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展示会のノベルティ戦略で期待できる3つの効果! 参加者がもらって嬉しいグッズとは

※2024年11月11日更新

展示会への出展にあたって、参加意欲の向上や企業・商品の印象づけを図るために、参加者にノベルティを配布することがあります。

出展する企業によって配布するノベルティは異なりますが、日用品やビジネス用品、食品などその種類は多岐にわたります。

展示会でノベルティの配布を検討しているマーケティング担当者のなかには、「どのような効果が期待できるのか」「参加者に喜ばれるグッズはどのようなものか」と気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、展示会のノベルティ戦略について、期待できる効果と参加者に喜ばれやすいグッズ、制作時の注意点を解説します。


目次[非表示]

  1. 1.展示会のノベルティ戦略で期待できる効果
    1. 1.1.①自社ブースに誘導しやすくなる
    2. 1.2.②リードの情報を収集できる
    3. 1.3.③社名・ブランド名の知名度を高められる
  2. 2.展示会のノベルティとして喜ばれるグッズの条件
    1. 2.1.①持ち運びがしやすいグッズ
    2. 2.2.②実用性のあるグッズ
    3. 2.3.③話題性があるグッズ
  3. 3.展示会向けのノベルティで人気のグッズ
    1. 3.1.定番ノベルティ
    2. 3.2.その場で使えるノベルティ
    3. 3.3.高額ノベルティ
  4. 4.展示会のノベルティ制作における注意点
    1. 4.1.①景品表示法を遵守する
    2. 4.2.②環境に配慮して制作する
    3. 4.3.③企業ロゴや商品名は控えめにする
  5. 5.まとめ



展示会のノベルティ戦略で期待できる効果

展示会で参加者に喜ばれるノベルティを用意すると、集客や認知拡大などのさまざまな効果が期待できます。


①自社ブースに誘導しやすくなる

ノベルティ戦略によって、自社ブースへの誘導がしやすくなると考えられます。

展示会でリード(見込み顧客)の獲得や商談につなげるには、まずは自社ブースに足を踏み入れてもらう必要があります。

ブースの入り口でノベルティを手渡しする際に、社名を名乗って挨拶をしたり、商材の概要を簡単に案内したりすることで、自社ブースへと誘導しやすくなります。


②リードの情報を収集できる

ノベルティの配布と引き換えにアンケートに回答してもらったり、名刺交換を行ったりすることで、リードの情報を収集できます。

当日にブース内への誘導や商談移行ができなかった場合でも、収集したリードの情報を基に後日アプローチを行えるため、アポイントメントの獲得や問い合わせにつながることが期待できます。

なお、展示会で有望なリードを獲得する方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  展示会で有望なリードを獲得する5つの方法。より多くの商談へつなげるコツ 展示会では、参加者との名刺交換やアンケートの収集などの方法でリードをより多く獲得して、その後の営業活動でフォローアップを行うことで商談化を目指します。この記事では、リード獲得に関わる3つの要素や準備・方法、商談につなげるコツを解説します。 株式会社ビークス【サービスサイト】


③社名・ブランド名の知名度を高められる

展示会におけるノベルティ戦略は、社名・ブランド名の知名度向上に寄与します。

日常的に長く使えるノベルティに企業のロゴやブランド名をデザインすると、展示会が終わったあとに自社・商材を思い出してもらいやすくなります。

また、展示会のあとにノベルティを使用してもらうことで、参加者以外の人への宣伝につながったり、商材を印象づけたりする効果も期待できます。ユニークなノベルティを活用すれば、SNSを通して拡散されることもあります。

なお、オンライン展示会のノベルティ戦略についてはこちらの記事で解説しています。併せてご確認ください。

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展示会のノベルティとして喜ばれるグッズの条件

展示会のノベルティとして配布するグッズを選定する際は、持ち運びのしやすさや実用性、話題性などを考慮すると喜ばれやすくなると考えられます。


①持ち運びがしやすいグッズ

展示会のノベルティにおいて、持ち運びのしやすさは重要なポイントです。

合同展示会では複数の企業が出展しており、参加者は多くのブースを回ります。また、複数のブースにおいて既にノベルティを受け取っており、手荷物が増えている可能性もあります。

そのため、ブースを回る際に邪魔になりにくいサイズ・形状・重量のノベルティのほうが、参加者に喜んで受け取ってもらいやすいといえます。


②実用性のあるグッズ

展示会のノベルティには、実用性のあるグッズが向いています。

ビジネス用品や日用品など日頃から使用できるグッズであれば、幅広い参加者に喜んでもらいやすいと考えられます。

また、文具やバッグ類のように、展示会中にその場で使用できるグッズを配布する方法もあります。


③話題性があるグッズ

誰かに紹介したくなるような話題性があるノベルティを配布すると、参加者の興味や好奇心を喚起でき、喜んでもらえると期待できます。

また、話題を共有するためにSNS上で拡散される可能性もあるため、企業にとって認知拡大にもつながりやすくなります。



展示会向けのノベルティで人気のグッズ

展示会向けのノベルティとして人気のグッズには、オフィス文具や日用品などの定番ノベルティのほか、会場内での需要を満たすノベルティや高額ノベルティなどがあります。


定番ノベルティ

展示会でよく配布されている定番ノベルティには、以下が挙げられます。


▼定番ノベルティの商品

商品

具体例

バッグ類

ペーパーバッグ・不織布バッグ・コットンバッグ など

オフィス文具

ボールペン・ノート・クリアファイル・メモ帳・付箋 など

日用品

タオル・ハンカチ・コンパクトミラー・ポーチ など


バッグ類は、あらゆる企業から資料やパンフレットを受け取る展示会において役立つ商品といえます。展示会場内で使用されやすいほか、企業名やロゴを入れることによってほかの参加者へのアピールにもつながります。

また、オフィス文具は実用性が高いため、持ち帰ったあとに社内で使ってもらいやすく、自然とほかの社員の目にも触れやすくなることが期待できます。

タオルやポーチなどの日用品は、使う人を選ばないシンプルなデザインにすることで、会社や家族へのおみやげとしても喜ばれます。


その場で使えるノベルティ

展示会場で使える商品をノベルティとして配布することもあります。


▼参加者がその場で使う商品

商品

具体例

飲食料

ペットボトル飲料・タブレット菓子・飴・ガム など

季節グッズ

うちわ・ハンディ扇風機・カイロ など


ブースを歩き回る参加者にとって、手軽に口にできる飲み物やタブレット菓子、飴、ガムなどは喜ばれやすい商品の一つです。

会場の暑さ・寒さを和らげるための季節商品については、参加者への配慮として親切な印象を持ってもらいやすいため、イメージアップの効果も期待できます。


高額ノベルティ

展示会では、セミナーへの出席やアンケート回答などのアクションを促すために、少し高額なノベルティを渡す方法もあります。高額ノベルティは、競合他社のノベルティと差別化を図るためにも有効な商品といえます。


▼高額ノベルティの商品

商品

具体例

モバイル用品

モバイルバッテリー・USBメモリ・充電ケーブル など

生活雑貨・衛生用品

タンブラー・除菌グッズ・歯ブラシセット など


高額ノベルティは特別感があることから、参加者への訴求力も高くなると考えられます。ただし、ほかのノベルティと比べてコストがかかるため配布する条件を絞ることが重要です。



展示会のノベルティ制作における注意点

展示会のノベルティ制作においては、景品表示法を遵守する必要があります。また、環境への影響や企業ロゴなどに気を配ると、ノベルティによる効果がさらに期待しやすくなります。


①景品表示法を遵守する

展示会のノベルティを制作する際は、『不当景品類及び不当表示防止法』(以下、景品表示法)で定められた金額の上限内で制作することが求められます。

展示会で配布されるノベルティは、景品表示法の対象となる“景品類”です。懸賞によらずに提供されることから、“総付景品”に該当します。

総付景品には金額の上限が設けられており、景品が付随している取引の価額によって変動します。そのため、展示会ノベルティの場合には、展示会で訴求している商材の価額でノベルティの最高額が決まります。


▼商材の金額とノベルティの金額上限

商材の価額

ノベルティの最高額

1,000円未満

200円

1,000円以上

商材の価額の10分の2

消費者庁『景品規制の概要』を基に作成


出典:e-Gob法令検索『不当景品類及び不当表示防止法』/消費者庁『景品規制の概要


②環境に配慮して制作する

近年では環境問題への関心が高まっており、ノベルティの制作においても環境への配慮が重要となっています。

環境に配慮してノベルティを制作することで、自社のブランドイメージの向上や社会的信頼の獲得につながると期待できます。


▼環境に配慮したノベルティ制作の例

  • リサイクル可能な素材やバイオマス素材を使用する
  • 地元の素材を使用して、制作に伴うエネルギー消費を抑える
  • ノベルティとしてエコバッグを制作する など


③企業ロゴや商品名は控えめにする

ノベルティに印字する企業ロゴや商材名は控えめにすることがポイントです。

企業ロゴ・商品名が目立ちすぎているノベルティは日常生活で使うことが難しいといえます。

この場合、企業ロゴ・商品名が使用者や周囲の目に触れにくくなることから、ノベルティによる認知拡大も難しくなります。



まとめ

この記事では、展示会のノベルティ戦略について以下の内容を解説しました。


  • 展示会のノベルティ戦略で期待できる効果

  • 展示会のノベルティとして喜ばれるグッズの条件

  • 展示会向けのノベルティにおすすめの商品

  • 展示会のノベルティ制作における注意点


展示会でのノベルティ戦略は、自社ブースへの誘導促進やリードの情報収集、社名・ブランド名の知名度向上などを図るために有効な手法です。

参加者に喜ばれやすい商品には、日常使いしやすい定番ノベルティや参加者がその場で使えるノベルティ、特別感のある高額ノベルティなどが挙げられます。

ビークス』では、オフライン・オンライン問わず、展示会の企画からブースの設計、当日の運営に至るまでをトータルプロデュースいたします。ノベルティをはじめ、ブース以外の各種ツールの制作も承っております。詳しくは、こちらの資料をご確認ください。

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沖田
沖田
ビークスのディレクターです。オンライン・オフラインの展示会業務に関わる方に向けて最適な情報をお届けします。 ビークスは展示会サポート歴20年。イベント企画・デザイン・運営などのノウハウを活かして、展示会の開催・出展をトータルでサポートいたします。
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