オンライン展示会のメリット・デメリット!開催する前に知っておくべきこと
オンライン展示会とは、Webを活用した仮想空間やWebサイト上で行う展示会のことです。時間や場所を選ばず開催できるため、企業と参加者の双方にさまざまなメリットがあります。
しかし、「オンライン展示会を開催したいけれど、ハードルが高そう」とお悩みの担当者の方もいるのではないでしょうか。オンライン展示会のメリット・デメリットを理解しておくことで、開催について検討しやすくなります。
この記事では、オンライン展示会のメリット・デメリットについて解説します。
目次[非表示]
- 1.オンライン展示会のメリット
- 1.1.①時間や場所の制約がない
- 1.2.②開催費用を削減できる
- 1.3.③効率よくデータ収集ができる
- 2.オンライン展示会のデメリット
- 2.1.①リアルな体験を提供できない
- 2.2.②サイト構築に時間や費用がかかる
- 2.3.③プッシュ型の営業が難しい
- 3.まとめ
オンライン展示会のメリット
オンライン展示会には、オフライン展示会とは異なるさまざまなメリットがあります。メリットを把握したうえで、開催について具体的に検討してみてはいかがでしょうか。ここでは、オンライン展示会の代表的なメリットを3つ紹介します。
①時間や場所の制約がない
オンライン展示会はWeb上で開催されるため、時間や場所の制約がありません。
オフライン展示会の場合、参加者は指定された日時に会場へ訪れる必要があります。一方、オンライン展示会は、インターネット環境とパソコンやスマートフォンなどの端末があれば、参加者がどこからでも参加できます。これにより、展示会を開催するリスクが低くなります。
▼時間や場所の制約がないことによるメリット
- 世界各国から参加してもらえる
- 天候・災害による影響を受けずに開催できる
また、オンライン展示会で掲載したコンテンツを自社サイトに残して、開催期間を過ぎてからもアクセスできるようにしておけば、時間の制約もなくすことが可能です。
時間や場所の制約がなくなることによって、参加者を制限する必要がなくなるため、従来よりも幅広い顧客層の集客が期待できます。
②開催費用を削減できる
従来開催されていたオフライン展示会の規模によっては、開催費用を抑えられる場合があります。
オンライン展示会では、実際の会場を必要としないため、以下の費用を削減できます。
▼削減できる開催費用
- 会場費やブースの装飾費
- 人件費
- チラシ・パンフレットの印刷費
- 社員の交通・宿泊費
参加者にとっても、会場までの交通費や宿泊費を抑えられることはメリットといえます。
ただし、小規模でオフライン展示会に出展していた企業の場合は、自社でオンライン展示会を開催すると、コンテンツ制作に費用がかかる可能性もあるため、注意が必要です。
③効率よくデータ収集ができる
オンライン展示会には、参加者のデータを自動で収集できるというメリットがあります。
参加の申し込みから参加および離脱までの行動をオンライン上で完結することで、参加者の正確なデータを収集することが可能です。
事前にデータ収集の機能を構築しておくことで、さまざまな情報を正確に収集できます。収集できるデータは、以下のとおりです。
▼オンライン展示会で収集できるデータ例
- 参加者の性別、年代などのパーソナルデータ
- コンテンツの閲覧状況
- 展示ブースでの滞在時間
- 離脱したコンテンツ
オンライン展示会で得たデータを基に、参加者が何に関心を持っているのかを分析することで、今後のマーケティング活動にも役立てられます。
オンライン展示会のデメリット
オンライン展示会にはさまざまなメリットがありますが、いくつかデメリットもあります。オフライン展示会でしか実現できないこともあるため、注意が必要です。ここでは、オンライン展示会のデメリットを3つ紹介します。
①リアルな体験を提供できない
オンライン展示会では、実際に商品・サービスに触れて体験してもらうことができません。そのため、商品・サービスの魅力や性能などが伝わりにくいといった懸念点があります。
このようなデメリットをカバーするためには、商品・サービスの魅力を最大限に伝えられるように工夫することが重要です。具体的な例として、デモ動画やVRコンテンツ、オンラインセミナー機能などが挙げられます。
参加者の興味を引く演出を行うことで、オンライン展示会においても顧客体験の向上につなげることができます。
②サイト構築に時間や費用がかかる
自社でオンライン展示会を開催する場合、会場となるサイトを構築する必要があるため、時間と費用が発生します。さらに、申し込み受付をはじめ、動画配信・Web商談などのコンテンツ制作も必要です。
サイト構築やコンテンツ制作のノウハウがない場合は、準備に多くの時間・費用がかかり、負担が増えてしまうケースも少なくありません。
このような場合は、サイト構築のテンプレートを提供しているサービスを活用して、自社商品・サービスの魅力を伝える方法があります。
依頼費用はかかりますが、オンライン展示会の準備の労力・時間を削減するためにも、制作会社への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
③プッシュ型の営業が難しい
オンライン展示会では、呼び込みやチラシを配るといったプッシュ型の営業ができません。そのため、参加者からのアクションを待つプル型の営業になってしまいます。
展示会の参加を促すには、集客の段階でWebで宣伝を行ったり、既存顧客へメールマガジンの配信を行ったりして、参加者の関心を高めておく必要があります。また、コミュニケーションツールを導入して、気軽に相談できる仕組みを構築しておくことも有効な方法の一つです。
まとめ
この記事では、オンライン展示会について以下の項目を解説しました。
- オンライン展示会のメリット
- オンライン展示会のデメリット
オンライン展示会は、インターネット環境があれば、時間や場所に縛られずに参加してもらえます。
また、会場費や設営費などの費用を削減できるほか、参加者データを収集してマーケティング活動に生かせるメリットもあります。
ただし、オンラインという性質上、参加者にリアルな体験を与えられない、サイト構築に時間や費用がかかる、などのデメリットもあります。
顧客体験を向上しつつ、参加者とのつながりを持つには、商品・サービスの魅力が伝わるコンテンツの制作や、コミュニケーションの場をつくることが重要です。
『ビークス』では、オンライン展示会の企画から当日の運営まで一括サポートを行っております。企業さまの商材や展示会のテーマに合わせて、魅力が伝わるコンテンツ制作を支援いたします。
オンライン展示会に興味はあるものの、「企画の進め方が分からない」「準備にリソースを割けない」といった悩みをお持ちの方は、当社までお気軽にご相談ください。
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なお、オンライン展示会プラットフォームの選び方については、こちらの記事で解説しています。併せてご確認ください。