catch-img

展示会ブースの空間デザインで差別化を図る! 設計時に押さえておくポイントとは

展示会には自社のみで出展する“個別展示会”と、ほかの企業と合同で出展する“合同展示会”があります。なかでも、合同展示会は特定の分野におけるさまざまな企業が集まり、参加者それぞれがブースを見て回れる時間も限られています。

複数のブースが並ぶなかでより多くの参加者に自社ブースを訪れてもらうためには、空間デザインによって競合他社のブースとの差別化を図り、参加者の興味を引きつけることが欠かせません。

この記事では、展示会ブースの空間デザインについて、役割や設計のポイントを解説します。


なお、展示会ブースの施工方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

展示会のシステムブースとは。自社に合った展示会ブースの施工方法を選ぶには

展示会における木工ブースのメリットとデメリット。特徴を生かした事例とは


【こちらの資料も読まれています】

\事例付き/展示会のブースデザインでよくある失敗と押さえておきたいポイント

WPバナー_03


目次[非表示]

  1. 1.展示会ブースの空間デザインが持つ役割
  2. 2.展示会ブースの空間デザインを設計する際のポイント
    1. 2.1.①コンセプトを設定する
    2. 2.2.②ブランドの世界観や個性を明確にする
    3. 2.3.③伝えたいイメージやメッセージを具体化する
    4. 2.4.④ビジュアルに一貫性を持たせる
    5. 2.5.⑤空間を引き立てる演出を取り入れる
  3. 3.まとめ


展示会ブースの空間デザインが持つ役割

展示会ブースの空間デザインは、競合他社との差別化を図るうえで欠かせない複数の役割を持ちます。


▼展示会ブースの空間デザインが持つ役割

  • 数あるブースがあるなかで視線を引きつける
  • ブランドの世界観を伝えてイメージを形成する
  • 感覚的な魅力を通じて、体験価値を高める


さまざまなブースが並ぶ展示会場内で自社ブースを訪れてもらうには、空間デザインの第一印象で参加者の視線を引きつけることが重要です。

空間デザインによってブランドの世界観を伝えたり、参加者の感覚に響く体験を演出したりすることで、興味を引き出し、記憶にも残りやすくなります。



展示会ブースの空間デザインを設計する際のポイント

展示会ブースの空間デザインを設計する際は、コンセプトや世界観、伝えたいイメージ・メッセージなどを明確にしたうえで一貫性を持たせることが重要です。

また、空間を引き立てる演出を取り入れることにより、ブースで伝えたい内容をより強調できます。


【こちらの資料も読まれています】

\事例付き/展示会のブースデザインでよくある失敗と押さえておきたいポイント

WPバナー_03


①コンセプトを設定する

展示会ブースの空間デザインにおいては、最初にコンセプトを設定することで世界観やイメージ・メッセージ、ビジュアルに統一感を持たせやすくなります。

コンセプトを設定する際には、自社が提供できる価値や競合他社と差別化できるポイントを明確にすることが有効です。


▼コンセプトを設定する際のポイント

  • 自社商材の特徴や強みを洗い出す
  • ターゲット層が抱えている課題を想定する
  • 自社と競合他社の強み・弱みを比較する など


なお、展示会のコンセプトについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

  展示会のコンセプトとは。表現方法の違いと策定時のポイント 展示会において参加者の興味関心を惹きつけるには、自社の商材が持つ魅力を統一した世界観で表現する必要があります。そこで重要となるのが“コンセプトの設定”です。この記事では、展示会で設定するコンセプトの意味や表現方法の違いをビークスが手がけた展示会の事例とともに紹介します。 株式会社ビークス【サービスサイト】


また、展示会のオリエンテーション準備ガイドはこちらからダウンロードいただけます。併せてご活用ください。

WPバナー_02


②ブランドの世界観や個性を明確にする

自社やブース内で訴求する商材について、ブランドの世界観や個性を明確にすることで空間デザインに反映できるようになります。

例えば、自社や商材のブランドカラーを決めておくと、ブース全体の色調をその色に統一してブランドのイメージを強く印象づけられます。


▼ブランドの世界観に基づくモノクロブースの事例

モノクロブース


  monochromeism |モノクロ主義|展示会ブースデザイン 企画から制作まで 目立つ、目を惹く。ということを考えた際に、インパクトのある色をご希望いただくことも多くあります。 方法論としては選択肢の一つかと思いますが、製品のカラーバランス、ブランドとしての世界観を考慮した時に、焦点が際立ち、見せたいものを魅せることができるブースがモノクロである。ということも一つの正解だと考えます。 株式会社ビークス【サービスサイト】


③伝えたいイメージやメッセージを具体化する

伝えたいイメージやメッセージを具体化すると、ブース内にキャッチコピーとして配置して参加者に訴求できるようになります。

ターゲット層が分かる情報を示したり、利用者へのベネフィットを具体的に示したりすることで、参加者のなかでも自社商材と親和性のある層へのアプローチが行えます。


▼メッセージを強調したブースの事例

メッセージを強調したブース


なお、展示会におけるキャッチコピーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  展示会におけるキャッチコピーの例。競合他社と差別化を図る6つのコツ 展示会で自社ブースに集客するには、参加者の目を惹いて商材を強く印象づける必要があります。キャッチコピーは、展示ブースを参加者に強く印象付ける要素の一つです。この記事では、展示会のブースに設置するキャッチコピーの重要性と、競合他社と差別化を図るコツについて解説します。 株式会社ビークス【サービスサイト】
  メインのサインは社名ロゴ!?それとも......|展示会ブースデザイン 企画から制作まで 課題解決のための情報収集を行う来場者にとって、時として社名は重要ではなく、来場者の琴線に触れるキーワード/模型/製品パネル等の「このブースでは何を提供してくれるのか?」の部分の掲出優先順位を高めることでより適切なマッチングを図り、機会損失なくチャンスへと結びつけることが可能です。 株式会社ビークス【サービスサイト】


④ビジュアルに一貫性を持たせる

展示会ブースの空間デザインにおいては、ビジュアル面での一貫性が重要です。

コンセプトやブランドイメージ、メッセージ性などを一貫性のあるビジュアルでまとめることで、統一されたブースの世界観を展開できます。


▼一貫性のあるビジュアルでまとめたブースの事例

一貫性のあるビジュアルでまとめたブース


  アドテック東京|展示会ブースデザイン 企画から制作まで 企業のアフィリエイト広告担当者の業務負担を減らすサービスの展開に際し、アフィリエイト担当者の延々と続く業務を「地獄」に見立て、地獄から解放する逆転満塁ホームランを放つ......というアトラクションを展開。 複雑な説明ではなく、製品の持つ世界観を拡張して展開することで、より多くの来場者にリーチした。 株式会社ビークス【サービスサイト】


⑤空間を引き立てる演出を取り入れる

空間を引き立てるには、照明による演出を取り入れる方法が有効です。


▼照明で空間を演出する方法の例

  • デザインやコンセプトに合わせて明るさや色を変える
  • 意図的に陰影をつくり、見せたいものとそうではないものでコントラストをつける
  • LEDテープライトでスタイリッシュに見せる など


照明の色や光の当て方によって空間の雰囲気は変化します。ブースのコンセプトや世界観に合った演出を行うことで、自社ブースをより印象づけられます。


▼照明で印象づけるブースの事例

照明で印象づけるブース


なお、照明の設置アイデアについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  展示会ブースにおける照明の役割とは。目的別のアイデアと活用方法 展示会において、商材の見やすさやブース全体の雰囲気づくりを意識した照明を設置することで、参加者の印象アップにつながります。この記事では、展示会のブースづくりにおける照明の基本的な役割や活用するポイントについて解説します。 株式会社ビークス【サービスサイト】
  照明の異質感で高める吸引力|展示会ブースデザイン 企画から制作まで 株式会社ビークス【サービスサイト】



まとめ

この記事では、展示会ブースの空間デザインについて以下の内容を解説しました。


  • 展示会ブースの空間デザインが持つ役割
  • 展示会ブースの空間デザインを設計する際のポイント


展示会ブースの空間デザインには、競合他社との差別化によって、参加者を自社ブースに集客して印象づける役割があります。

空間デザインを設計する際には、コンセプトや世界観、イメージ・メッセージなどを明確にしたうえで一貫性のあるビジュアルに落とし込むことが求められます。また、空間を引き立てるための演出も重要です。

ビークス』では、展示会の企画・制作・運営までをトータルサポートしています。競合他社との差別化につながるコンセプトの策定や、参加者の興味関心を引くブースの設計を含む総合的なご提案が可能です。


【展示会出展に役立つ資料をあわせてご覧ください】

\事例付き/展示会のブースデザインでよくある失敗と押さえておきたいポイント

WPバナー_03


沖田
沖田
ビークスのディレクターです。オンライン・オフラインの展示会業務に関わる方に向けて最適な情報をお届けします。 ビークスは展示会サポート歴20年。イベント企画・デザイン・運営などのノウハウを活かして、展示会の開催・出展をトータルでサポートいたします。
新着記事

展示会に関する記事

マーケティングに関する記事

オンライン展示会に関する記事

展示会・イベントの開催/ご出展をご検討中の方は
お気軽にご相談ください

【受付時間】平日 10:30~19:00
お電話でのお問い合わせはこちら
※在宅勤務実施のためお電話が繋がりにくい場合がございます。以下問い合わせフォームもご活用ください。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。


人気記事ランキング

新着記事

展示会に関する記事

マーケティングに関する記事

オンライン展示会に関する記事

タグ