オンライン展示会とは? 開催方法や展示コンテンツを解説
オンライン展示会とは、映像やVRなど視聴覚系の技術を活用して、Webサイト上で開催する展示会のことです。
参加者は、パソコンやスマートフォンを使って展示会に参加できるため、会場に訪れる必要がありません。企業にとっても、集客の間口が広がり、リード獲得が期待できます。
コロナ禍でイベント中止をやむなくされた企業では、新規開拓やPRのためにオンライン展示会の開催を検討している担当者の方もいるのではないでしょうか。
この記事では、オンライン展示会の開催方法や展示コンテンツについて解説します。
なお、オフライン展示会との違いについては、こちらの記事で解説しています。
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オンライン展示会の開催方法
オンライン展示会の開催方法は、単独開催と合同開催の2つに分けられます。
①単独開催
単独開催は、企業が自社商品を紹介するために一社で開催する方法です。目的や業種、テーマなどを独自に設定できるため、商材の魅力をアピールしやすくなります。
また、単独開催の場合、Webサイトをゼロベースで構築する、既存のプラットフォームを利用するといった2つのパターンがあります。コスト・リソースの負担を抑えたい場合は、プラットフォームを利用するのが一般的といわれています。
なお、オンライン展示会プラットフォームの選び方についてはこちらの記事をご覧ください。
②合同開催
合同開催は、複数の企業が一つのプラットフォームを使って出展する方法です。
展示会のテーマ・業種が決まっており、プラットフォームもある程度画一化されているため、Webサイト構築やコンテンツ制作の負担が少ないのが特徴です。
自社を知らない潜在層の集客が期待できますが、出展ブースを見てもらうには競合他社との差別化を図る必要があります。
なお、単独開催と合同開催のメリット・デメリットは、こちらの記事で解説しています。
さらに、オンライン展示会の開催に利用できる補助金制度もあります。詳しくはこちらをご確認ください。
オンライン展示会で設置できるコンテンツ
オンライン展示会は、Webサイト上で情報を発信するという性質上、テキストや画像だけではないさまざまなコンテンツを配信できます。
①商品紹介
展示ブースにおいて、商品紹介のためのコンテンツを配信できます。
オンライン展示会では、オフライン展示会のように、実物を見たり触ったりして確認してもらうことはできません。そのため、視聴覚系の技術を活用して、臨場感や伝える情報量をカバーする必要があります。
動画や3D映像、VRなどによって、商品の魅力をアピールして、興味関心を引くような演出を行うことが重要です。なかでもVRを使った商品紹介は、没入感を高めて、実体験に近い顧客体験を提供できます。
VRを活用したオンライン展示会については、こちらの記事をご確認ください。
②セミナー配信
オンライン展示会では、Webサイト上でセミナー配信を行えます。
セミナー配信は、企業のコンセプトや商品の詳しい情報を提供できるコンテンツで、自社商品の関心喚起を行い、商談へと誘導する目的があります。
期間限定のアーカイブ配信を行うことで、リアルタイムでの参加が難しい方の視聴を促すこともできます。また、展示会後にWebサイトに掲載したり、営業ツールとして使用したり、企業の資産として有効活用できることも利点です。
③資料ダウンロード
オンライン展示会の開催中に、参加者が資料をダウンロードできるように設計することも可能です。
商品情報や会社案内などの資料をダウンロードしてもらうことで、興味関心を持つ参加者を選別しやすくなります。さらに、企業名や担当者の連絡先など、参加者のデータを取得することで、展示会後のフォローアップにつなげられます。
④アンケート
オンライン展示会の参加者データを取得するために、Webサイト上にアンケート機能を設置する方法があります。
参加者にアンケートを記入してもらうことで、属性や興味を持った商品など、さまざまな情報を収集・分析できます。
分析結果を基に、温度感の高い顧客を選別して、その後の営業活動やマーケティングに役立てることが可能です。
オンライン展示会のコンテンツについては、こちらでも詳しく解説しています。
オンライン展示会のメリット
オンライン展示会には、リード獲得の見込みやデータの利活用ができるといったメリットがあります。
オンライン展示会は、インターネット環境と接続する端末があれば、時間・場所の制約を受けないため、遠隔地・海外にいる方や、指定の日時に都合が合わない方にも参加してもらいやすくなります。集客の間口が広がることで、リード獲得が見込めます。
また、オンライン展示会では、Webサイト上の行動や閲覧ブース、資料ダウンロードの有無などの参加者データを取得することが可能です。
データを蓄積・分析して、興味関心の高い顧客を選別することで、その後の営業アプローチにつなげられるため、商談発生率や成約率の向上が期待できます。
オンライン展示会のメリット・デメリットについては、こちらの記事をご確認ください。
まとめ
この記事では、オンライン展示会について以下の内容を解説しました。
- オンライン展示会の開催方法
- 設置できるコンテンツの種類
- オンライン展示会のメリット
オンライン展示会は、時間や場所の制約なく開催できるほか、参加者データを取得・蓄積することで、リード獲得やフォローアップの質を高めることが期待できます。
ただし、開催方法によって、コスト・リソースの負担、デザイン面の自由度などに違いがあるため、目的や予算に合わせて選定することが重要です。
また、オンライン展示会のメリットを踏まえると、今後もオンラインまたはハイブリッド型での開催が見込まれます。オンライン展示会の今後の市場規模については、こちらの記事をご確認ください。
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