
イベント装飾のアイデア3選。印象に残る体験を提供するには
イベントを開催する際、会場の装飾はイベント全体の雰囲気を決定する要素の一つとなります。
顧客の印象に残る体験を提供するには、イベントの種類に応じた装飾が欠かせません。適切なイベント装飾を行うことで、売上向上や集客などの効果も期待できます。
この記事では、イベント装飾の重要性やアイデア、イベント種類別のポイントについて解説します。
なお、イベントの企画運営についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
目次[非表示]
- 1.イベント装飾の重要性
- 2.イベント装飾のアイデア3選
- 3.【イベントの種類別】装飾のポイント
- 3.1.①展示会
- 3.2.②新製品発表会(ローンチイベント)
- 3.3.③周年イベント
- 4.まとめ
イベント装飾の重要性
イベント装飾は、来場者がイベントに対して抱く印象に影響を与えます。
▼イベント装飾による影響
- イベントのテーマや世界観を視覚的に強調する
- 華やかな空間を演出して来場者の体験価値を向上させる など
イベント装飾によってイベントのコンセプトや世界観が印象に残りやすくなるほか、体験価値が向上して好感を抱きやすくなります。
また、テーマ・世界観の強調や体験価値の向上は、イベントを通じた集客や売上向上、ブランディングなどにも寄与します。
イベント装飾のアイデア3選
効果的なイベント装飾の例として、3つのアイデアを紹介します。
色や特定のモチーフ、照明などをテーマに合わせて用いる方法のほか、近年発展を続けるデジタル技術の活用も有効です。
①テーマに合わせた色やモチーフを取り入れる
イベント装飾の内容は、イベントのテーマに応じて決めることが重要です。
華やかな雰囲気や落ち着いた雰囲気など、適切な装飾はイベントの性質によって異なります。テーマに合わせた色やモチーフを装飾に取り入れることで、来場者のイベントへの没入感を高めやすくなります。
また、イベントを開催する季節のモチーフを取り入れる方法も有効です。例えば、その季節に咲く花の活用が考えられます。
以下の例では、ふるさと納税というテーマと、イベントが開催された4月を関連づけて、“ふるさとの桜”のモチーフをイベント装飾に取り入れています。
▼テーマと季節感を組み合わせたイベント装飾の例
②照明で雰囲気をコントロールする
照明を活用することで、会場やブースの雰囲気を展示内容やイベントのテーマに合わせて自由に演出・コントロールできます。
照明の色によって印象が異なるため、理解したうえで使い分ける必要があります。
▼照明の色と与える印象
種類
| 色 | 印象 |
昼光色 | 青みがかった白色 | すっきりと爽やかな印象があり、はっきりとモノや文字が見えやすい |
昼白色 | 太陽光に近い自然な白色 | 明るく活動的な印象があり、昼光色よりも目が疲れにくい |
温白色 | 温かみのある薄いオレンジ色 | ほどよい明るさで落ち着いた印象があり、光の強さを抑えられる |
電球色 | 夕日のような赤みのある色 | 温白色よりも落ち着いた印象があり、リラックス感を演出しやすい |
照明は色だけでなく、使い方も重要です。スポットライトで特定の場所を目立たせたり、間接照明によって落ち着いた雰囲気を演出したりする方法が考えられます。
なお、展示会ブースの照明についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
③デジタル技術を活用する
デジタル技術をイベント装飾に取り入れると、より迫力のある演出が行えます。
加えて、最先端の技術を活用して魅力ある顧客体験を実現することで、自社のブランドイメージを向上させる効果も期待できます。
▼デジタル技術を活用したイベント装飾の例
- デジタルサイネージの鮮明な大画面で映像を流す
- AR・VRを用いて装飾の演出に動きを加える
- スマートフォンやSNSと連動するインタラクティブな装飾を設置する など
【イベントの種類別】装飾のポイント
装飾に必要なポイントは、開催するイベントの種類に応じて変わります。ここでは、性質の異なるイベントごとに装飾のポイントを解説します。
①展示会
さまざまな企業が参加する展示会では、自社や自社商材の魅力をアピールするための装飾が求められます。
自社の強みや商材のイメージに合致した装飾を施すことで、ほかのブースに埋もれず、来場者の目を引く演出ができます。
▼展示会に適した装飾の例
- 商材や展示物を目立たせるスポットライト
- 商材が一目で分かるキービジュアル
- ブランドのイメージや世界観に合致する色の装飾・照明 など
なお、展示会の装飾についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
②新製品発表会(ローンチイベント)
新製品発表会(ローンチイベント)においては、新製品の魅力やイメージに沿ったイベント装飾を用いることがポイントです。
▼新製品発表会に適した装飾の例
新製品の魅力・イメージ
| イベント装飾の例 |
環境や人体に優しい | 自然や草花をモチーフにした装飾 |
特定の季節に活躍する | 季節に合った色や花を用いた装飾 |
最新技術を使用している | デジタル技術を活用した装飾 |
新製品の魅力・イメージとイベント装飾に統一感を持たせることで、新製品のブランディングにつながります。
なお、新製品発表会についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
③周年イベント
企業の創業やロングセラー商品の販売日を祝う周年イベントには、華やかな装飾が求められます。
▼周年イベントに適した装飾の例
- 周年の数字を模したバルーン
- お祝いの雰囲気を演出する花 など
また、メイン展示とサブ展示で異なる照明・演出を用いてメリハリをつけると、来場者にさまざまな雰囲気を楽しんでもらいやすくなります。
まとめ
この記事では、イベント装飾について以下の内容を解説しました。
- イベント装飾の重要性
- イベント装飾のアイデア3選
- イベントの種類による装飾のポイント
イベント装飾は、イベントのテーマを印象づけたり、来場者の体験価値を向上させたりするために重要です。また、集客や売上向上、ブランディングなどの効果も期待できます。
イベントのテーマに合った色・モチーフ・照明を用いたり、デジタル技術を活用したりする方法が有効です。イベントの種類によっても最適な装飾は異なるため、企画内容を踏まえた装飾の設計が欠かせません。
『ビークス』では、社内外イベントの企画からブースの設計、当日の運営までトータルサポートしています。さまざまな業界でのイベントや空間デザインを支援してきた実績があり、イベントの目的に応じた最適な装飾をご提案いたします。