
空間デザインを依頼できる企業とは。依頼先を選ぶ際にチェックしておくこと
空間デザインとは、施設・スペースの内装・インテリア・レイアウト・素材・照明などの要素をデザインして、快適かつ魅力的な空間を創出することです。企業のオフィスやショールーム、イベントブースなどで取り入れられています。
空間デザインにこだわることで、建物の機能性・快適性が向上するとともに、企業のビジョンやブランドを体現したり、施設利用者とのコミュニケーションを促進したりする効果が期待されます。
企業担当者のなかには、ブランディングや顧客体験の向上などを目的に「空間デザインを依頼できる企業を探している」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、空間デザインを依頼できる企業の種類や依頼時の流れ、事前にチェックしておくことについて解説します。
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目次[非表示]
- 1.空間デザインを依頼できる企業とは
- 1.1.総合プロデュース型の空間デザイン会社
- 1.2.特化型の空間デザイン会社
- 2.空間デザイン会社に依頼する流れ
- 3.企業が空間デザインを依頼する際にチェックしておくこと
- 3.1.➀対応可能な領域
- 3.2.②実績のある空間デザインの種類
- 3.3.③理念や価値観との親和性
- 4.まとめ
空間デザインを依頼できる企業とは
空間デザインを依頼できる企業はさまざまありますが、建物の種別や規模、目的などによって軸としている分野が異なります。
一般的な区分では、大きく2つの企業に分けられています。
総合プロデュース型の空間デザイン会社
総合プロデュース型は、大小問わずさまざまな規模の施設において空間づくりをトータルサポートしている空間デザイン会社です。
各分野の専門人材や業界のネットワークを保有しており、建物の調査・企画の策定・デザイン設計・施工に至るまでワンストップでの進行が可能となっています。
企業によって特色は異なりますが、主に以下のような種類があります。
▼総合型の空間デザイン会社の種類
- 大規模な施設向き(商業・複合施設、ホテル、公共スペース など)
- 小中小規模の施設向き(店舗、オフィス、クリニック、ショールームなど)
- ブランディング領域向き
ブランディング領域を手掛ける会社では、企業の理念やブランドの世界観、価値観などを表現するための空間全体をプロデュースしています。
ビークスでは、ブランディングに関わる空間デザインを強みとしています。展示会やショールーム、オフィスなどの空間デザインを通じて、スペースブランディングを総合的にサポートいたします。
特化型の空間デザイン会社
特定の分野や目的などに特化している空間デザイン会社もあります。建物の種別や施設・スペースの用途などによって区分されており、代表的なジャンルには以下が挙げられます。
▼特化型の空間デザイン会社が対応する施設のジャンル
- オフィス、ショールーム
- 展示会ブース
- 店舗
- ホール・劇場
- 宿泊施設 など
なお、展示会ブースの空間デザインについてはこちらの記事をご確認ください。
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空間デザイン会社に依頼する流れ
空間デザイン会社に依頼する際には、プロジェクトの進行において複数のフローがあります。大まかな進行フローは、以下のとおりです。
▼プロジェクトの進行フロー
進行フロー |
概要 |
1.打ち合わせ |
施設の種別や使用目的、予算、引き渡し時期などを空間デザイン会社と共有して提案を受ける |
2.現地調査 |
空間デザイン会社の担当者が現地に出向き、建物の設備や施工状況などを確認する |
3.企画の作成 |
打ち合わせや現地調査の内容を基に、空間デザイン会社による企画の立案やコンセプトの設計を行う |
4.デザインの設計 |
企画とコンセプトに沿って、設備・レイアウト・動線・インテリア・照明などの具体的なデザイン設計を行う |
5.見積もり |
空間デザイン会社が企画やデザイン設計を基に見積もりを作成する |
6.施工 |
空間デザイン会社による現地での施工や各種施設への申請手続きなどを行う |
7.引き渡し |
施工の完了後に企業担当者が現地での立会い確認を行い、引き渡しを受ける |
空間デザインを依頼する際には、企画担当者やデザイナー、現場の施工管理者などの複数の担当者を介したコミュニケーションが発生することがあります。
自社の要望・意図に関する認識のずれを防いでスムーズに進行するには、企画の作成から施工までの対応を一貫してフォローしてくれる空間デザイン会社を選ぶことが望ましいといえます。
ビークスでは、担当ディレクターがプロジェクトの最初から最後まで伴走することにより、進行過程で発生するコミュニケーションコストを最小限に抑えます。
企業が空間デザインを依頼する際にチェックしておくこと
企業の目的に沿った魅力的な空間づくりを実現するために、空間デザイン会社の対応領域や実績、自社との親和性などをチェックしておくことが重要です。
➀対応可能な領域
空間デザイン会社によって対応している領域が異なります。
「自社が依頼したい施設が対象に含まれているか」「施工だけでなく企画立案やコンセプト作成から対応してもらえるか」を確認することが必要です。
▼確認すること
- 施設の規模
- 施設の種類
- 依頼できるフローの範囲
- 対応エリア など
②実績のある空間デザインの種類
どのような施設や目的の空間デザインを得意しているか、ホームページやパンフレットなどで実績を確認しておくことがポイントです。
例えば、多種多様なジャンルの空間デザインを手掛ける総合プロデュース型の会社であっても得意とする分野は異なります。
自社が依頼する施設や目的にマッチする空間デザインの実績が豊富な会社を選ぶと、ニーズや世界観が反映された設計が期待できます。
③理念や価値観との親和性
空間デザイン会社が掲げる理念や価値観について、自社との親和性を確認することも大切なポイントといえます。
オフィスやショールーム、イベントブースなどでは、単に“美しく見せる”だけでなく、空間デザインを通して企業の理念やビジョン、ブランドのアイデンティティを表現することが求められます。
空間デザインにおいて「何を大切にしているか」「どのような空間づくりを目指しているのか」といった根幹となる考え方や価値観に共感できる会社を選ぶことで、自社の考えやビジョンをより深く体現してもらえると期待されます。
まとめ
この記事では、空間デザインについて以下の内容を解説しました。
- 空間デザインを依頼できる企業
- 空間デザイン会社に依頼する流れ
- 空間デザインを依頼する際にチェックしておくこと
空間デザイン会社は、多種多様な施設に対応しておりワンストップでの依頼ができる総合プロデュース型と、特定の分野に強みを持つ特化型に分けられます。
企画の立案から施工までの対応を一貫してサポートしてくれる空間デザイン会社を選ぶことで、プロジェクトをスムーズに進行できます。
ただし、空間デザイン会社によって特色が異なるため、対応可能な領域や実績、自社との親和性などをチェックして選ぶことが大切です。
『ビークス』では、ブランディングの観点からオフィスやショールームなどの空間デザインを総合的にプロデュースしています。施設に合わせて理念やビジョン、ブランドの世界観を体現する空間をご提案いたします。
詳しくは、こちらをご確認ください。
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