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展示会のプレゼンで訴求力を高める! 資料作成のポイントと実施のコツ

展示会は、自社の商品・サービスの宣伝や新たな販路の拡大などのビジネスチャンスが期待できるイベントです。自社の商品・サービスを参加者にアピールしてより多くの人に興味関心を持ってもらうために、ブース内では多種多様なプレゼンテーション(以下、プレゼン)が行われています。

企業のマーケティング担当者においては、「展示会のプレゼン資料をどのように作成すればよいのか」「プレゼンで参加者への訴求力を高めるにはどうすればよいか」などとお悩みの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、展示会のプレゼン資料を作成するポイントや実施のコツについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.展示会でプレゼンを行う目的とは
  2. 2.参加者の視線を惹きつけるプレゼン資料の作成ポイント
    1. 2.1.①スライドだけでなく動画を活用する
    2. 2.2.②重要なワードにテロップを表示する
    3. 2.3.③ボリュームを多くしすぎない
  3. 3.商材の訴求力を高めるプレゼンのコツ
    1. 3.1.①ターゲットに合わせたストーリーを組み立てる
    2. 3.2.②商材の魅力が伝わりやすいプレゼン手法を選ぶ
    3. 3.3.③プレゼンの枠を大きく取り過ぎない
  4. 4.まとめ


展示会でプレゼンを行う目的とは

展示会でプレゼンを行う目的は、自社商材の魅力や特徴を分かりやすく訴求して参加者の興味関心を惹くことです。

名刺交換やセミナーへの参加、商談のアポイントメントの獲得などにつなげるには、競合他社と差別化したプレゼンで注目を集めて、参加者に足を止めて見てもらうことが重要となります。



参加者の視線を惹きつけるプレゼン資料の作成ポイント

展示会のプレゼン資料では、参加者が見て直感的に理解しやすいコンテンツを作成する必要があります。

参加者の視線を惹きつけるポイントは、次の3つです。


①スライドだけでなく動画を活用する

展示会場内に多くのブースが並ぶなかで参加者の注目を集めるためには、音と映像を駆使した動画を活用することが有効です。

動画を活用することで、画像やテキストだけでは伝わりにくい情報を視覚的に短時間で伝えられるため、訴求力の向上が期待できます。動画で伝わりやすい情報には、以下が挙げられます。


▼動画で伝わりやすい情報例

  • 商材の使用イメージ
  • ブランドの世界観
  • 製造工程の流れ


なお、展示会の動画制作についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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②重要なワードにテロップを表示する

プレゼン資料には、テロップを表示することもポイントの一つです。

展示会では、周囲のブースでBGMの音や会話の声などが響いており、参加者が動画の音声を視聴しにくい可能性があります。

プレゼン資料として自社ブースで動画を流す際は、重要なワードに大きなテロップを表示することが重要です。テロップを表示することで、音声が聞こえにくい場合でも文字から情報をスムーズに理解できるようになります。


③ボリュームを多くしすぎない

プレゼン資料に記載する内容は、ボリュームを多くしすぎないようにすることがポイントです。具体的に、10分程度でプレゼンできるボリュームに収めることがおすすめです。

商材への興味が低い人でもすぐに理解できる程度の情報量に抑えて、あえて細部までは解説しないことで、視聴した人の期待感や疑問が生まれやすくなります。その結果、「もっと詳しく知りたい」という気持ちが醸成されて商談へとつなげやすくなると考えられます。

なお、プレゼン資料は展示会の企画を踏まえて作成する必要があります。展示会の企画立案についてはこちらの記事をご確認ください。

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商材の訴求力を高めるプレゼンのコツ

展示会でプレゼンを行う際は、商材の魅力が伝わりやすく参加者の課題・ニーズに対応できる構成や手法を検討することが重要です。訴求力を高めるプレゼンのコツには、次の3つが挙げられます。


①ターゲットに合わせたストーリーを組み立てる

どのような参加者をターゲットとするかによって、興味関心を惹くプレゼンの内容は変わってきます。

展示会のプレゼンを行う際は、ターゲット層が持つ課題・ニーズを想定して、メリットが伝わるストーリーをつくることがコツです。


▼製造現場での不良検知システムを訴求するストーリーの例

構成
訴求する内容
1.課題
  • 人手不足に悩んでおり、点検作業の負担が大きい
  • 人の手・目視による点検でヒューマンエラーが発生している
2.解決策
  • 生産ラインに自動不良検知システムを導入する
3.効果
  • 点検作業の自動化によって人手不足の改善を図れる
  • 軽微な不具合を自動検知するため、目視点検によるヒューマンエラーを防げる


参加者が持つ課題・ニーズを含めたストーリーを組み立てることで、共感が生まれて聞き手が「自分のこと」として捉えやすくなります。これにより、興味関心の喚起につながることが期待できます。


②商材の魅力が伝わりやすいプレゼン手法を選ぶ

商材に合わせて適切なプレゼンの手法を選ぶこともコツの一つです。

「有形・無形の商材か」「ブース内で体験をしてもらえるか」などを考慮して、参加者が具体的な商材の利用シーンをイメージできるようにする必要があります。


▼商材に合わせたプレゼンの手法

商材の種類
プレゼンの手法
無形のサービス
特徴・機能をイラストや図表などでまとめた資料を見せながら、プレゼンターが解説をする
利用シーンがイメージしづらい商品
スタッフ同士の掛け合いをベースに、実際に使われるシーンを再現する
ブース内で実演できるが、操作に技術を必要とする商品
商品の利用方法をスタッフがその場で実演して見せる
参加者が簡単に操作できる商品
商品をブースに展示して、参加者自身にその場で試してもらう時間を設ける


③プレゼンの枠を大きく取り過ぎない

1回のプレゼンに割く時間が長すぎたり、プレゼンを行う頻度が多すぎたりしないようにする必要があります。

プレゼンの時間が長すぎると、途中で離脱する参加者が増えてそのあとの個別対応につなげることが難しくなる可能性があります。また、プレゼンの頻度が多すぎる場合は、個別対応に充てる時間を確保できなくなることもあります。

個別対応が十分にできないと、プレゼンによるリードの獲得や商談につなげることは難しくなります。用意できるスタッフの数や見込まれる参加者の数などに応じて、個別対応に支障が出ない範囲でプレゼンを行うことが重要です。



まとめ

この記事では、展示会でのプレゼンについて以下の内容を解説しました。


  • 展示会でプレゼンを行う目的とは
  • 参加者の視線を惹きつけるプレゼン資料の作成ポイント
  • 商材の訴求力を高めるプレゼンのコツ


展示会で名刺交換やセミナーへの参加、商談へとつなげるには、自社商材の魅力を訴求して参加者の興味関心を惹くためのプレゼンが重要となります。

プレゼン資料を作成する際は、動画を活用しながら重要なワードにはテロップを表示することや、商材への興味が低い人でも理解しやすい情報量に抑えることがポイントです。

また、ターゲット層が持つ課題・ニーズを踏まえたストーリーづくりや、商材の魅力・利用シーンが伝わりやすいプレゼン手法を選ぶことがコツです。個別対応に十分な時間を充てるために、プレゼンの時間や頻度も考慮する必要があります。

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沖田
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ビークスのディレクターです。オンライン・オフラインの展示会業務に関わる方に向けて最適な情報をお届けします。 ビークスは展示会サポート歴20年。イベント企画・デザイン・運営などのノウハウを活かして、展示会の開催・出展をトータルでサポートいたします。
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