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海外の展示会に出展する流れと注意点

企業が自社の商品・サービスを宣伝する場となる展示会は、日本国内だけでなく海外においても広く開催されています。

海外の展示会へ出展を考えている企業担当者のなかには、「海外の展示会はどのような目的で出展するのか」「海外の展示会へ出展する際に気をつけることはあるか」など気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、海外の展示会へ出展する目的や流れ、注意点について解説します。


目次[非表示]

  1. 1.海外の展示会に出展する目的
    1. 1.1.現地の反応を確認する
    2. 1.2.海外企業とのコネクションを創出する
    3. 1.3.競合市場を調査する
  2. 2.海外の展示会に出展する流れ
  3. 3.海外の展示会に出展する際の注意点
    1. 3.1.商談に持ち込むことを意識する
    2. 3.2.現地での知的財産権を保護する
    3. 3.3.セキュリティ体制を整備する
    4. 3.4.展示会に関する独自の文化・ルールを確認する
  4. 4.まとめ


海外の展示会に出展する目的

海外の展示会に出展すると、現地の情報を得られるほか、海外企業との新たなコネクションを創出することが期待できます。


現地の反応を確認する

海外の展示会に出展する目的に、自社の商品・サービスに対する現地の反応を直接確認することが挙げられます。

インターネット上では手に入らないリアルな反応を得られることで、海外進出に向けて商品・サービスを改良したり、マーケティング戦略に生かしたりできるようになります。


海外企業とのコネクションを創出する

現地の海外企業とのコネクションを創出することも目的の一つです。

海外の展示会では、海外企業の担当者がブースを訪れます。名刺交換やアンケートの収集を行うことによって、海外企業との新たなコネクションを創出して継続的な関係構築を図れます。

また、自社の商品・サービスの強みや特徴を訴求して参加者に興味を持ってもらえると、その場で商談につながる可能性も期待できます。


競合市場を調査する

海外の展示会に出展することは、海外市場における競合他社の商品・サービスを調査する目的があります。

日本のメディアや雑誌などにまだ取り上げられていない海外企業の商品・サービスについて情報収集と分析を行うことで、グローバル市場でシェアを獲得するための差別化戦略を検討できるようになります。



海外の展示会に出展する流れ

海外の展示会に参加する際は、以下の流れで準備を行います。


▼海外の展示会に出展する際の主な流れ

  1. 出展する展示会の選択
  2. 現地調査
  3. 言語対応
  4. 告知と事前集客


出展する海外の展示会を選択する際は、自社の出展目的やターゲットが展示会のコンセプトと合致していることが重要です。展示会を探す際は、海外への出展をサポートしている企業の支援を受ける方法もあります。

出展する展示会が決まったら、現地の調査を行います。海外では日本とは法律や文化、商習慣などが異なるため、事前に現地の展示会がどのように行われているかを調べておく必要があります。

また、商品・サービスのパンフレットや展示ブースに設置する看板、配信する映像コンテンツなどは、現地の言語に翻訳することも欠かせません。展示会の当日に参加者への対応を行うスタッフについても、現地の言語で円滑なコミュニケーションをとれる人材を確保しておくことが重要です。

展示会の出展日が近づいてきたら、告知と事前集客を行います。自社を認知していない海外企業の集客を促すには、海外のWebサイトやSNS、現地の情報詩などのメディアを活用して情報発信を行うことがポイントです。




海外の展示会に出展する際の注意点

海外の展示会では、日本とは異なる商慣習や文化・ルールなどが存在するほか、権利とセキュリティに関する備えも必要となります。


商談に持ち込むことを意識する

海外の展示会では、その場で商談が行われることも少なくありません。名刺交換によるリードの獲得が主な目的とされやすい日本の展示会とは考え方が異なる場合があるため、理解を深めておく必要があります。


▼海外企業との商談につなげるポイント

  • 導入効果・プラン・事例などの検討材料となる詳細な情報を分かりやすくまとめた資料を提示する
  • 迅速に商談を進められるように社内担当者と展示ブースのスペースを確保しておく


現地での知的財産権を保護する

海外の展示会で自社の商品・サービスを展示する際は、あらかじめ現地における知的財産権の出願を行って保護しておくことが欠かせません。

多国間条約で保護されている著作権以外の知的財産権は、国ごとに独立して存在しています。日本で知的財産権を出願していても海外では権利が保護されないため、注意が必要です。

知的財産権の保護を行わないまま海外の展示会に出展すると、模倣品の制作やアイデアの流出によって海外進出の妨げとなる可能性があります。

出典:国土交通省『中堅・中小建設企業における知的財産を活用した海外展開のためのハンドブック


セキュリティ体制を整備する

海外の展示会に出展する際は、盗難を防ぐためのセキュリティ体制を整備することが重要です。


▼海外の展示会における盗難対策の例

  • 展示会場に貴重品やパスポートを持ち込まない
  • 夜間はブースに布をかけて覆い隠す
  • 展示物の輸送時に木箱を使用する
  • 専門会社に警備を依頼する など


万が一、展示会場で盗難の被害を受けた場合には、主催者や現地の警察、保険会社などに連絡を行う必要があります。


展示会に関する独自の文化・ルールを確認する

一般的な商慣習や法律だけでなく、展示会の文化・ルールについても事前に確認しておくことが必要です。日本と海外では、展示会について次のような違いがあるケースが見られます。


▼【例】日本と海外における展示会に関する文化・ルールの違い

  • 施工期間が短い
  • 公式の輸送事業者が決まっている
  • 現地で事務局に何かを要望する場合は、その場でクレジットカードによる決済が必要 など


自社で独自の文化・ルールに対応することが難しい場合には、海外での実績やノウハウが豊富な国内の専門会社にサポートを依頼することも一つの方法です。



まとめ

この記事では、海外の展示会への出展について以下の内容を解説しました。


  • 海外の展示会に出展する主な目的
  • 海外の展示会に出展する流れ
  • 海外の展示会に出展する際の注意点


海外の展示会に出展すると、自社の商品・サービスに対する現地の反応を直接確認できるほか、海外企業との新たなコネクションを創出したり、競合他社の情報を収集したりすることが可能です。

ただし、日本と海外では法律や商慣習、展示会の文化・ルールが異なるため、事前に情報収集を行っておく必要があります。また、海外における知的財産権の保護やセキュリティ体制の整備など、自社の商品・サービスを守るための対策も欠かせません。

ビークス』では、国内の展示会で長年培った経験を生かして、海外での展示会出展をサポートしております。展示会の企画からブースの設計・設営、当日の運営に至るまで対応しているため、初めて海外の展示会に出展する方も安心してお任せいただけます。

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沖田
沖田
ビークスのディレクターです。オンライン・オフラインの展示会業務に関わる方に向けて最適な情報をお届けします。 ビークスは展示会サポート歴20年。イベント企画・デザイン・運営などのノウハウを活かして、展示会の開催・出展をトータルでサポートいたします。
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