
【例文つき】展示会後のお礼メールの書き方|CVにつなげる5つのポイントとフォローの重要性
※2026年6月17日更新
展示会への出展は、多くの見込み顧客(リード)と出会える貴重なマーケティング機会です。しかし、ブースで名刺交換をしたり、アンケートを回収したりしただけで満足してしまってはいないでしょうか。展示会出展を商談や成約につなげるための取り組みは、展示会が閉幕した直後から始まります。
なかでも、来場者に対して送るお礼メールは、当日〜翌営業日までの迅速な送信が商談化率に影響する施策です。見込み度(温度感)に応じた文面の作成や、件名・本文などの基本構成を適切に押さえることで、参加者の興味を維持し、次の行動を促しやすくなります。
この記事では、展示会のお礼メールを送る目的や基本的な書き方、行動を促すための5つのポイントを解説します。あわせて、MA(マーケティングオートメーション)ツールを活用した配信のコツや、送信後の具体的なフォロー方法についても紹介します。
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目次[非表示]
- 1.展示会後にお礼メールを送る3つの目的
- 1.1.来場に対する感謝を伝える
- 1.2.自社の印象を強める
- 1.3.次のアクションを促す
- 2.お礼メールの基本的な書き方
- 3.展示会後のお礼メールで行動を促すポイント
- 3.1.①時間を空けずになるべく早く送信する
- 3.2.②展示会を思い出してもらう情報を記載する
- 3.3.③見込み度合いに応じて文面を変更する
- 3.4.④送り先にメリットを提示する
- 3.5.⑤件名に必要な情報を入れる
- 4.展示会に活用できるお礼メールの例文
- 5.展示会お礼メールの送信・MAツール活用のコツ
- 5.1.セグメント配信で効果を高める
- 5.2.パーソナライズ差し込みを活用する
- 5.3.配信タイミングの自動化
- 6.展示会お礼メール送信後のフォローが重要
- 6.1.開封率・クリック率を追跡する
- 6.2.フェーズ再判定を行う
- 6.3.ナーチャリングシナリオへ接続する
- 7.展示会お礼メールに関するよくある質問
- 8.まとめ
展示会後にお礼メールを送る3つの目的
展示会後に送付するお礼メールには、相手への感謝を伝えるだけでなく、自社の印象を強めて次のアクションを促す目的があります。
来場に対する感謝を伝える
お礼メールを通じて、自社ブースを訪れた参加者に感謝を伝えられます。
展示会中の限られた時間のなかで、参加者全員へのお礼を直接伝えることは難しいといえます。展示会後にお礼メールを送付して相手に感謝の気持ちを伝えることは、良好な関係性の構築において重要です。
自社の印象を強める
お礼メールを送ることで、参加者から自社への印象を強めることが期待できます。
展示会の参加者はさまざまなブースを見て回るため、自社ブースに訪れていたとしても、必ずしも覚えてもらえるとは限りません。
お礼メールを送って自社ブースの内容をリマインドすることで、自社の印象を残すだけでなく、強めることが可能です。
次のアクションを促す
展示会のお礼メールには、ブースを訪れた参加者に次のアクションを促す役割があります。
展示会で獲得したリードは、そのままでは商材の成約につながるとは限りません。お礼メールで商談や資料請求など次のアクションを促すことで、成約につなげやすくなると考えられます。
お礼メールの基本的な書き方
展示会の参加者に送信するお礼メールには、主に以下の内容を記載します。
▼お礼メールの構成と書き方
構成 | 書き方 |
件名 | 展示会の名称や社名を入れて、メールの概要がひと目で分かるようにする |
宛名 | メール冒頭に参加者の社名と名前を入れる |
名乗り | 自社の企業名と送信者名を記載する |
挨拶 | 展示会に参加いただいたことに対するお礼を述べる |
本文 | 展示した商材やブース内で話した内容について記載して、資料がある場合は添付する |
結び | 締めの挨拶文を入れる |
署名 | 自社の企業名や担当者名、連絡先を末尾に入れる |
商材のパンフレットやホワイトペーパー、当日実施したセミナーの資料などがある場合には、メールに添付します。
また、連絡先を記入する際は、電話番号・メールアドレス・問い合わせフォームなどを複数記載しておくことで、相手からのコンタクトが取りやすくなります。
展示会後のお礼メールで行動を促すポイント
お礼メールを通して参加者からの行動を促すには、送信するタイミングを考慮するとともに、自社や商材のことを印象づけて興味関心を喚起する情報を記載することがポイントです。
①時間を空けずになるべく早く送信する
展示会の出展後は、時間を空けずになるべく早くお礼メールを送信することがポイントです。
参加者は、自社以外のブースも見て回っているため、時間が空くと企業名・商材名などを忘れられてしまう可能性があります。
すぐにお礼メールを送信すると、展示会の記憶がはっきりしているうちに企業や商材について印象づけられます。送信するタイミングは、展示会の当日中が望ましく、遅くとも1~2営業日以内がよいといえます。
②展示会を思い出してもらう情報を記載する
複数の展示ブースがあるなかで、参加者に自社のことを思い出してもらうためには、展示会の内容をメールに記載することもポイントの一つです。
▼展示会を思い出してもらう情報の記載例
- 自社ブースで展示した商材や実施したセミナーなどの情報を要約する
- 自社ブースや商材の写真を添付する
- 参加者と会話した内容に触れる
参加者と展示会の当日に話した内容を文面に盛り込むことで、相手に思い出してもらいやすくなるほか、特別感を演出できます。
③見込み度合いに応じて文面を変更する
展示会で話した内容やアンケートの結果などから参加者の見込み度合いを見極めて、文面を変えることもポイントとなります。
獲得した見込み顧客の情報を整理して、商材への関心度や決裁権の有無などを基に、見込み度合いをセグメントします。参加者の温度感に合わせた情報提供や提案を行うことで、興味関心の醸成につながり、参加者の行動を後押しできます。
▼見込み度合いに応じたメールの書き方
見込み度 | メールの書き方 |
相手に決裁権があり、本格的な検討段階にいると思われる場合 |
|
興味関心はあるものの、決裁権がなく導入予定期間が3ヶ月以上先の場合 |
|
④送り先にメリットを提示する
送り先にとってメリットとなる情報をお礼メールで提示することで、相手の興味・関心を喚起でき、次のアクションにつなげやすくなると期待できます。
▼提示するメリットの例
- 無料トライアルの案内
- 割引キャンペーンの案内 など
⑤件名に必要な情報を入れる
展示会のお礼メールを送付する際は、自社からのお礼メールだと認識できるような情報を件名に入れておく必要があります。
▼件名に含める情報の例
- 自社の会社名
- 展示会名
- 展示会中に対応した担当者の氏名 など
また、メリットの提示を件名で行う方法も有効です。件名の時点で興味を引くことで、開封されやすくなると期待できます。
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展示会に活用できるお礼メールの例文
ここからは、参加者の見込み度合いに応じたお礼メールの例文を紹介します。
すぐに商談へとつながる見込みある場合
参加者に決裁権があり、本格検討の段階にいると思われる場合には、展示会のお礼とともに商談のアポイントメントを取りつけるための提案を行います。
▼商談化の見込みがある参加者へのお礼メール
▼件名 【××展示会】(自社名)ブースご来場のお礼(担当△△より) ▼本文 株式会社□□ ○○さま (自社名)の△△と申します。 今回の××展示会では、ご多忙のなか弊社ブースにお越しいただき 誠にありがとうございました。 ブースでは、弊社製品『(商材名)』をご案内させていただきましたが、 ご参考になりましたでしょうか。 説明が至らない点もあったかと存じますので、差し支えなければ 直接ご説明をさせていただきたいと存じます。 ○○さまのご都合のよい日はございますでしょうか。 参考までにいくつか日程を提示させていただきますので、 ご連絡いただければ幸いです。 ◎日程候補 ・(日付・時間①) ・(日付・時間②) ・(日付・時間③) 上記の日程でご都合が合わない際は、候補日をご連絡くださいませ。 疑問点やご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。 (署名) |
商談化の見込みはあるが時間がかかりそうな場合
商材の導入を検討しているものの、導入時期がまだ先の場合や参加者に決裁権がない場合には、商材または次回のイベントに関する情報提供を行い、継続的な接点を維持できるようにします。
▼商談化に時間がかかりそうな参加者へのお礼メール
▼件名 【××展示会】(自社名)ブースご来場のお礼 ▼本文 株式会社□□ ○○さま (自社名)の△△と申します。 先日の××展示会では、ご多忙のなか弊社ブースにお越しいただき 誠にありがとうございました。 当ブースでは(商材名)をご案内させていただきました。 今後のご検討の参考になりましたら幸いです。 弊社では、そのほかにも展示会ではご案内できなかった資料や ホワイトペーパーをご用意しております。 よろしければこちらもご参照くださいませ。 (資料・ホワイトペーパーの案内) なお、○月○日には(商材に関する課題)に役立つセミナーを実施いたします。 業界知識に豊富な担当者によるノウハウの提供や業務にお役立ていただける 限定資料を配布いたします。ご参加いただければ幸いです。 (申し込みフォームのURL) 疑問点やご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。 (署名) |
展示会お礼メールの送信・MAツール活用のコツ
中〜大規模の展示会になると、数日間で数百から数千枚もの名刺やアンケートを回収することになります。これらをすべて手作業で対応すると、迅速な送信が難しいだけでなく、誤送信や対応漏れといったミスが発生する可能性があります。
効率的にフォローを行うためには、メール配信システムやMA(マーケティングオートメーション)ツールの活用が有効です。
セグメント配信で効果を高める
獲得したすべてのリードに対して、同一の文面を一斉配信するだけでは十分な効果は得られません。ツールに名刺データをインポートする段階で、以下のような属性や条件でセグメント(分類)を行い、配信する文面を適切に分けることが重要です。
▼リードを分類する属性・条件の例
分類基準 | 具体例 |
見込み度別 | Aランク(即商談可)、Bランク(案件化見込みあり)、Cランク(情報収集のみ) |
関心テーマ別 | ブース内のどの製品ラインに興味を示していたか |
役職・レイヤー別 | 決裁権を持つ経営層・マネジメント層か、現場の推進担当者か |
特に重要なのは「見込み度」による対応の切り分けです。すぐに商談につながりそうなAランクに対しては、ツールによる一斉配信は避け、営業担当者から直接個別にメールを送るようにします。
B・Cランクのセグメントに対してはツールを活用し、今求めている情報(役職者なら費用対効果のレポート、現場担当者なら操作ガイドなど)をピンポイントで届けることで、メールの開封率やリアクション率を高めることができます。
パーソナライズ差し込みを活用する
大量にメール送信を行う場合でも、受信者が「自分宛てに書かれた個別のメールだ」と感じられるような演出が可能です。
ツールの「変数差し込み機能」を活用し、来場者の会社名・部署名・役職・氏名を自動で個別挿入します。宛名が「ご来場者様各位」となっているメールと、「〇〇株式会社 〇〇様」と明記されているメールとでは、精読率に差が生まれます。
さらに効果を高めるためには、ブースで実際に交わした会話内容やヒアリングした課題、案内した商品などをメール本文に具体的に盛り込みます。これが競合他社の定型メールとの差別化になります。
配信タイミングの自動化
展示会の最終日は、ブースの撤収作業や社内への報告、名刺のデータ化などで忙しくなります。
お礼メールの送信遅れを防ぐために、事前にMAツール上で配信日時の設定をしておきます。その際、すべてを一律に即時送信せずに、確度の高いリードには当日〜翌日中に送信し、情報収集目的のリードには情報過多にならないよう翌日〜翌々日にタイミングをずらすなど、温度感に応じた設定が重要です。
なお、展示会でリードを最大化する方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
展示会お礼メール送信後のフォローが重要
お礼メールは、無事に送信が完了した時点でタスクが終了するわけではありません。送信したメールに対して来場者がどのような反応を示したかという「行動データ」を詳細に分析し、その後のアプローチ方法を計画していくことが、展示会マーケティングにおいて重要です。
開封率・クリック率を追跡する
MAツールなどのログを解析し、送信したメールの開封率や、本文内に配置したURLのクリック率(CTR)を追跡・測定します。開封率は件名改善、クリック率はCTAや導線改善の判断材料になります。
- 開封率が低い場合件名のキーワードが魅力的でなかったか、送信した時間帯がビジネスアワーと合っていなかった可能性があります。
- クリック率が低い場合本文のテキストが長すぎてCTA(リンク)まで読まれなかったか、誘導した資料の内容がターゲットのニーズと乖離していた可能性があります。
これらのデータを次回以降の改善サイクルに生かすことが大切です。
フェーズ再判定を行う
お礼メールを送信したあとの来場者の行動履歴から、顧客の温度感を都度更新(フェーズの再判定)します。
例えば、展示会当日のブースでは「単なる情報収集です」と言っていた来場者が、お礼メールのリンクをクリックし、Webサイト上の料金ページを何度も閲覧したり、導入事例の動画を最後まで再生したりする場合、その顧客の温度感は「高」へと引き上がっていると判断できます。
このように、能動的なデジタルアクションを起こしたリードを抽出し、営業部門へ即座にパスを回して架電などのインサイドセールスをかける体制を構築します。
ナーチャリングシナリオへ接続する
展示会で出会ったリードのうち、すぐに商談や購入へと至る「今すぐ客」は一部にとどまります。残りの大多数のリードは、まだ自社の課題を明確に認識していないか、比較検討に時間をかけたい「そのうち客」です。
こうしたリードをお礼メールのあとに放置せずに、 定期的なメルマガの配信や、ステップメールを用いたお役立ちコラムの提供、最新のウェビナー(オンラインセミナー)への招待など、中長期的なリードナーチャリング(顧客育成)のプロセスへと移行します。
接点を途切れさせずにマインドシェアを維持し続けることで、将来的にニーズが顕在化したタイミングで、真っ先に自社を思い出してもらう(第一想起の獲得)状況をつくり出せます。
▼興味関心度に応じたフォローアップの例
興味関心度(温度感) | 来場者の主な行動・反応 | 適切なフォローアップ施策の例 |
高 | お礼メールへの返信あり、個別アポイントメントへの承諾、料金ページの頻繁な閲覧など |
|
中 | メールの開封あり、本文内の事例URLや資料ダウンロードのクリックなど |
|
低 | メールの開封のみ、または未開封、アクションなし |
|
なお、展示会の効果測定やKPI設計については、についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
展示会お礼メールに関するよくある質問
現場のマーケティング担当者や営業推進の方から、展示会のお礼メールに関してよく寄せられる疑問・質問にお答えします。
Q1.展示会お礼メールの件名はどう付ければよいですか?
A. 一目で「用件」と「送信者」が伝わる件名が適しています。多忙な相手の受信トレイのなかで、すぐに「先日のあの展示会の件」だと理解してもらう必要があります。
「【御礼】〇〇展示会 ご来場のお礼と事例資料のご案内(株式会社〇〇)」のように、展示会名と自社名を盛り込み、文字数は30〜35文字前後に収めます。
Q2.お礼メールはいつまでに送るべきですか?
A. 原則として、展示会当日の夕方から、遅くとも「翌営業日中」には送信します。来場者の記憶は2〜3日たつと薄れてしまいます。会期が金曜日の場合は、月曜日の朝一番に届くように金曜日の夜に配信予約を設定しておきます。スピーディーに対応するために、事前にテンプレートやリストの準備をしておきます。
Q3.既存の取引先にもお礼メールを送るべきですか?
A. はい、既存の取引先や過去に関係のあったお客さまも、自社のブースに足を運んでいただいた場合は、必ず個別にお礼メールを送信します。定型の配信ではなく「先日は〇〇様にお会いでき、大変嬉しかったです。」といったパーソナルな一言を添えることで、信頼関係(ロイヤルティ)が深まります。
また、既存顧客が現在抱えている新たな課題をヒアリングする機会になったり、新しい商材のクロスセル(追加提案)のきっかけが生まれたりすることもあります。
まとめ
この記事では、展示会後にお礼メールを配信するにあたって重要な、以下のポイントを網羅して解説しました。
展示会後にお礼メールを送る3つの目的
お礼メールの基本的な書き方
展示会後のお礼メールで行動を促すポイント
展示会に活用できるお礼メールの例文
展示会お礼メールの送信・MAツール活用のコツ
展示会お礼メール送信後のフォローが重要
展示会お礼メールに関するよくある質問
展示会のお礼メールにおいて大切なのは、スピーディかつ適切なセグメント配信と、「今すぐ客」に対する個別対応の両立です。送信後は、顧客の開封やクリックなどの反応をデータ分析し、確度に応じたインサイドセールスや定期的な情報提供のサイクルを回し続けることで、展示会で集めた名刺を価値ある「商談」へと変えていきます。
『ビークス』では、さまざまな業界の展示会の企画立案からブース制作、キャプションの作成を含めた運営までをトータルサポートしております。オンライン展示会やハイブリッド形式の施策についても、オリジナルデザインのWebサイト構築からセミナー配信まで一括で全面サポートが可能です。
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