課題・ニーズに響くプレゼンを行う
- 2.4.⑪温度感を見極めて名刺交換を行う
- 3.展示会後に関するノウハウ
- 3.1.⑫お礼メールを送信する
- 3.2.⑬獲得した見込み顧客をセグメントする
- 3.3.⑭展示会の振り返りを行う
- 4.展示会の出展・開催をサポートする事業者への依頼も有効
- 5.まとめ
事前準備のノウハウ
展示会の出展には、さまざまな事前準備が必要になります。テーマやターゲットを定めて軸となる方向性を決定したり、参加者に足を運んでもらうための集客施策、ブースづくりを行ったりします。
①スケジュールに余裕を持たせる
展示会のスムーズな開催に向けて、事前準備のスケジュール管理が重要です。
展示会の準備には、展示するブースの施工や広告宣伝など一定の時間と労力を要する作業が求められます。開催直前に慌てて準備を進めると、展示内容の品質に影響し、満足できる結果を得られない可能性があります。開催日まで余裕のあるスケジュールを組むことで、展示会の事前準備を入念に実行できます。
スケジュールの目安として、開催日の12〜6ヶ月前程度から準備を進めると余裕が生まれます。特に、応募が先着順である展示会は早めの申し込みが大切です。出展が正式に決まると、移動手段や宿泊先の手配も前倒しで進められます。
なお、スケジュールの目安についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
②目的と目標を設定する
展示会の出展準備を始める際には、目的と目標を設定することが重要です。
展示会の目的を明確にすることで、出展する展示会の種類やテーマ、企画などを検討しやすくなり、施策に対して一貫性を持たせられるようになります。
また、目的を達成するための具体的な目標を設定すると、実行するアクションが明確になるほか、展示会の成果を定量的に評価・分析して改善を図れます。
具体的かつ合理性のある目標を設定するには、“SMARTの法則”というフレームワークを活用することが有効です。
▼SMARTの法則を構成する要素
- 具体性がある(Specific)
- 計測ができる(Measurable)
- 達成の可能性がある(Achievable)
- 関連性がある(Relevant)
- 期限がある(Time-bound)
展示会の目標設定については、こちらの記事で詳しく解説しています。
③展示会のテーマを決める
展示会の目的を踏まえて、テーマを決定します。展示会の軸となるテーマを決めることで、展示する商材やコンテンツの内容、ブースのデザインなどの方向性を定めたコンセプトを策定しやすくなります。
コンセプトに基づいた訴求を行うことによって、商材の魅力や世界観が伝わりやすくなり、ターゲット層の興味関心の喚起につながると期待できます。
▼展示会のテーマを決めるときのポイント
- 展示会でアプローチしたいターゲットを明確にする
- ターゲットが持つ課題やニーズを分析する
- 自社商材がターゲットに提供できる価値を洗い出す
- 課題・ニーズを満たせる提供価値を具現化して、コンセプトに落とし込む
展示会のテーマを作成する方法やポイントについては、こちらの記事をご確認ください。
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④幅広い媒体で宣伝・告知をする
展示会を成功させるには、より多くのターゲット層を集客して自社ブースへと足を運んでもらう必要があります。
すでに接点のある見込み顧客・既存顧客への告知に加えて、自社を知らない潜在層とも接点を持てる媒体で宣伝・告知をすることがポイントです。
▼宣伝・告知の方法
- 案内状(紙面またはメール)の送付
- SNSでのイベント情報の配信
- Web広告の配信
- 展示会向けポータルサイトへの掲載
- メールマガジンでの配信
- プレスリリースの配信
展示会の案内状を作成するポイントやテンプレートについては、こちらの記事で解説しています。
⑤会期中の集客施策を策定する
展示会前だけでなく、会期中においても集客の拡大を図る必要があります。
合同展示会には自社を知らない参加者も訪れます。限られた時間のなかで自社ブースを訪れてもらうための施策が欠かせません。
会期中の集客施策としては、チラシ・フライヤーを配布したり、ブース内で参加者の興味を引く企画を実施したりする方法が有効です。
▼会期中の集客施策例
- チラシ・フライヤーの配布
- ノベルティの配布
- 商品・サービスのデモンストレーション
- 大型モニターでのプレゼンテーション
- 業界の著名人を招いたトークイベント など
なお、展示会の集客やチラシについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
⑥商材のイメージを反映したブースをつくる
ブースのデザインを設計する際は、商材のイメージを反映することがポイントです。
展示会のブースは、商材の魅力や世界観などを視覚的にアピールするための重要な要素となります。魅力的なデザインであっても、商材のイメージと異なる色や全体のバランスに統一感がない場合、参加者の印象に残りにくくなります。
ブース全体の色や什器の形状、商材の展示方法などを考える際は、デザイン性だけでなく「魅力が伝わるか」という視点を持つ必要があります。
▼ブースづくりのポイント
- コーポレートカラーや商材の特徴を反映した配色に統一する
- メインとなる商材を中心に配置する
- ブースの入り口やメインの展示に、商材の魅力を一言で伝えるキャッチコピーを掲げる
- 写真・動画・イラストを取り入れたポスターやパネルを設置して、直感的に商材の特徴・使用シーンが分かるようにする
また、出入り口からの動線を意識して、回遊しながら商材への理解が深まるように情報を提供することも重要です。
展示会のブースづくりやレイアウト設計については、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
⑦自社にあった施工事業者を選定する
展示会のブース設営作業は、施工事業者に依頼するケースが一般的です。自社の展示内容やコンセプトを具現化できる施工事業者に依頼することで、商材の魅力を訴求しやすくなります。
複数の事業者から見積もりをとって比較すると、より納得感のある依頼先の選定が可能です。費用や対応可能な業務の範囲は事業者によって異なるため、自社のニーズに適した依頼先を選定する必要があります。
なお、展示会の施工事業者についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
当日の運営に関するノウハウ
展示会の当日は、参加者がスムーズにブースを見て回れるようにサポートしたり、商材の興味関心を喚起するためのアプローチを行ったりする必要があります。
また、展示会の出展後に営業活動へとつなげるために、参加者の情報を取得する取り組みも必要となります。
⑧必要な道具を会場に持ち込む
展示会の当日に使用する道具は、抜け漏れなく用意して持ち込む必要があります。
当日に慌てて手配するようなリスクを回避するには、チェックリストやマニュアルの活用が有効です。使用する用途ごとにまとめることで、円滑に準備できるようになります。過去に展示会を開催した経験があれば、そのときに必要だったものをリストに追加しておくことが有効です。
▼展示会当日に必要な道具の例
目的 |
例 |
集客 |
|
運営 |
|
振り返り |
|
必要な道具が揃っていれば、展示会の運営を円滑に進められます。スタッフの手際や対応の質が高まることで、来場者によりよい印象を与えやすくなると期待できます。
なお、展示会に必要なものについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
⑨スタッフのオペレーションを決める
各スタッフが当日どのような対応をするのか、オペレーションを決めておきます。
ブースの入り口での声かけや受付、ブース内での説明など「誰が何をするか」を決めておくとスムーズな運営ができるようになり、離脱の防止や参加者からの好印象につながると考えられます。
参加者の行動に応じた声かけの内容や、商材説明のシナリオを複数パターン作成しておくと、スタッフによる応対品質を高めやすくなります。
▼決めておくオペレーション
当日の対応 |
オペレーションの例 |
呼び込み |
入り口で声かけをしてブースへ誘導する |
説明 |
参加者の課題・ニーズを引き出す質問をして温度感に合わせた商材説明を行う、または参加者からの質問に回答する |
受付 |
挨拶をして参加者の情報を聞き取り、パンフレットや資料、ノベルティを配布して展示会の概要説明を行う |
展示会の説明員による対応のポイントは、こちらの記事をご確認ください。
⑩ターゲットの課題・ニーズに響くプレゼンを行う
展示会で商材のプレゼンテーション(以下、プレゼン)を実施する際は、ただ特徴や魅力を紹介するのではなく、ターゲットが持つ課題・ニーズを含めてストーリーを組み立てることがポイントです。
「自社に必要かもしれない」「課題を解決できるかもしれない」という期待感を醸成することで、興味関心の向上を図れます。
▼プレゼンを行うときのポイント
- 画像・図・イラスト・動画を用いて、商材の特徴や競合他社との差別化要素、利用シーンを理解しやすい資料をつくる
- ターゲット層が抱える課題を提示してから、自社商材での解決策と期待できる導入効果を示す
- 商材の細部まで伝えずに、短時間のプレゼンで疑問や期待感を残す
プレゼンの資料作成や実施のコツは、こちらの記事で解説しています。
⑪温度感を見極めて名刺交換を行う
展示会後の営業活動で商談や成約へとつなげるには、見込み度の高い参加者と名刺交換を行い、情報を収集する必要があります。
いきなり名刺交換を依頼すると警戒心や不信感を抱かれてしまう可能性があるため、会話を通して興味関心の有無を見極めることが重要といえます。
▼名刺交換のポイント
- 目を見て挨拶をしてから、自然なコミュニケーションを挟む
- パンフレットやノベルティを配布するタイミングで名刺交換を依頼する
話をした内容を名刺にメモしておき、フォローアップに活用する
展示会での名刺交換については、こちらの記事をご確認ください。
展示会後に関するノウハウ
展示会の出展後は、参加者へのフォローアップを実施して自社を印象づけたり、次のステップへのアクションを促したりする取り組みを行う必要があります。
また、次回以降の展示会につなげるための振り返りも欠かせません。
⑫お礼メールを送信する
展示会の参加者全員にお礼メールを送信して、問い合わせや商談へつなげるためのアプローチを行います。
展示会の当日に商談のアポイントメントを獲得できなかった場合でも、その後のフォローアップで商談へ移行できる可能性があります。
▼お礼メールの作成ポイント
- 自社のホームページや商材サイトのURLを記載する
- サンプル製品やお試し利用の申し込みフォームを記載する
- 展示した商材に関する資料やパンフレットのデータを送付する
お礼メールの書き方やポイントについては、こちらの記事をご確認ください。
⑬獲得した見込み顧客をセグメントする
名刺交換やアンケートなどによって獲得した見込み顧客の情報を整理して、見込み度に応じてセグメントすることが重要です。
名刺交換の際に会話した参加者の課題・ニーズ・検討度合いなどをメモしておくと、見込み度を判別しやすくなります。また、セグメントをしたあとは見込み度に応じた方法でアプローチを実施します。
▼セグメント別のアプローチ方法
セグメント |
アプローチ方法 |
見込み度【高】 |
担当者への電話やメールで商談のアポイントメントをとる |
見込み度【中】 |
メールまたはDM(ダイレクトメール)で、継続的に今後のセミナーやイベントの案内を行う |
見込み度【低】 |
定期的にメールで様子うかがいや商材に関する情報提供を行う |
見込み度の高い参加者に対して優先的にアプローチを行うことによって、営業活動を効率化できます。
なお、展示会で収集するアンケートの作成方法については、こちらの記事で解説しています。
⑭展示会の振り返りを行う
展示会の終了後は、反省点を洗い出して次回の開催時に改善するための振り返りが重要です。振り返りを通じて、展示会開催のノウハウを社内に蓄積できます。
事前に定めた目的と目標を基に、今回の展示会ではどの程度の成果が挙げられたのかを確認する作業が大切です。
▼展示会の振り返りにおけるポイント
- 振り返りのタイミングを出展の目標に応じて設定する
- 次回の展示会を見据えた分析を行う
成果の振り返りは、目標の性質によって実施するタイミングが異なります。
例えば、目標として来場者数を設定している場合は、展示会終了の直後に分析できます。一方で、新規顧客のアポイント獲得数や契約受注数のような目標については分析に時間がかかります。この場合、開催後1ヶ月間のように期間を定めて検証することが有効です。
また、振り返りの実施後は、反省点を次に生かす姿勢が重要です。未達に終わった目標を達成するにはどのような施策が有効なのかを分析し、改善に着手することが求められます。
展示会の出展・開催をサポートする事業者への依頼も有効
初めて展示会に出展する場合や人員が足りていない場合には、外部の事業者にサポートを依頼する方法も有効です。
展示会の準備から出展・開催にかけては、多くの工程が存在するため、すべてを自社でまかなうことは困難な可能性があります。自社でカバーできない領域のサポートをしてもらうことで、展示会の出展・開催を効率的に行えます。
なお、展示会の出展・開催をサポートする事業者にはさまざまな種類があります。事業者によって対応可能な業務の範囲や専門分野は異なるため、自社がサポートしてほしい業務を明確にしたうえで依頼先を選定することが重要です。
▼展示会の出展・開催をサポートする事業者
種類 |
依頼できる業務の例 |
展示会代行会社・コンサルティング会社 |
企画策定、ブースの制作、当日の運営、終了後の改善提案までの一貫した支援 |
広告代理店 |
企画策定、展示会パンフレットやWebサイトの制作、マーケティング施策、販促物の制作 など |
イベント企画会社 |
企画策定、ブースのコンセプト立案、集客施策 など |
デザイン会社 |
ブースのデザイン設計、パネルや装飾物の制作 など |
ブース施工会社 |
ブースのデザイン設計、パネルや装飾物の制作、会場での設営・撤去 など |
営業代行会社 |
招待状の送付、見込み顧客のリスト作成、窓口業務、アンケートの集計、参加者へのフォローアップ など |
展示会をサポートする事業者についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
まとめ
この記事では、展示会を成功させるための14のノウハウについて以下の内容を解説しました。
- スケジュールに余裕をもたせる
- 目的と目標を設定する
- 展示会のテーマを決める
- 幅広い媒体で宣伝・告知をする
- 会期中の集客施策を策定する
- 商材のイメージを反映したブースをつくる
- 自社にあった施工事業者を選定する
- 必要な道具を会場に持ち込む
- スタッフのオペレーションを決める
- ターゲットの課題・ニーズに響くプレゼンを行う
- 温度感を見極めて名刺交換を行う
- お礼メールを送信する
- 獲得した見込み顧客をセグメントする
- 展示会の振り返りを行う
展示会の準備から出展・開催にかけては多くの工程が存在するため、自社だけで難しい場合には外部の事業者にサポートを依頼する方法もあります。
サポートしてもらいたい業務の範囲を明確にしたうえで、必要な業務に対応している事業者を選定することがポイントです。
『ビークス』では、さまざまな業界で展示会の企画から運営、振り返りまでをトータルサポートしています。20年にわたって展示会をサポートしてきた実績とノウハウを基に、成果につながる展示会をプロデュースいたします。
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