展示会の種類にはどのようなものがある? 開催方法や形式ごとの特徴と3つの種類
展示会は、自社の商品・サービスをアピールして認知の向上や販路の拡大を図るイベントの一つです。BtoB向けの展示会には、開催形式や方法などが異なるさまざまな種類があるため、出展の目的・課題に応じて選択することが重要です。
企業の担当者さまのなかには、「展示会にどのような種類があるのかを知りたい」「種類ごとの特徴を知り、自社の出展方法を決める判断材料にしたい」などとお考えの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、一般的な展示会の種類とそれぞれの特徴について解説します。
目次[非表示]
- 1.展示会の開催方法
- 2.展示会の開催形式
- 3.展示会の3つの種類
- 3.1.①ビジネスショー(商談展)|合同開催
- 3.2.②パブリックショー|合同開催
- 3.3.③プライベートショー|単独開催
- 4.まとめ
展示会の開催方法
展示会の開催方法は、合同開催と単独開催の2つに大別されます。
▼合同開催と単独開催の特徴
開催方法 |
特徴 |
合同開催 |
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単独開催 |
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展示会の開催形式
展示会の開催形式には、会場で実施するオフラインのほか、インターネット上で実施するオンライン、両方を組み合わせたハイブリッドがあります。
オフライン展示会
オフライン展示会は、実際の会場で開催する形式です。会場でブースを設営して、直接参加者とコミュニケーションをとりながら商材の訴求を行います。
ただし、天候または開催地によって参加者が制限されるほか、会場の使用料やブースの設営料などが発生します。
▼オフライン展示会の特徴
- 対面でコミュニケーションがとれるため、商材の魅力を伝えやすい
- 参加者に商品・サービスを直接体験してもらえる
- 自社を知らない参加者に対してその場で呼び込みができる
オンライン展示会
オンライン展示会は、インターネット上のWebサイトやプラットフォームで開催する形式です。バーチャル展示会やWeb展示会などとも呼ばれます。
商材の実物を体験してもらうことはできませんが、映像やVRなど視聴覚系の技術を活用したり、オンラインでのセミナーを行ったりして参加者への訴求を行います。
▼オンライン展示会の特徴
- 天候や開催地による影響を受けないため、気軽に参加してもらいやすい
- 会場の使用料やブースの設営費がかからない
- ページごとのアクセス数や動画の再生回数などの詳細なデータを取得できる
なお、オンライン展示会についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
ハイブリッド展示会
ハイブリッド展示会は、オフライン展示会とオンライン展示会を並行して開催する形式です。新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン展示会が広まったのち、規制の緩和に伴ってハイブリッド形式での展示会が開催されるようになりました。
▼ハイブリッド展示会の特徴
- オフラインとオンラインの双方から集客を行える
- オンラインとオフラインの双方のデメリットを補える
- オンラインとオフライン双方から参加者の反応を可視化できる
なお、ハイブリッド展示会についてはこちらの記事をご覧ください。
展示会の3つの種類
BtoB向けの展示会にはさまざまな種類があります。一般的なジャンルに分けると、次の3つが挙げられます。
①ビジネスショー(商談展)|合同開催
ビジネスショーは、販路拡大や新商品・サービスの発表などを目的に実施されるBtoBの展示会です。複数の企業が集まって出展する合同開催の方法で行われ、参加者は基本的にビジネスパーソンのみとなります。
新規見込み客の獲得や商談の成立を目標とするだけでなく、新しく開発した商品・サービスのPRを行うマーケティング活動の一環としても実施されています。
②パブリックショー|合同開催
パブリックショーは、商品販売やPR、ファンづくりなどを目的に特定のテーマに沿った商材を発表する展示会です。
BtoBだけでなくBtoCの一般消費者を含めてターゲットとしており、代表的な展示会には、『ペット博』や『東京ゲームショウ』『東京モーターショー』などが挙げられます。
③プライベートショー|単独開催
プライベートショーは、1社単独で開催するBtoB向けの展示会です。既存顧客との関係性を構築することを目的に、招待制やクローズドで開催することが一般的です。
自社で企画を策定して出展形式を選択できるため、展示会のコンセプトやブース設計の自由度が高く、商材をアピールしやすくなります。また、ほかの出展企業がいないことから、参加者の滞在時間も長くなりやすい傾向があります。
まとめ
この記事では、展示会の種類について以下の内容を解説しました。
- 展示会の開催方法
- 展示会の開催形式
- 展示会の3つの種類
展示会は、合同開催と単独開催の2つに大別されます。合同開催にはビジネスショーやパブリックショー、単独開催にはプライベートショーなどの種類があります。また、開催形式にはオフライン・オンライン・ハイブリッドがあり、最近ではハイブリッド形式での展示会が広がりつつあります。
これから展示会の出展を検討している方は、それぞれの特徴を踏まえたうえで自社の目的や課題、ターゲットに応じた種類・方法を選ぶことがポイントです。
『ビークス』では、展示会の企画から制作、運営に至るまでを一貫してサポートしております。あらゆる業界での開催実績があるほか、ハイブリッド形式での開催にも対応しているため、新たな展示会戦略を打ち出したいとお考えの方は、ぜひお問い合わせください。