
展示会出展の導入事例22選|集客力を高めるブースデザインと演出のヒント
展示会の成功には「伝える力」と「体験設計」が欠かせません。製品やサービスの魅力を引き出す導線設計や照明・映像を活用した演出、印象に残る体験型ブースなど、成果につながるポイントを押さえることで、企業のブランド価値を広く伝えることが可能になります。
ここではビークスで展示会出展をお手伝いさせていただきました事例を基に、来場者にメッセージを体験として届ける空間づくりの工夫を解説します。
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目次[非表示]
- 1.目的別の展示会事例22選
- 1.1.個別展示会・プライベートショー
- 1.1.1.1.プライベートショー「NetApp」
- 1.1.2.2.PROGRAM FOR THE YEAR
- 1.1.3.3.テーマ性のある展示会ブース
- 1.1.4.4.LIXIL @ H.C.R.
- 1.2.総合展示会
- 1.2.1.5.Japan IT Week
- 1.2.2.6.CITE JAPAN
- 1.2.3.7.東京オートサロン
- 1.2.4.8.総務・経理・人事Week
- 1.2.5.9.HR EXPO
- 1.2.6.10.Fishing Show
- 1.3.業種別展示会
- 1.3.1.11.【自動車業】TOKYO AUTO SALON
- 1.3.2.12.【製造業】JIMTOF 日本国際工作機械見本市
- 1.3.3.13.【IT業】Japan IT Week
- 1.3.4.14.【物流業】関西物流展
- 1.3.5.15.【建設業】XTECH EXPO
- 1.3.6.16.【サービス業】化粧品開発展
- 1.3.7.17.【建設業】建設DX展
- 1.4.海外展示会
- 1.4.1.18.CBME(中国・上海)
- 1.4.2.19.SEOUL FOOD(韓国・ソウル)
- 1.4.3.20.CES(アメリカ・ラスベガス)
- 1.4.4.21.Aircraft Interiors Expo(ドイツ・ハンブルク)
- 1.4.5.22.世界各国
- 2.展示会事例から見える成功の共通点
- 2.1.明確な目的設定とKPIの共有
- 2.2.ターゲットを明確にしたブース設計
- 2.3.一貫性のあるブースデザインとブランド演出
- 2.4.来場者体験(CX)の最適化
- 3.まとめ
目的別の展示会事例22選
個別展示会・プライベートショー
1.プライベートショー「NetApp」

IT企業NetApp様のホテルカンファレンスにおいて、メインカンファレンスステージの空間デザインを担当。製品・サービスの特長を体感的に理解できる空間演出により、ブランドメッセージが的確に伝わり、ブランドの世界観の理解促進をサポートしました。
2.PROGRAM FOR THE YEAR

年間を通じて複数の展示会に出展する企業に対しては、個々の展示を単発で捉えるのではなく、全体を通じて一貫したブランドイメージを発信するよう工夫しています。
綿密に設計されたブランドガイドを正確に理解し、その枠組みのなかで常に新鮮な驚きを感じさせるデザインを生み出すことで、ブランド力の向上につなげます。担当者の業務負担軽減も重要なポイントで、業務を整理し、マニュアルを制作することで、作業効率の向上に努めています。
3.テーマ性のある展示会ブース

展示会での訴求テーマを明確にし、製品やサービスの魅力を最大限に伝えるための空間を演出。店舗におけるVMD(Visual Merchandising)と同じく、視覚に訴えかけるディスプレイは、より興味を惹き、足を止めていただくフックになります。来場者がストーリーを体感できるよう、導線設計や照明・映像などの演出要素を統合的に構築しました。テーマ性を持ったシーン演出を加えることにより、印象に残る展示ブースを実現しました。
4.LIXIL @ H.C.R.

「LIXIL」ブランドとして出展した国際福祉機器展にて、ブランド認知向上を目的に企画を担当しました。ガイドツアー形式での展示導線設計や目的別ゾーニングを行い、メーカーさまの商品への想いをしっかり届けられるブースに仕上げています。
普段からショールーム・展示会ともにビークスで企画設計を行っているため、実際に展示する製品はショールーム同様、水が流れる排水設備があります。仮説でありながら常設展と同じ体験ができることで、普段ショールームに来ることができない来場者にも、ブランド体験を提供しました。
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総合展示会
5.Japan IT Week

日本最大級のIT総合展示会「Japan IT Week」にて、最新ソリューションを訴求するためのブースを企画・制作。明快なビジュアル設計と導線構成により、来場者が製品の特長をスムーズに体感できる展示を実現しました。
市場課題の一歩先ゆくソリューションが魅力のサービスのため、来場者の理解の先を進んでいるという課題がありましたが、訴求軸を来場者の課題解決におくことでより多くの新規リードを獲得しました。
6.CITE JAPAN

大阪ガスグループとして、初めて化粧品原材料提供のブース出展をサポートしました。未開拓の領域でブランドロゴをしっかり掲出しつつ親和性を高めるため、「開発技術」よりもまず「化粧品原材料メーカー」であることの認知を優先し、ブース全体を設計しました。
企業として伝えたい情報は多岐にわたりますが、市場との関係性を考慮して、来場者に最も響く情報の優先順位づけが重要です。
7.東京オートサロン

自動車関連の大型展示会「東京オートサロン」に出展する企業のブース制作を担当し、ブランドの世界観を体感できるダイナミックな空間を構築しました。車両の存在感を際立たせる照明演出と導線設計を行い、配色やデザインを工夫することで来場者の滞在体験を最大化しています。
8.総務・経理・人事Week

バックオフィス関連の総合展示会にて、企業サービスを分かりやすく訴求する展示空間を設計しました。シンプルで視認性の高いデザインと明確な導線計画により、商談効率と来場者満足度の向上につながっています。
9.HR EXPO

東京ビッグサイトで開催された「HR EXPO」に出展する企業ブースの制作を担当しました。人事・採用・育成ソリューションを分かりやすく伝えるため、ブランドメッセージを視覚化した展示デザインを採用し、明快なゾーニングで来場者の理解促進を図りました。
10.Fishing Show

2007年よりフィッシング関連企業様の展示会出展を継続的にサポート。各地の会場でブースデザインから映像・カタログ制作、当日のイベント運営までをトータルで企画を手掛けています。多様なユーザー層に楽しんでいただける体験型ブースも好評です。
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業種別展示会
11.【自動車業】TOKYO AUTO SALON

音や光、映像技術を連動させ、モデルやダンサーを起用した動きのある演出を取り入れた展示ブースを設計。ブランドのラグジュアリーなイメージと会場の熱気がシンクロする空間で、認知向上と来場者の注目を集めました。
12.【製造業】JIMTOF 日本国際工作機械見本市

一つの展示会で大小あわせて100〜200小間を同時施工するプロジェクトにおいては通常以上に事前の設計段階での計画が重要です。豊富な知見と専門性を発揮し、事前の設計調整から本番運営までスムーズにトータルコーディネートしました。60mの間口を有する巨大ブースも、クライアントの意図を反映した統一感ある空間を実現しました。
13.【IT業】Japan IT Week

「世界中どこでも、安心安全、大容量を気軽に手軽に」をコンセプトに、海外輸送用の本物のコンテナを展示ブースに活用したことで、印象的な空間演出が来場者の注目を集めました。一般的に展示会では使用されない異素材を用いることで新製品の訴求力を一段と向上させることができました。
14.【物流業】関西物流展

平面的なネットワーク図を3D化し、ブースのファサード・アイキャッチ・説明機能を一体化しました。多くの企業が出展する会場で、シンプルかつ視線を惹きつける演出により、競合他社との差別化を図りました。
15.【建設業】XTECH EXPO

オンラインストレージサービスを訴求するにあたり、まだ浸透しきっていない業界への認知獲得を目指したプロモーションブースの企画提案を行いました。単純なシステム説明だけでなく、あまり関係がないと思っていたIT領域で自社業務が楽になることを体験できるよう、IT×建設業が親和性高く調和する空間をご提供。
16.【サービス業】化粧品開発展

化粧品開発展にて、専門業界向けの展示会ブースを企画から制作まで担当。製品の存在感を際立たせる照明演出とシンプルかつ視認性の高い導線設計を行うことで、来場者の関心を高める空間を実現しました。
17.【建設業】建設DX展

建設業界のDXをテーマにした展示会「建設DX展」において、最新ソリューションを効果的に伝えるためのブース設計を行いました。2024年問題という社会的な背景を盛り込み、来場者がサービスの価値を理解しやすい空間デザインを実現しました。
なお、建築・建設業の事例はこちらでも紹介しています。
建築・建設の展示会の事例3選!デザインのポイントを押さえて展示会出展へ
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海外展示会
18.CBME(中国・上海)

中国・上海で開催されたベビー・マタニティー業界の展示会「CBME」に出展するブースにおいて、企画から制作までを一括して担当。海外市場に向けたブランド訴求と、来場者の視線を捉えるインパクトあるデザインを実現しました。
19.SEOUL FOOD(韓国・ソウル)

韓国・ソウルで開催された食品関連展示会「SEOUL FOOD」にて、現地来場者の興味を引くデザイン構成と導線設計を実施。配色やデザインを工夫し、ブランドメッセージを浸透させ、訴求力の高いブースを実現させました。
20.CES(アメリカ・ラスベガス)

アメリカ・ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジー見本市「CES」において、グローバルなハイテクブランドの出展空間を企画・制作。世界中の来場者へ向けてブランドの最先端性を伝えるため、演出・構成・体験設計を統合的にデザインしました。
21.Aircraft Interiors Expo(ドイツ・ハンブルク)

ドイツ・ハンブルクで開催された航空機内装展示会「Aircraft Interiors Expo」に出展するミラー製造・販売企業のブースを、企画から施工までトータルでプロデュース。機内空間を想起させる演出とブランドメッセージの融合により、来場者に強く印象づける空間を実現しました。
22.世界各国

日本電子様では、日本国内同様のブランディングをグローバルにも展開するビジュアライズのサポートをさせていただいております。日本初のブランドイメージを海外でもしっかりと統一して表現することで、ブレないブランド認知を獲得します。
なお、海外の展示会出展に興味のある企業さまはこちらの記事もご覧ください。
ビークスでは、海外展示会のブース装飾や運営なども行っています。
展示会事例から見える成功の共通点
展示会で成果を上げる企業には、いくつかの共通した成功パターンがあります。
それは「目的の明確化」「ターゲットの設定」「一貫したブースデザイン」「来場者体験の工夫」の4つです。これらを意識することで、展示会を単なる出展イベントから「リード獲得の場」へと進化させることができます。
明確な目的設定とKPIの共有
展示会の成功は、出展前の企画段階で決まるといっても過言ではありません。目的を「新規顧客獲得」「商談化率の向上」「ブランド認知向上」など、具体的に設定し、KPI(重要指標)を数値で定義しておくことが重要です。
また、社内全体でKPIを共有し、ブースでの声掛けや資料配布などの行動指針を統一することが、現場での一貫性と成果最大化につながります。
ターゲットを明確にしたブース設計
多くの展示会では、幅広い業種や職種の来場者が訪れます。そのなかで、“誰に・何を・どのよう”に伝えるかを明確にすることが重要です。
例えば、技術系の展示会では「製品のスペックや性能を理解したい来場者」が多いため、体験デモや製品分解展示が効果的です。一方、サービス系では「導入後の効果」を重視する傾向があるため、導入事例パネルやビフォーアフター映像の展示が有効です。
一貫性のあるブースデザインとブランド演出
ブースデザインは企業の「第一印象」を決める要素です。ロゴ、色使い、キャッチコピー、展示構成などを統一し、ブランドイメージを視覚的に伝えることが求められます。
また、ブース内での導線設計も重要です。入り口にアイキャッチとなる展示を配置し、自然に説明エリアや商談スペースへ誘導する構成が効果的です。さらに、デジタルサイネージやタブレット端末を活用し、資料配布だけでなく「データを残す仕組み」を取り入れることで、来場者情報の収集効率が向上します。
来場者体験(CX)の最適化
展示会では、製品そのものよりも「体験」が来場者の記憶に残ります。
例えば、休憩できるラウンジスペースや、写真を撮ってSNSで拡散できるフォトスポットを設けることで、自然な形でブランドとの接点を増やすことができます。
こうした体験型のブース設計は、来場者の滞在時間を延ばし、名刺交換や商談への誘導をスムーズにする効果があります。
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まとめ
この記事では、展示会の事例について以下の内容を解説しました。
目的別の展示会事例22選
展示会事例から見える成功の共通点
展示会の成功は「準備」と「体験設計」にあります。事前の目的設定やターゲット分析を徹底し、ブースデザインや運営体制を最適化することで、限られた出展期間でも最大限の成果を得ることができます。
展示会出展は、企業の成長とブランディングの絶好の機会です。今回紹介した成功事例に共通する要素を取り入れ、自社ならではの魅力を最大限に伝えるブースづくりに取り組んでみましょう。
『ビークス』では、オフライン・オンラインの展示会、またはその両方を取り入れたハイブリッド展示会におけるブース設計やコンテンツ制作などの企画から運営までをトータルサポートしています。
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