製造業向けの展示会に出展するメリットとは。オンライン展示会もおすすめ!
展示会は、生産工程の効率化や自動化、データの利活用などに役立つ製品・技術をアピールして、新たな顧客開拓につなげられる機会といえます。
大規模な会場で複数の事業者が出展する展示会が開催されることもあり、一度に多くの参加者と接点を創出できる可能性が期待できます。
製造業の営業部門やマーケティング部門の担当者のなかには「製造業向けの展示会に出展するとどのようなメリットがあるのか」「展示会を成功させるコツはあるか」など気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、製造業向けに開催される展示会の特徴や出展のメリット、展示会を成功させるコツについて解説します。
目次[非表示]
- 1.製造業向け展示会の特徴
- 2.製造業者向けの展示会に出展するメリット
- 3.展示会を成功させるには
- 3.1.➀デモンストレーションを実施する
- 3.2.②動画を活用した訴求と組み合わせる
- 3.3.③エンジニアを常駐させる
- 4.製造業の展示会はオンラインもおすすめ
- 5.まとめ
製造業向け展示会の特徴
製造業向けの展示会は、イベントや見本市などを主催する民間企業のほか、業界団体、公的機関などによって開催されています。
▼製造業向け特徴
- 主催者によって目的や規模が異なる
- 会場に製品を持ち込みできない場合がある など
民間企業が主催する展示会では、数千~数万人の参加者を集客できる大規模な会場で開催されることがあります。テーマ別にブースを分けて複数の企業が出展する形式です。主に新規顧客の開拓を目的とする場合に適しています。
業界団体や公的機関が主催する展示会では、各地域にある中小規模の会場で開催されており、商業色が薄く参加費用も抑えやすいことが特徴です。主催者によってテーマは異なりますが、主に既存顧客との関係構築やほかの出展企業へのアプローチが目的とされています。
また、製造現場で使用する設備・機器を商材とする場合では、サイズや重量の関係から会場への搬入が難しく、ブース内に実機を展示しない出展企業もあります。
製造業者向けの展示会に出展するメリット
製造業向けの展示会に出展すると、以下のメリットがあります。
▼メリット
- 自社製品を多くの人にアピールできる
- 出展自体が実績になる
- 業界の動向をチェックできる など
展示会に出展すると、自社製品の展示や直接的なコミュニケーションによる質疑応答を行い、パンフレットだけでは伝わりにくい情報を効果的に訴求することが可能です。大勢の参加者に向けて効率よく自社製品をアピールすることで、認知の拡大や見込み顧客の獲得を狙えます。
また、大規模な展示会や業界団体または公的機関が主催する展示会に出展した実績があると、企業としての信用度も高まると考えられます。
さらに、製造業の動向をチェックできることもメリットの一つです。最新技術や競合他社に関する情報を収集することで、今後の事業戦略、新製品の開発などに役立てられます。
展示会を成功させるには
製造業向けの展示会に出展する際は、参加者に自社製品の特徴を分かりやすく訴求して、現場での活用や課題解決のイメージを持ってもらうことが重要です。
➀デモンストレーションを実施する
展示ブースでデモンストレーションを実施して、自社製品を実際に見てもらう機会をつくることがポイントです。
「設備・機器がどのように稼働するのか」「製造現場でどのように使用するのか」を実際に確認または体験してもらうことで、導入のイメージをつかみやすくなり興味関心の向上につながります。
▼デモンストレーションの実施例
- 設備・機器の実機またはサンプルを展示して動作させる
- ITシステムの利用方法を自社スタッフが実演する
- 設備・機器の操作を参加者に試してもらう など
②動画を活用した訴求と組み合わせる
自社製品の特徴をより分かりやすく伝えるために、動画を活用した訴求と組み合わせることもポイントの一つです。
動画を用いると映像・音声・CGなどを利用して短時間でより多くの情報を伝えられるため、静止画やテキストと比べて自社製品の理解を促しやすくなります。
展示会場でのデモンストレーションが難しい場合でも、自社製品の構造や動作、現場での活用方法などをアピールすることが可能です。
▼動画を活用した訴求例
- 実際の製造現場で製品を使用する様子を撮影した動画を流す
- 製品の技術や仕様を説明する解説動画を流す
- 製品の内部構造や耐久性などをCGで表現する など
③エンジニアを常駐させる
自社の展示ブースには、製品に関する専門的な知識を持つエンジニアを常駐させておく必要があります。
製造業向けの展示会に訪れる参加者のなかには、技術的な内容について知りたいという人もいます。営業部門やマーケティング部門の担当者だけで対応すると、専門的な質問に対して明確な回答ができず、見込み顧客獲得の機会を逃してしまうことも考えられます。
自社のエンジニアを常駐させることで、参加者の疑問や課題に対して詳細な説明ができるようになり、商談へとスムーズにつながる可能性が期待できます。
製造業の展示会はオンラインもおすすめ
製造業の展示会では、インターネット上のプラットフォームで開催されるオンライン形式での出展もおすすめです。
▼オンライン形式での出展に向いている理由
- より幅広い層にリーチできる
- 動画やCGなどで現場に近い使用感を体験してもらいやすい
- 参加者のデータを取得しやすい など
オンライン形式で展示会に出展すると、参加者が会場に訪れる必要がなくなり、オフィスや自宅などから参加できます。これにより、会場に出向くことが難しい遠方にある企業との新たな接点を創出できる可能性があります。
また、動画やCGを用いて製品を紹介するコンテンツを配信すると、現場に近い使用感を体験してもらえます。出展期間中は繰り返しコンテンツを視聴できるため、参加者による理解の促進を図れます。ビデオ通話ができる機能があると、リアルタイムでセミナーや商談を実施してコミュニケーションをとることも可能です。
さらに、オフラインの展示会と比べて参加者の基本情報や展示ページのアクセス数、セミナーの参加者数などのデータを取得しやすいことから、出展後の分析と改善につなげやすくなります。
オンライン展示とオフライン展示会の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
この記事では、製造業の展示会について以下の内容を解説しました。
- 製造業向け展示会の特徴
- 製造業が展示会に出展するメリット
- 製造業向けの展示会を成功させるコツ
- ビークスが手掛けたオンライン展示会の事例
製造業では、民間企業や業界団体、公的機関が主催するさまざまなテーマの展示会が開催されています。出展することで、多くの参加者に自社製品を効率よくアピールできるほか、出展実績が会社の信用につながったり、業界の動向に関する情報を得られたりするメリットがあります。
製造業の展示会に出展して成功につなげるには、デモンストレーションの実施や動画を活用した訴求、エンジニアによる説明を行い、現場で活用するイメージを持ってもらうことが重要です。また、効率的に見込み顧客を獲得するには、オンライン形式での出展もおすすめです。
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