ウェビナーを開催する3つのメリットとは? 配信時の注意点も解説
コロナ禍でビジネス活動のオンライン化が注目を集めたことをきっかけに、ウェビナーを実施する企業が見られるようになりました。
自社商材の紹介や関心喚起を目的に、ウェビナーを実施しようと検討されている担当者の方もいるのではないでしょうか。
しかし、対面でのやり取りができないことから、「ウェビナーを実施する意義はあるのか」「ウェビナーを配信する際の注意点は何だろう」と疑問を持つ方も少なくありません。
この記事では、ウェビナーのメリットや配信する際の注意点について解説します。
目次[非表示]
- 1.ウェビナーとは
- 2.ウェビナーのメリット
- 2.1.①多くのターゲットにアプローチできる
- 2.2.②参加のハードルが低い
- 2.3.③コスト削減が期待できる
- 3.ウェビナーを配信する際の注意点
- 3.1.集中力を維持させるコンテンツに工夫する
- 3.2.身だしなみや言葉遣いに気をつける
- 3.3.通信環境を確認する
- 4.まとめ
ウェビナーとは
ウェビナーとは、“ウェブ”と“セミナー”を合わせた造語で、インターネット上で配信するセミナーを指します。オンラインセミナーと呼ばれることもあります。
配信方法として、リアルタイム配信と録画配信があり、それぞれの特徴を理解して、自社の目的に合う方法を選ぶことが大切です。
より多くの方に視聴してもらいたい場合は、リアルタイム配信を録画して後日配信する方法も一つです。
▼配信方法別のメリット・デメリット
メリット |
デメリット |
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リアルタイム配信 |
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安定した通信環境の用意が必要 |
録画配信 |
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一方向のコミュニケーションでリアルな反応を感じにくい |
ウェビナーのメリット
企業がウェビナーを開催するメリットとして、以下の3つが挙げられます。オフラインセミナーとの違いも併せて解説します。
①多くのターゲットにアプローチできる
1つ目のメリットは、多くのターゲットにアプローチできることです。
オフラインセミナーの場合、会場の場所・収容人数に制約があるため、遠方に住む人が来場しにくいほか、小さな会場であれば来場できる人数が限られてしまいます。
Web上で配信できるウェビナーであれば、場所や収容人数の制約がないため、全国各地に住む多くの人に向けて、同時にアプローチすることが可能です。
これまで予算の都合で50人が収容できる会場を利用していた場合、ウェビナーなら同程度の費用で300人や1,000人など、より多くの参加者を募ることができます。その結果、新規開拓の促進やマーケティング活動の効率化などにつなげられます。
②参加のハードルが低い
2つ目は、参加のハードルが低いことです。
ウェビナーは、インターネット環境とパソコンやスマートフォンなどの端末があれば、場所を選ばずに参加できることが特徴です。参加者は会場に足を運ぶ必要がなく、オフィスや自宅などから手軽に参加できます。
たとえば、北海道に住む方が販路拡大のために東京の事業者セミナーに参加していた場合、ウェビナーなら北海道にいながら参加してもらえます。
このように、ウェビナーの開催は、すでに検討段階にある見込み度の高い人だけでなく、情報収集を目的とする人や、興味関心はあるものの会場に出向くには抵抗がある人でも参加しやすい点が魅力です。
また、幅広いターゲット層への集客の促進も期待できます。
③コスト削減が期待できる
3つ目は、開催コストの削減につなげられることが挙げられます。
ウェビナーの開催によって、オフラインセミナーと比較して以下のようなコスト削減が期待できます。
▼削減が可能なコスト例
- 会場のレンタル費
- 人件費
- 交通費
- 宿泊費
- 配布資料の作成費 など
対面で行うオフラインセミナーは、来場してもらう会場の確保が必要です。開催エリアや収容人数などによって費用が異なるため、多くの方に来場してもらう場合はその分コストもかかります。また、受付や案内など運営スタッフの人件費、場所によっては交通費・宿泊費がかかることも考えられます。
ウェビナーは、コンテンツの作成や配信するまでの環境づくりなど、初期費用が必要です。しかし、運営スタッフが最小限に抑えられたり、作成したコンテンツ・録画した動画を何回も流せたりすることで、コスト削減が期待できます。
ウェビナーを配信する際の注意点
ウェビナーを配信する際は、非対面という性質を理解したうえで、コンテンツの内容や話し方、通信環境に注意します。
集中力を維持させるコンテンツに工夫する
ウェビナーのコンテンツを制作する際は、参加者の集中力を維持させるための工夫が必要です。
非対面で実施するウェビナーは、気軽に参加できる反面、緊張感や臨場感に欠けることから、集中力を維持させにくく離脱されやすいといった課題があります。
最後まで視聴してもらうためには、参加者を飽きさせない構成をはじめ、3D映像・ライブ配信で臨場感を演出するといった工夫が必要です。
また、チャット機能での質疑応答や、セミナー配信後のアンケート、SNSアカウントでの交流によって双方向性を持つことも有効です。
身だしなみや言葉遣いに気をつける
ウェビナーを配信する際は、身だしなみや言葉遣いに気をつけます。
ウェビナーでは、パソコンやスマートフォンなどで映像・音声を視聴するため、身だしなみ、言葉遣いが目立ちやすくなります。
参加者からの印象にも影響するため、服装・髪型はきちんと整えておく必要があります。また、参加者が聞き取りやすいように、声の大きさ・トーン、話すスピードなどにも配慮することが大切です。
通信環境を確認する
ウェビナーを配信するにあたって、事前に通信環境を確認しておくことも欠かせません。
インターネットの接続環境や端末の不具合があると、ウェビナー配信中に映像・音声が途切れたり、接続が切れたりする恐れがあります。配信前には、通信環境や端末の動作を確認して、テスト稼働・リハーサルを行うことが重要です。
ウェビナーのやり方については、こちらの記事をご確認ください。
まとめ
この記事では、ウェビナーについて以下の内容を解説しました。
- ウェビナーとは
- ウェビナーのメリット
- 配信する際の注意点
ウェビナーは、一度に多くの人に向けて同時配信できるほか、参加のハードルが低く、情報を分かりやすく伝えられるといったメリットがあります。ウェビナーを配信することで、集客の促進や新規開拓の促進、参加者の理解度向上につながることが期待できます。
ただし、非対面で実施するという性質上、途中離脱されやすい、身だしなみや言葉遣いが目立ちやすい、通信トラブルのリスクがあるといった課題もあります。
スムーズかつ効果的にウェビナーを実施するためには、コンテンツの内容や配信方法を工夫するとともに、事前に通信環境を確認しておくことが重要です。
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