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展示会のブースづくりで大切なことは? デザイン・装飾のこだわりポイント5つ

※2024年7月22日更新

展示会の出展は参加者とコミュニケーションを図り、自社のメッセージを伝えたり、商材の魅力をアピールしたりする機会です。

自社の展示ブースに足を運んでもらい印象アップにつなげるためには、ブースのデザインや装飾にもこだわることが重要です。

展示会への出展を検討している企業の担当者のなかには、「どのようなブースにしたら参加者を呼び込めるのか」「興味関心を持ってもらうために工夫するポイントを知りたい」などと悩んでいる担当者の方もいるのではないでしょうか。

この記事では、展示会におけるブースで大切なことやポイント、流れについて解説します。



目次[非表示]

  1. 1.展示会のブースづくりで大切なこと
    1. 1.1.目的を明確にする
    2. 1.2.ターゲットを定める
    3. 1.3.自社ブースのコンセプトを策定する
  2. 2.参加者の興味を惹くブースのデザイン・装飾のポイント
    1. 2.1.①目的に合ったレイアウトを選ぶ
    2. 2.2.②ひと目で商材が分かるキービジュアルを設置する
    3. 2.3.③ブランドイメージを反映する
    4. 2.4.④ストーリーを意識した動線をつくる
    5. 2.5.⑤照明を活用して空間を演出する
  3. 3.展示会のブース制作を依頼する流れ
  4. 4.まとめ


展示会のブースづくりで大切なこと

展示会のブースづくりにおいては、デザイン・装飾を考える前の準備として、出展目的や自社のターゲットを明確にしたうえで、それを基に自社ブースのコンセプトを策定することが大切です。

ブースをおしゃれにしたり、目立たせたりすることだけを考えて目的・ターゲットを考慮しない統一性のないブースにしてしまうと、かえって参加者の興味を惹くことが難しくなります。


目的を明確にする

まず、何を目的として展示会に出展するのかを明確にします。展示会に出展する目的としてよくある例は以下のとおりです。


▼展示会に出展する目的の例

  • リードの獲得
  • 自社や自社商材の認知度向上
  • 既存顧客との関係性の構築 など


目的を明確にしておくことで、目的に合った接客が行いやすいブースを制作しやすくなります。


ターゲットを定める

次に、展示会におけるターゲットを定めます。ターゲットを定めることで、自社や自社商材に合った層へ向けた集客が可能になります。

ターゲットを定める際は、ターゲットの年齢や興味の対象などを設定したペルソナの作成が有効です。


▼ペルソナに設定する項目の例

  • 年齢
  • 職種
  • 部署・役職
  • 企業として抱えている課題
  • 個人的な興味関心・嗜好 など


自社ブースのコンセプトを策定する

目的・ターゲットを明確にしたら、最後に自社ブースのコンセプトを策定します。コンセプトとは、ブースの方向性を示す指針となる観点や考え方です。

目的・ターゲットに合わせてコンセプトを策定することで、以下の効果が期待できます。


▼コンセプトの策定で期待できる効果

  • 展示会の出展目的を意識したブースデザインをつくりやすくなる
  • 展示会における方針を共有することで、一貫した接客が可能になる
  • ターゲットに響きやすい形でブースの世界観を統一できる など


なお、展示会におけるコンセプトの策定についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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参加者の興味を惹くブースのデザイン・装飾のポイント

展示会ブースのデザインは、参加者の印象を左右する要素の一つといえます。商材やブランドの魅力づけを行うためには、次の5つのポイントを押さえてブースのデザイン・装飾を考えることが重要です。


①目的に合ったレイアウトを選ぶ

展示会のブースデザインをつくる際は、出展の目的に合ったレイアウトにすることが重要です。

展示会におけるレイアウトの主な種類は以下のとおりです。


▼展示会におけるレイアウトの主な種類

レイアウトの種類

概要

商品・パネル展示型

有形商材や、無形商材の紹介パネルを展示するレイアウト

体験型

商材の実演や試用を目的としたレイアウト

セミナー型

商材のプレゼンテーションや質疑応答を行うレイアウト

商談型

ブース内に参加者との商談スペースを設けるレイアウト


商材の認知度向上を図るには、商材や商材の紹介資料がブースの外からも見える商材・パネル展示型やセミナー型が有効です。また、体験型では商材について深く知ってもらうことでリード獲得が期待できます。

商談型のブースでは、ゆっくりと落ち着いて話ができることから、新規・既存問わず顧客との関係性の構築が行えます。場合によっては、その場で商談の成約につながる可能性もあります。

なお、展示会ブースのレイアウトについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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②ひと目で商材が分かるキービジュアルを設置する

展示会で参加者の目を惹くためには、ひと目で商材を理解できるキービジュアルを設置する必要があります。

ブースの入り口を飾るキービジュアルやメッセージ、サイネージなどの内容に「このブースで何が得られるか」「どのような会社か」など、ひと目で特徴や魅力が伝わるように設置することが大切です。


▼参加者の目を惹くデザイン・装飾のポイント

  • 写真やイラストを用いて商材が分かるようにする
  • 商材の魅力・強みを一言で表すキャッチコピーをつける
  • パネルの配色や文字は商材の雰囲気に合わせる
  • 商材の詳細な情報を詰め込みすぎない
  • ターゲットにもたらす利益・価値を一言で示す


なお、展示会に用いるパネルの作り方やコツについては、こちらの記事で解説しています。併せてご確認ください。

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③ブランドイメージを反映する

参加者にコンセプトや価値観などを印象づけるために、ブランド・商材のイメージをブース全体のデザインに反映することが重要です。

展示会のテーマを守りつつ、ブースの配色・展示台の素材・照明などで空間を演出すると、企業のメッセージや雰囲気を視覚的に伝えられます。


▼ブランドイメージを反映させるポイント

  • ブースの配色を絞り、空間に統一感を持たせる
  • 展示会のテーマに応じてトーン&マナーを守る
  • コーポレートカラーや商材の特徴を表現した色・素材を取り入れる


また、色によって人が受ける印象は変わります。例えば、青は“誠実・清潔”、緑は“安らぎ・爽快”、赤は“エネルギー・自信・活発”などの印象を強く受けやすいとされています。

参加者に伝えたい価値観や自社ブランド・商材のイメージに合った配色にすることがポイントです。


④ストーリーを意識した動線をつくる

展示ブースに訪れた参加者の興味関心を喚起するには、ストーリーを意識した動線づくりも求められます。

参加者の視点に立ち、どのような心理・感情で行動するのかを考えて、スムーズに商談やセミナーに誘導できる動線を設計することがポイントです。


▼ストーリーを意識した動線づくりの例

行動プロセス

アプローチ方法

認知

  • パネルの設置
  • 映像の上映
  • キャッチコピーの設置

興味関心の喚起

  • 商材の展示
  • 商品説明動画の上映
  • 体験・実演コーナーの設置

デモンストレーション動画の上映

  • 検討・クローズ
  • パネルやタブレットによる情報提供
  • 商談ブースでの接客


なお、展示ブースのディスプレイについては、こちらの記事で解説しています。併せてご覧ください。

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⑤照明を活用して空間を演出する

ブース内の照明は、さまざまな目的のために活用できます。


▼ブース内における照明の活用例

目的

設置方法

商品を目立たせる

  • スポットライトで商材を上から照らす
  • 商材を下や横からライトアップする

ブースに集客する

  • 看板やパネルにスポットライトを当てる
  • 大型LEDのパネルを使う

空間全体を演出する

  • ダウンライトでディスプレイや装飾を照らす
  • LEDテープライトでスタイリッシュに見せる


照明によって商品を目立たせたり、ブースへの集客を促進したりすることで展示会出展の目的を達成しやすくなります。

また、照明の色や光の当て方によってブースの印象が変わるため、自社や自社商材のイメージやターゲットに合わせた雰囲気づくりにも活用できます。

なお、展示会における照明についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  展示会ブースにおける照明の役割とは。目的別のアイデアと活用方法 展示会のブースづくりにおいて、競合他社と差別化を図る手段に照明の活用があります。商材の見やすさやブースの雰囲気づくりを意識した照明を設置することで、参加者の印象アップにつながります。今回は、展示会のブースづくりにおける照明の基本的な役割や活用するポイントについて解説します。 株式会社ビークス【サービスサイト】



展示会のブース制作を依頼する流れ

展示会ブースの制作を依頼する際は、以下の流れで行います。


▼展示会のブース制作を依頼する流れ

  1. 展示会の目的・ターゲット・コンセプトを決める
  2. 予算を調整する
  3. 制作会社を選んで依頼する
  4. デザインや見積もりなどの打ち合わせを行う


依頼できる業務内容やサポートの範囲は、依頼する制作会社の種類によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。


▼ブースの制作・設営を依頼できる制作会社の種類

種類

特徴

企画・プランニング会社

  • 出展企画の策定やブースのデザイン設計、コンテンツ制作、施工手配など幅広いサポートに対応している
  • マーケティングの知識・ノウハウにより戦略的な展示会を実現できる

デザイン会社

  • ブースのデザイン設計や什器・装飾物・販促物の制作などを専門としている
  • ビジュアルにこだわった個性的・斬新なブースづくりに向いている

施工会社

  • 企画書・設計書に基づいてブースの施工を行うことを専門としている
  • 企画の策定やデザイン設計については対応していないことが一般的


また、近年ではオフライン・オンラインの展示会を融合させたハイブリッド展示会も行われています。

オンライン展示会・ハイブリッド展示会を実施する際には、ブースのデザイン設計に加えて、コンテンツ制作や録画・ライブ配信などにも対応してもらえるかどうかを確認しておく必要があります。

なお、ブースの制作を依頼できる事業者の選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  展示会ブースの設計・施工を依頼できる事業者の種類と選び方 初めて展示会に出展する際、何から始めてよいか分からず戸惑うことがあります。自社での企画立案やブース設計などに不安を感じる方は、経験豊富な事業者にサポートを依頼することも一つの方法です。今回は、展示会ブースの設計・施工を依頼できる事業者の種類と選び方のポイントについて解説します。 株式会社ビークス【サービスサイト】



まとめ

この記事では、展示会のブースづくりについて以下の内容を解説しました。


  • 展示会のブースづくりで大切なこと
  • 展示会ブースのデザイン・装飾のポイント
  • 展示会のブース作成を依頼する際の流れ


展示会のブースを設計する際は、目的やターゲット、コンセプトに合わせてデザイン・装飾を考えることが重要です。そのうえで、商材・ブランドの魅力づけを行い、参加者の興味関心を喚起するための工夫を取り入れることがポイントです。

例えば、目的に合ったレイアウトの選択やひと目で商材を理解できるキービジュアル、ブランドイメージを反映したデザイン、ストーリーを意識した動線設計、照明の活用などが挙げられます。

また、展示会ブースの設計には、デザインに関する専門的な知識が必要になります。自社での制作が難しい場合には、外部の制作会社に依頼することも一つの方法です。

ビークス』では、オフライン・オンラインの展示会、またはその両方を取り入れたハイブリッド展示会におけるブース設計やコンテンツ制作などの企画から運営までをトータルサポートしています。社内デザイナーが在籍しているため、企業のオリジナルデザインにも対応可能です。

詳しくは、こちらからお問い合わせください。


沖田
沖田
ビークスのディレクターです。オンライン・オフラインの展示会業務に関わる方に向けて最適な情報をお届けします。 ビークスは展示会サポート歴20年。イベント企画・デザイン・運営などのノウハウを活かして、展示会の開催・出展をトータルでサポートいたします。
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