アパレル業界にオンライン展示会がおすすめな理由
コロナ禍において対面営業・イベント実施に制限が設けられているなか、販促活動や取引をオンライン化する動きが見られています。
また、目まぐるしく変わるビジネス環境に対応するために、IT技術やデータ活用を通して従来のビジネスモデルを変革する“DX(デジタル・トランスフォーメーション)”があらゆる業界で進められています。
これはアパレル業界においても例外ではなく、ブランドとバイヤーをつなぐ新たな場として“オンライン展示会”の活用が注目されています。
販路開拓や認知度向上に向けてオンライン展示会の実施を検討しているものの、「アパレル業界との相性はどうなのか」「成功させるポイントが分からない」と開催に踏み切れていない担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アパレル業界におけるオンライン展示会について解説します。
目次[非表示]
- 1.アパレル業界にオンライン展示会がおすすめな理由
- 1.1.①コロナ禍での販路開拓が可能
- 1.2.②演出で訴求力を高められる
- 1.3.③地方・海外のバイヤーを集客できる
- 2.オンライン展示会を成功させるポイント
- 2.1.①集客施策に力を入れる
- 2.2.②システム面・管理運営機能をカスタマイズする
- 2.3.③目的に合ったプラットフォームを選ぶ
- 3.まとめ
アパレル業界にオンライン展示会がおすすめな理由
アパレル業界はオンライン展示会と相性がよいといわれています。
展示会が販路開拓・拡大の中心となるアパレル業界で、オンライン展示会がおすすめの理由として、主に以下の3つが挙げられます。
①コロナ禍での販路開拓が可能
アパレル業界の展示会は、春夏シーズン・秋冬シーズンの年2回の開催が一般的です。この展示会でバイヤーからの受注を獲得することが販路開拓の主軸となるため、対面での実施が困難なコロナ禍では、受注が減少する可能性があります。
一方、オンライン展示会であれば、一堂に会することなくWeb上で開催できるため、コロナ禍での感染対策をしながら、ビジネス活動を継続することが可能です。
このように、コロナ禍における販路開拓の一助として、非対面で実施できるオンライン展示会は有効といえます。
②演出で訴求力を高められる
Web上の演出によって、ブランドやコンセプトなどの訴求力を高められることも、アパレル業界にオンライン展示会がおすすめといえる理由の一つです。
オンライン展示会では、動画やデジタルカタログなどのWebコンテンツを用いて、ブランドの魅力をアピールします。
ブランドの想い、デザインの雰囲気などをコンテンツとして配信できるため、従来のオフライン展示会で現物をただ展示するよりも、商品の魅力やこだわりが伝わりやすいのが特徴です。
自社のターゲットとなるバイヤーに向けて的確なアプローチを行えるため、新たな受注へとつながることが期待できます。
オンライン展示会で活用できるコンテンツについては、こちらの記事で解説しています。
③地方・海外のバイヤーを集客できる
アパレル業界の販路開拓の手法としてオンライン展示会を実施すると、地方や海外にいるバイヤーを集客できるようになります。
オンライン展示会はWebサイト上で開催するため、地理的な制約がありません。バイヤーは、決められた日時に会場まで足を運ぶ必要がなく、開催期間中は場所や時間を問わずオンライン展示会に参加できます。
これにより、オフライン展示会の来場が難しかった地方や海外のバイヤーの集客につながることが期待できます。
オンライン展示会を成功させるポイント
アパレル業界のオンライン展示会において、バイヤーの認知向上や受注につなげるには、事前の集客とプラットフォーム選定が重要なポイントとなります。
ここでは、オンライン展示会を成功させる3つのポイントを紹介します。
①集客施策に力を入れる
オンライン展示会を成功させるために重要なことは、事前の集客施策です。
ターゲットの集客施策を行わなければ、オンライン展示会を開催しても参加者が集まらない可能性があります。
自社ブランドの展示会に興味を持ってもらうためには、過去に受注のあったバイヤー、まだ接点のないバイヤーのそれぞれに適した方法でアプローチすることがポイントです。
過去に受注があったバイヤーの集客については、メールや招待状ダイレクトメール(DM)、FAXなどで送付する方法が挙げられます。まだ接点のないバイヤーには、SNSやWeb広告など、Webを活用した集客が有効です。
Webを活用した集客施策については、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
②システム面・管理運営機能をカスタマイズする
オンライン展示会のシステム・管理運営機能を会社の目的に応じてカスタマイズするのもポイントの一つです。
オンライン展示会では、参加者のリード情報を取得して、コンテンツのアクセス状況や滞在時間、アンケートの回答内容などを参加者ごとに管理できます。
アクセスログの管理画面もカスタマイズできるため、必要な情報を分かりやすく可視化して、オンライン展示会だけでなく今後の営業活動にも生かすことが可能です。
③目的に合ったプラットフォームを選ぶ
オンライン展示会を開催する際は、自社の目的に合ったプラットフォームを選定することが重要です。オンライン展示会のプラットフォームは、提供事業者によって搭載されている機能や仕様などが異なります。
たとえば、認知度向上やブランディングが目的の場合にはデザインのカスタマイズ機能が搭載されたプラットフォームを選びます。
プラットフォームを選定する際は、事前に目的に合わせて必要な機能を洗い出しておくことがポイントです。
オンライン展示会におけるプラットフォームの選定については、こちらで詳しく解説しています。
まとめ
この記事では、アパレル業界のオンライン展示会について、以下の内容を解説しました。
- アパレル業界にオンライン展示会がおすすめな理由
- オンライン展示会を成功させるポイント
アパレル業界では、これまでオフライン展示会が主流でした。しかし、コロナ禍やDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進などに伴い、オンラインでの開催が注目されています。
オンライン展示会は、コロナ禍での販路開拓を継続できるほか、Webならではの演出を行える、国内外のバイヤーを集客できる、柔軟なカスタマイズが可能という点から、アパレル業界とも相性がよいとされています。
近年では、オフラインとオンラインを組み合わせたハイブリッド型の展示会も行われており、より幅広いバイヤーの集客が期待できます。
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